梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

移民とナショナリズム或いはネオナチ

2011-08-20 14:48:55 | 雑記
ノルウェーで起きた大量無差別殺人、犯人から言わせれば「無差別では無い」と言うのかもしれないが根底には流入する移民問題が有ると言う、誘発は失業率の問題だがそれが排他的な「ネオナチ」の様な風潮に動いた、この問題は今欧州全土に広がりつつあるらしい、
移民する側は大体中東・アフリカ・東南アジアでありある種「南北問題」とも言えるのではないか、
アメリカが南米からの流入問題を抱えているのは移民では無く不法入国の問題だから若干意味が違うだろうが、アメリカが「移民を問題」にしたら其れはしゃれにもならない、元々あの大陸に住んでいた人種は殆ど居ないのだから、
日本は排他的で移民を受け入れない国だが結果的には正しい選択だったともいえる、無論倫理的な精神論を無視しての政治的安定国家維持と言うレベルの話だが、
受け入れる国の倫理として拒まずと言うのは正しいし世界中が国境を無くして自由に行き来できるのが理想だが経済的に逼迫してくればどうしてもこう言う反応は避けられないだろう、全てがコスモポリタンにはなれないのは当然だ。
移民する側は「こちら側に行けばもっと良い生活が出来るのでは」と言う事が主だった理由だろう、先進国から発展途上国に移民する人達が極端に少ない事を見ても充分解る、
しかし民族は固有の文化を持っている、特に食生活と宗教は言語以上にその個人を形成している、当然その事は軋轢の原因になるがコロニー的に偏った場所が出来ると当然の様にその他の社会との軋轢は避けられないだろう、
果して移民を受け入れる事が社会と言う単位を民族と言う単位と置き換えた時にその選択は本当に正しいかどうか判断は難しい