梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

米の先物取引

2011-08-08 12:32:08 | 雑記
米の先物取引が始まったが此れには大反対である、
今国際的にも国内的にも資金は大きく偏在する、国際的にはいわゆるファンドマネーでありその金額は中堅国家の予算に匹敵する、経済の停滞でこの巨大資本は行き先を求めており利益誘導の可能性の有る場所に怒涛の如く流れ込んでゆく。
原油相場・穀物相場に止まらず為替相場まで揺り動かしてしまう、
原油相場は生産調整が可能で多少の抵抗が出来るが穀物相場は天候に大きく左右される、
有り余る資金を持って厳しい経営状況に有る生産者から将来の成果を買い叩き、市場の多くを手にした後大きな利益を乗せて売り抜ける、
此れを企業がやれば独占禁止法に抵触するが先物は「リスクも存在するから」か規制は無い。
日本の農業は食糧法で保護されている分多くの規制が掛かっている、民主党も直接給付と言う補助金を出して農業を守っているはずである、この方と先物取引は矛盾する。
先物取引と言うのは実質経費とは全く関係なく思惑で資金投入をする、いわば証券取引か先物相場と言う「商品」と言う部類になる、終戦後の混乱期に赤いダイヤとか黒いダイヤと言われた相場で何が起きたか思い出してもらいたい、
バイオ燃料が持ち出されコーンの先物価格が大きく上昇しコーン栽培の国で食料が不足したと言う話も未だ記憶に新しい、先物取引はずべて廃止するか変動幅を上下20%程度に限定する事がこれからの経済を一般人の為に安定的に進める事が望ましい。