梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

蝉の鳴き声と夕立

2011-07-28 15:25:10 | 雑記
今年の遅かった蝉の声がやっと先週位から聞こえ出した。
もう東京に来て45年を過ぎたので油蝉の声に違和感が無いのだが、私の生まれた静岡は箱根以西で油蝉ではなくクマゼミの生息域だ、
報道によると最近は箱根以東でもクマゼミが鳴くことが多くなったと聞いたが東京では未だ聞事がない。
素潜り友は宮城県の生まれでクマゼミを焼津で始めて聞いたときは「うるせえ!」と大分怒っていたが自分は(ああ、せみは此れだったな)と思ったものである、
もう独り永い付き合いの友人は山梨だが夏の静岡に一緒に行くことも有ったが何も言わなかったな、富士山の裏側だが富士川沿いに開いているからクマゼミなのかも知れないが10何年か前に本栖湖から身延に降りる道で5月にせみの声を聞いた事があって「随分早いな」と話した記憶が有る、今考えるとクマゼミでも油蝉でもなく日暮だったような気がする、何かの本で「東京の漫画家の蝉はミーンミンと書かれているが箱根以西の漫画ではシャワシャワシャワと書いてある」と読んだので試しに一時流行ったドクタースランプを見たら確かにシャワ々で誰だったか忘れたが東京の漫画家はミーン々だったのに妙に関心をした、
子供の頃の夏も暑かったが今ほど湿気が無かったような気がする、しかし子供の頃だから遊ぶ事に一生懸命で疲れきって寝てしまうので感じなかったのかも知れない、半ズボンとランニングのお決まりの格好で雨戸を外した畳敷きの上に寝転がって蝉の声を聞きながら昼寝をするのが実に気持ちよかった。
晴れると必ずといって良いほど夕立が降った、雲が立ち上がり急に暗くなると雷が聞こえ、風が吹き始める、やがてすっかり暗くなった空から滝の様に振り出すのだがくっきりと境目が付く様に本当に滝が移動する様に降る、夕立の雲と競争して軒下に逃げ込むと未舗装の道路の乾いた土埃を巻き上げる様に雨が通過する、本当に「通過する」のだ、
江戸時代は「江戸の夕立は馬の背をも分ける」と言われた物だが最近ではあまり見なくなった、
しかしラジオで聞いていると「夕立で浸水が」と言う様な放送もあるから若しかしたら此処が城南地区の為で北部は未だそう言う夕立が有るのかも知れない、
そんな時は申し訳ないが暑い日の夕方だとはうらやましく思える事も有る


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