常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

平成31年 初吟会

2019年01月15日 | 詩吟

Japanese Koto 春の海/Haru no Umi (Spring Sea) Composer/作曲者 Michio Miyagi/宮城道雄

昨日、恒例となっている山形岳風会の初

吟会が天童温泉滝の湯で開かれた。吟

友は、確実に一つずつ齢を重ね、どこか

元気がなくなっている様子が寂しい。また

いつも見る顔が、一人二人と見えなくなっ

ている。若人には、余り興味が持てない

趣味の世界であってみれば仕方のないこ

とか。それでも久しぶりに顔を合わせた吟

友たちは懐かしい思い出話に笑顔がはじ

け、和服の似合う落ち着いた会となった。


初吟会には、特別新しい趣向はないが、

例年楽しみにしているものの一つが、箏と

尺八の合奏である。今年の演目は宮城道

雄の「春の海」。昭和4年に作曲したもので

箏と尺八の二重奏曲である。瀬戸内海を

旅行した折、電車に乗っていた人の会話

から桃の花の咲く様子や海の様子を想像

して作曲した。来日したフランスのヴァイオ

リニスト、ルネシュメーと尺八部分をヴァイ

オリンに編曲して道雄と合奏し、国際的な

高評価をえることとなった。軽やかな箏の

音に合わされた尺八の響きは、新春にふ

さわしい演出となった。ユーチューブに公

開されている同じ曲を共有させていただ

いている。この曲を聴いて、新春の雰囲気

に浸ってほしい、


初吟会には出し物の一つに、各地区の代

表による独吟が披露されるが、今年は初

めて私が拙い吟だが、「あらたまの 本居

宣長」を披露させていただいた。

 

 

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