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梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

アメリカ国債の格付け

2011-08-09 08:17:34 | 雑記
アメリカ国債が3A-に格下げになったと言う事で影響が大きく報道されている。
しかし、アメリカ国債とアメリカ経済がトリプルAだと言う事事体かなりおかしいだろう、
国債は日本の会社で言えば社債と言うことだが解りやすく言えば「手形」である、支払期日になったが買い戻す資金が無いので又手形を切って此れを担保に借金をし前の手形を落とす、
手形担保融資である、こう言う会社に対して金融機関が「優秀で安定した企業である」と評価するわけは無い。
手形発行の原資は会社資産だ、1つはその企業の実績と将来性だがアメリカにはどんな実績企業が有るのだろうか、世界でトップだった自動車産業は数年前に倒産まで追い込まれ辛うじて今回の震災特需で返り咲いた程度、電気は全くと言っていいほどブランドメーカーは無い、
コンピューターとソフト、エンターテイメント位だろう、後は農業だが従事する割合はそれ程無い
マッチポンプで稼いできた軍需産業も世界の安定化で陰りが出てきている、能天気な借金消費と言う内需も当然冷え込んできている、この会社にどの程度の評価をするのか、
通常日本で大きいのは不動産だが国家では不動産の持ち主は国民だ、いわば社員の財産だからそう簡単に担保の処分は出来ない、債務超過で担保も無く将来性の高いと言っている事業はファンドマネージメントと言う相場士集団だ、
此れで格付けが「AAA」と言う事が過去10年以上続いている事がおかしいだろう、格付け会社と言うシステムはアメリカ発祥で大手3社はアメリカにある、アナリストは世界中に居るそうだが実際に格付けする本部はアメリカ本土だ、
影響力が大きいので「株」で言えば仕手戦のような事を堂々と出来る、物によってはインサイダーと思えるものも有る、格付け会社はFRBの出向機関だと考えるとわかりやすい、
そろそろ冷静に格付け会社に格を付ける時期だろう、あのリーマンショックを起こしたリーマンブラザーズが格付けでどう言う位置に居たのか考える必要がある。