梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ロシアの第2次世界大戦に対する主張は

2011-02-18 08:16:45 | 雑記
ロシアの情報局長と言う人物から「日本は第二次大戦の結果を認識しなければ行けない」と言うコメントが出た様だが日本人の認識は第二次大戦は昭和20年8月15日に天皇の名で「無条件降伏」を受理した時点で終結していると認識している、同時に武装解除をして北方前線も南方前線も引き上げを開始している、しかしロシアが日露不可侵条約を無視して攻撃を開始したのは其れから3日後である、此れは連合国側にも記録されている筈で日本の降伏は1945年8月15日の筈である、
この認識が間違っているとは思えないし敗戦した国がその様な記録の誤記をするとも思えない。確かに降伏文書の調印は同年9月には言ってからだが8月30日には占領軍のマッカーサーが厚木に来ていることを見ても明らかだ、その後の連合国側とソヴィエト軍の交渉自体北方の占領は決裂している、
この事実を明示する事が外交的には拙いのだろうか?「許しがたい行為だ!」と声を荒げて発表するよりこの事実を文書としてロシアに提示し「帰国の記録はどうなっているのか?国際的な事実記録との整合性を表明して欲しい」と言う様な事は難しいのだろうか、
浅識の我々は外交と言う物の基本的な問題は解からないが一般国民の感情としては「北方4島は歴史的に見ても地理的に見ても我が国の領土だ」と言う事であり、ロシアの言っている事はどうしても納得が出来無いと言う事である、
其れが単に感情的な問題で無条件降伏をした敗戦国は切り取り自由だと言う事だとは国際通念的に納得が出来ない、連合国の主体であり日本が宣戦布告した相手のアメリカですら沖縄と小笠原諸島は日本に変換している、
無論「日米安全保障条約」と言う条件が付いていたし未だに沖縄はアメリカ基地その物では有るが国としては日本の統治である、
しかしロシアは「4島は歴史的に我が国の領土」(此れは今回は出なかったらしいが)「敗戦処理でロシアの領土になった」と言っている、日米は水面下で沖縄・小笠原返還交渉には「安保」がセットだったとしても返還はされているのだ、
現ロシアの言うのは「占拠した島を返還は出来ないが友好条約は進めろ」と言うのは国民感情として承諾は出来ない、
最低限「友好条約」と「4島返還」はセットである、「先ず、返還が先だ」と国内外にアナウンスをしても水面下でその様な交渉は可能だろう、ロシアにも強大化する中国の脅威は拡大している筈である、「敵の敵は味方」と言う、
外交は戦争を回避する戦術だ、現政権に此れを求めるのは不可能に近い、
官僚に今まで培った物が有るなら自分の既得益を考える前に「日本」の損益を考えて貰いたい、
其れでこそ「日本を背負うのは我等」と言う事が彼らの「誇」、プライドなのではないか。


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