
五月は初夏を感じる一番過ごしやすい季節。今朝蕾だったジャスミンの花が開いた。思わず朝食前に、ほかの鉢の手入れや育ったローズマリーを大きな鉢に移した。チェリーセージの赤い花も咲いている。今年のベランダはハーブの鉢に変わった。
小さな苗が日ごとに育っていくのを見ることに楽しさを感じている。老いの楽しみと言える。老いることは、生きる楽しみを一つずつ諦めていくことだが同時に気づかなった小さな楽しみを見つけることでもある。ベンジャミン・フランクリンの言葉。
人間の幸福というものは、時たま起るすばらしい幸運よりも
日々起って来る些細な便宜から生れる
プルーストの『失われた時を求めて』を読み通そうとして30年、五度ほど挑戦したが、その都度3巻読み進めるのが精一ぱい。筑摩文庫全10巻は本棚の隅で眠ったままだ。最近見つけた星新一のショートショート全1000話。こちらは寝る前に一話ずつが楽しめる。長編からショートへ、これも老いの楽しみだ。このショートはスマホのイヤホンで一、二話楽しみながら眠りにつくこともできる。旅のかわりにスマホで楽しむ「絶景事典」。絶景写真につけられた小文で、臨場感を手のひらでゲット。テレビも乗り鉄旅の絶景を見ることが多い。ニュースは刺激的なものや詐欺事件、事故の写真ばかりが写って見たくない。
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