常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

山茶花

2022年11月30日 | 日記
朝の深い霧のなかで、山茶花が咲いている。花のない季節、この花の存在でほっと心が癒させる。11月も今日で終わり、思えば色々なできごとがあった一年である。ひ孫の動画が来た。つい3日前に見たのだが、腹這いのハイハイの姿勢で、顔や足を持ち上げている。昨日、FBに成毛眞の投稿があった。大西康之『流山がすごい』。人口増加率全国一を続けている街の魅力が語られているらしい。そのド真中に住まいを構えた孫たち。充実した子育ての時間を過ごしてほしい。何か不思議な偶然を感じている。

山茶花の八重咲く白さかげりても 小沢満佐子

11月最後のウォーキングは日没ころになった。北風が吹いて、手袋なしでは冷たい感じだ。寒気が降りてきて、山はもちろん平地でも雪の予報が出ている。師走の声を聞くと、辺りが雪に覆われていく。タイヤはもう冬に換え、ベランダの植物も室内に取り込んだ。冬に備えて、心も身体も切り替える。毎日食べる果物と野菜。夕食には、温かいおでんや鍋物。蒲団を暖かくして、ぐっすり眠る。今年の冬はどんな楽しみが待っているか。

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流山おおたかの森

2022年11月28日 | 旅行
千葉県流山、おおたかの森。ここはその名のように、鷹の棲む森であった。何もなかった広い森が、東京のベッドタウンとして急発展している。雲ひとつない冬晴れ。ホテルの窓からくっきりと富士山を見て感動。かって江戸の人たちが、こぞって富士詣でをして気持ちも理解できる。市はこの街を、子育てをしやすい場所にと、保育の環境づくりに力を入れている。産休をもらっている孫は、もう産休明けから、ひ孫を保育園に入る予約を完了している。マンションの一階に、保育所が設けられている。出勤の時に預けて、帰りに連れて一緒に帰宅することが可能だ。

ここは昨年、孫の結婚式で泊っているが、ビルの建設が進み街の様子はすっかり変わっている。駅前に駐車して、ホテルを探すがなかなか見つからない。近所の店で聞いても、ホテルを知る人はいない。ふと上を見上げると、ホテルのロゴが見える。娘も久しぶりに来て、道に迷う有様だ。

孫を身近に初めて見る。実は、知らない人を見て、泣かれるのではと、内心心配していた。乳児の眸は、澄みきって何のくもりもない。その目で、じっとと見つめている。5分も見つめていたであろうか、口を開いて笑顔になった。遠い道のりの疲れも吹き飛ぶ瞬間だ。一度笑うと、笑顔が絶えなくなる。しばらくして、目が他へいくと、またあの眸で見つめてくる。顔を識別して、記憶にとどめようとしているのであろうか。この時から3日間、ひ孫を見、写真に収めて楽しい時間を過ごした。あと一週間もすると、離乳食が始まる。

高速を使って5時間余り、車で千葉に来るのもこれが最後。足が不自由な妻を連れて来るのも最後の機会かもしれない。娘も孫も、これからは皆で山形へ来ると言う。一年を締めくくるように来た千葉でひ孫や孫たちからたくさんの元気をもらった。食事の店は、ずっと満席。七五三のお祝いをかねた集まりで大勢の人で賑わっていた。
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ひ孫に会う日

2022年11月25日 | 日記
寒気が去って青空が広がった。気持ちのいい朝だ。ゆうべの睡眠指数は84。体調もいい。寒さに強い菊が、きれいな花を咲かせていた。一方で、公園の紅葉は、半分以上葉を落した。こんな歌が、心を打ってくる。

おほかたの冬木がみするいとなみの
さはやかにして時をたがへず 大岡博

冬木の営みとは、しだいに葉の色を変え、やがて根の周りにうずたかい落ち葉の山を築く。ある木は、実を次第に赤くそめて、鳥が運ぶのを促す。鳥の腹のなかで糞をまとい、森のなかで新しい木の芽を生じさせる。生きるものすべての営みは、種の存続につながっている。

