金曜日、仕事から帰ったら女房が沈んだ顔で座っていた、「どうした?」と聞いたら「やっぱり医者から聞いていたんだって」と言って涙を流した、義理の姉が入院したのは確か5月の連休少し前、その時に聞いた話は「首のリンパ節に腫瘍が見つかったから検査入院だって」と言っていた
私はこの話を聞いた時に(持って後半年か、長くて1年だな)と直ぐに思ったのだが「大丈夫だよね」と言う女房に「検査の結果が出れば解るよ」と言っておいたのだったが、
その後半月に1度程度入院し1日か2日で帰ってくる事を繰り返していた、女房は「他には見つからないと言っていたから大丈夫だよね」と自分に言い聞かせるように言っていたがリンパ節に癌が出れば全身転移は短時間で広がる、
その後2週に一度位姉の所に行っていたのだがあの日何か気に入ったバッグが有って女房が姉に「買いなよ」と言ったら「半年しか無いのに買ってもしょうがないでしょ」と言われたと言う、姉は「知ってたと思ってた」そうだが本当に気丈な女性なので全く解らなかったと言う。
思えば本当に私の周りの人達はどんどん逝ってしまう、こんなに平均寿命が永くなったと言うのに皆70歳になる前に逝ってしまうのだ、
時々(自分に関係をすると早く死んでしまうのか、)と本気で考える事もある、無論そんな非科学的な事を信じる訳も無いが酔った時そんな事を考えると(もしそうなら俺から連れて行ってくれれば良いのに)と本当に考える。
今自分が逝ったとしても自分としては何の未練も無い、無論生きる事に手抜きをする気は無いが生れ付き貧乏の家庭に生まれたので生きて行くのに貧乏が辛いと感じた事は殆ど無い、サミーディビスJrじゃないが略最低のところからだったので人生は何時も上向きだった。
12歳で母親が死んで17歳で父親、義兄が24歳で次兄が26歳頃と次々逝ってしまったが15歳まで父親と2人で2年ほど生活をしていたがその後ずっと1人暮らしだったので別れの辛さと言う物があまり記憶に無い。
しかし女房と暮らして30年近くになるので女房だけは辛いだろうと思うがそれ以上に一緒に暮らしていた義母が10年程前に他界し、6年程前に女房の兄が66歳で他界した時の女房の悲嘆が痛いほど感じたがそれでも自分が何とか側に居たのだがもし私が逝ってしまったら女房はどうなってしまうんだろうと思うとその事では(そう簡単に死ぬわけには行かない)と思う。
女房は今64歳、義姉は確か69歳だったと思う、又今週会いに行くという、義姉が最近携帯のメールを覚えて先日メールに「ごめんなさい」と言う動画が付いていたらしい、聞いたら「解らないで弄っていらそんなのが付いてしまったが消し方がわからないからそのまま送った」と言って笑っていたと言う。
既に抗癌剤を投与するしかないので自由に外出しているらしい、体力が衰えているが一緒に近くの店で食事をしたり買物をしているらしいが宣告された残る日数は後4ヶ月程度、本人とそれを知ってしまった姉妹はどんな顔をしてどんな会話をしているのだろうか、
家では女房は殆ど今までと変らない表情で暮らしているが恐らく心の中は暗澹たる物だろう、
今、かなり苦しい状況にある我が家だが何とか義姉のしっかりしている内に「妹の事は安心して」と言える様に臨むしかない
私はこの話を聞いた時に(持って後半年か、長くて1年だな)と直ぐに思ったのだが「大丈夫だよね」と言う女房に「検査の結果が出れば解るよ」と言っておいたのだったが、
その後半月に1度程度入院し1日か2日で帰ってくる事を繰り返していた、女房は「他には見つからないと言っていたから大丈夫だよね」と自分に言い聞かせるように言っていたがリンパ節に癌が出れば全身転移は短時間で広がる、
その後2週に一度位姉の所に行っていたのだがあの日何か気に入ったバッグが有って女房が姉に「買いなよ」と言ったら「半年しか無いのに買ってもしょうがないでしょ」と言われたと言う、姉は「知ってたと思ってた」そうだが本当に気丈な女性なので全く解らなかったと言う。
思えば本当に私の周りの人達はどんどん逝ってしまう、こんなに平均寿命が永くなったと言うのに皆70歳になる前に逝ってしまうのだ、
時々(自分に関係をすると早く死んでしまうのか、)と本気で考える事もある、無論そんな非科学的な事を信じる訳も無いが酔った時そんな事を考えると(もしそうなら俺から連れて行ってくれれば良いのに)と本当に考える。
今自分が逝ったとしても自分としては何の未練も無い、無論生きる事に手抜きをする気は無いが生れ付き貧乏の家庭に生まれたので生きて行くのに貧乏が辛いと感じた事は殆ど無い、サミーディビスJrじゃないが略最低のところからだったので人生は何時も上向きだった。
12歳で母親が死んで17歳で父親、義兄が24歳で次兄が26歳頃と次々逝ってしまったが15歳まで父親と2人で2年ほど生活をしていたがその後ずっと1人暮らしだったので別れの辛さと言う物があまり記憶に無い。
しかし女房と暮らして30年近くになるので女房だけは辛いだろうと思うがそれ以上に一緒に暮らしていた義母が10年程前に他界し、6年程前に女房の兄が66歳で他界した時の女房の悲嘆が痛いほど感じたがそれでも自分が何とか側に居たのだがもし私が逝ってしまったら女房はどうなってしまうんだろうと思うとその事では(そう簡単に死ぬわけには行かない)と思う。
女房は今64歳、義姉は確か69歳だったと思う、又今週会いに行くという、義姉が最近携帯のメールを覚えて先日メールに「ごめんなさい」と言う動画が付いていたらしい、聞いたら「解らないで弄っていらそんなのが付いてしまったが消し方がわからないからそのまま送った」と言って笑っていたと言う。
既に抗癌剤を投与するしかないので自由に外出しているらしい、体力が衰えているが一緒に近くの店で食事をしたり買物をしているらしいが宣告された残る日数は後4ヶ月程度、本人とそれを知ってしまった姉妹はどんな顔をしてどんな会話をしているのだろうか、
家では女房は殆ど今までと変らない表情で暮らしているが恐らく心の中は暗澹たる物だろう、
今、かなり苦しい状況にある我が家だが何とか義姉のしっかりしている内に「妹の事は安心して」と言える様に臨むしかない