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起き上がれずにいるのを2匹見つけた。そっと手にとって起き上がらせてやると、生きかえったように飛び去った。これから、蝉の大合唱が始まるが、蝉が生きているのは土を出て、長くて三週間であるらしい。成虫になるまで、地中で6年もかかるのに、あまりに短い生だ。蝉が教えてくれるものは、死と無常の姿だ。山折哲雄が「無常」について語っている。
無常には三つの考え方がある。
①地上に永遠なるものはひとつもない
②形あるものは必ず壊れる
③人は生きて、やがて死ぬ
この社会は、生きることに光をあて、死をあまり意識しないようすることを優先してきた。そのやり方が不透明になってきている。「メメントモリ」の考え方を取り戻すことが、ますます重要になってきている。
ハーブをベランダで育てて、花が楽しめるようになっている。ラベンダーやミントの香りが、気持ちを平穏にしてくれる。アロマの香りに包まれて、夜の睡眠が深くなった。薬の力で眠り、血圧を下げる生活がだんだん疑問になってきている。それよりも、目覚めとともにベランダのハーブの元気を確かめ、水やりをしながら、花の香り楽しみ、ハーブティーでくつろぐ。朝日を浴びて散歩を終え、部屋の掃除をゆっくり。ラジオ体操の体幹の筋トレ。味噌少なめの味噌汁にはワカメとキノコ、チーズとカキ貝。玄米とひよこ豆入りのご飯。一の朝はこうして過ぎていく。