常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大雪

2019年01月29日 | 日記

節分まであと5日、雪のないまま

大寒が終わるかと思っていた矢先

大雪になった。

但し、気温は低くない。大粒の

ぼた雪である。数時間で20㌢ほど

降ったような気がする。冬の終り

を告げる春先に降るような雪だ。

 

永井荷風の断腸亭日乗、

昭和16年1月25日の記事に

夕方より空くもりて風俄かに寒し。

やがて雪ならんか。人の噂にこの頃

東京市中のいずこの家にても米屋にて

も米少なし。

との記載がある。その原因はドイツの

軍用に使う糊にするため、輸出している 

ためと書いている。

 

この年の3月、私はこの世に生を享ける

ことになるが、世界は戦争という渦巻へ

巻き込まれようとしていた。

時代がどう変化しようと、地球の四季の

営みに変わることはない。


倭は国のまほろばたたなづく

青垣山ごもれる倭しうるわし

古事記に見えるヤマトタケルノミコトが

自らの死を悟って詠んだ望郷の歌である。

 

 

コメント
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