今日、ひ孫に会いに行く日。その笑顔にふれて、元気をもらいに。 
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深呼吸ストレッチ

2022年11月23日 | 日記
冷えこんだ。空き地の雑草に、霜が降りていた。寒い朝でも、身体を動かすと温まり、朝散歩もさほど負担にならない。ラジオ体操、筋トレが朝のルーティンになっている。昨日、ブックオフで見つけた『深呼吸ストレッチ』を読んで
新発見をした。この本はサッカーの内田篤人と大迫勇也が監修したものだが、ストレッチを行う時の呼吸法が解説されている。アスリートの呼吸法を学ぶこともいいことかも知れない。強調されているのは、ストレッチでは複式呼吸を
採用すべきという点だ。

人体の内臓は左右対称になっていない。位置も、大きさも、重さも違う。そのためバランスをとるためには、筋肉で支えるようになっている。呼吸に使う横隔膜に偏りが生じると、身体のバランスが崩れる。正しい呼吸で、つまり複式呼吸で筋肉をバランスよく使えるようになれば、身体のバランスも整う。複式呼吸は、以前習ったヨガや、詩吟の発声でも使う呼吸法だ。ストレッチでこの呼吸法を使うのは、自分にとって新しい発見だし、身に着けている呼吸法の活用ということになる。

基本の前屈ストレッチでは、立位で手を前に組んで吸う呼吸3秒。このとき、吸った息で腹がふくれる。手を下して前屈、吐く息は6秒。口をすぼめて吸うときの倍の時間をかけて吐き切る。手は床につけば理想だが、途中でもOK。この前屈を4回、毎日行うことで、腰痛の改善、脚のむくみ解消、猫背の改善が期待できる。

複式呼吸にはまだまだ良い点がある。胸式の呼吸に比べて倍の酸素を肺に取り込むことができる。酸素は血流によって全身の細胞へ送られる。細胞でエネルギーが生まれ、筋肉を十分に動かすことが可能になる。逆に酸素が行きわたらずに酸欠状態になると、筋肉が動かせず血行も悪くなる。疲労のもとになる乳酸を運ぶ効率もわるくなり、疲れてしまう。

早い呼吸では、交感神経が優位で運動も活発。運動後のクールダウンでは、遅い呼吸で、副交感神経が優位となる。呼吸を意識することで、脳がどちらの神経を使うか判断し、スイッチを切り替える。登山など長い運動では、呼吸によって脳をコントロールする。首や肩こりに効くストレッチが紹介されている。首を横へ向けて、浮き出た一本の筋を確認。筋をゆっくりやさしくつまむ。この動作を5回。首のこり、肩こりの解消が期待できる。

ブックオフで220円で見つけた本は、新しい発見の山だ
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初冬

2022年11月22日 | 日記
11月はもう20日以上が経ってしまった。こんなに日が経つのが早く感じるのは、生涯でもはじめての経験だ。昨日、車のタイヤを冬のものに換えた。合わせて6ヶ月の点検も。週末、ひ孫の顔を見に行くための準備だ。冬を迎えて、木の実が赤さをましている。ふと開く句集がたまらなく懐かしい。

ひといつかうしろを忘れ小六月 飯田龍太

畑を止め、外の作業は減っているのに、心のどこかで11月は忙しない。雑木林にうず高く積る落葉を見ると、やはり冬じまいが、身についた習性なのか。落ち葉を集めて、火をつけると、昔口ずさんだ童謡を思いだされる。

「さざんかさざんか咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉たき」この歌からは、焼き芋のいい香りが漂ってくる。立冬の前の、貴重な小春日。なすこともない身ではあるが、飯田龍太の句に逆らうように、過去の記憶が浮かんでくる。
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