昨日の函館は3年振りの真夏日だった。
じっと座っていても体中から汗が噴き出し、だるさを感じた。
函館は、左右(東西)が海という地形が影響しているせいか、真夏日到来が珍しく、そのために体の準備ができていない。
クーラーの全道普及率は分からないが、函館の一般民家に限れば、1割ほどかと推測できる。
では、これ以外の防暑対策は?
答えは扇風機。でも、昨年も一昨年もその出番はなかった。
「お父ちゃん、夕食はラーメンでも食べに行きましょうか?」。
食事の支度では手を抜かないミケではあるが、昨夜は流石に火を使うのは「ご免」という状況に理解ができた。
「いいねー。行きましょうー!」。
お願いしたのは「辛味噌ラーメン(写真)、塩トンラーメン、餃子」。
席からは、松倉川の流れが津軽海峡とぶつかる地点を見下ろせる。見ているだけで涼しさ満点だ。
家から持って行った「冷やし濡れタオル」。
これが、食べてる最中に噴き出す汗、汗の大洪水をふき取るのに大活躍。
ミケの優しい心配りだった。
「おいしかったね、お父ちゃん!」
「本当だね。2月以来だもんね!」。
すでに空には、星が光り輝いていた。