常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春遠からじ

2019年01月25日 | 日記

大寒も一週間を過ぎれば、

節分が視野に入ってくる。居座っている

寒気も、日の光も時に春を予感させる。

日没が日に日に長くなり、朝の目ざまめ

も、少しだけ早くなっている。

 

冬来たりなば春遠からじ。

この季節、誰もが想起するこの詩句は

イギリスの詩人シェリーが、イタリアの

激しく吹く西風に寄せて謳ったものだ。

 

すっぽりと列島をおおい尽くす雪雲の

なかで、人々は春への思いを強くする。

遠野の里には、里の子どもたちが

岡へ出て、雪の上で橇遊びする。小正月の

ころ、夜雪女が出るから、早く家へ

帰れと戒められた。

雪国では、雪の上で遊びながらじっと

春を待った。

 

コメント (3)
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