北海道泊原発が再開する。この報道は知事の利益誘導も思わせる方向の報道が有るがこれも余り宛にはならない。国民的なコンセンサスは脱原発に向いているのではないかと思うのだが国民総意に従っている筈の政府はどうも推進の方向に思えるが兎に角マスコミ報道が全く信用出来ないのは本当に困る、
脱原発・原発推進には幾つかの問題点があるのだがどうも噛合っていない様だ
第一には「原発の安全性」と災害に対する対策だろうが政府と電源各社は「この災害を参考に更に安全に対処するから大丈夫」だと言う回答しか見えて来ない。
今までも「震度7まで想定した耐震構造だから大丈夫」「津波は3mまで想定しているから大丈夫」と言って来たが実際には震度6強でかなりの被害は出し津波は7mを超えた、
此れで電源が全て喪失した事が今回の大事故になったと思うが、「今度は7mまで対処するから大丈夫」と言うのは「今回の被災以上の災害は無い」と言う前提条件だが東日本震災以前の想定は簡単に敗れた、この災害以上が起きないと言う補償は全く無いのだ
しかも「安全対策を万全に」”した”訳ではなくこれから”する”と言う事だ、この事に関して明確な回答は無い。
第二に国と電源各社が持ち出しているのは「電力が不足すると経済に大きな影響を与えるから」と言う事だが此れは無論前項の問いに関しての回答ではない。
電力が不足するからと言う事も今年の猛暑でも東電管内では90%を超えていない、しかも東北電力に240万kWの融通すらしている、この件に関してはさすがに東電から「更なる協力を」と言う程度のトーンになったが未だ経済学者では「電力の不足は経済と産業に多大な負担を掛ける」と言う人も居る。
この事に関して電力不足ではないのでは無いかと言う問いにに対する具体的な数字を出しての反論は未だ聞かない。
第三に「原発はクリーンで経済的な発電だ」と言う。クリーンと言うのを事故が無いと言う大前提でだとしても使用済み核廃棄物はクリーンとはかけ離れた物でその処分法も決まっていない、こう言う意見に明確に答えなければ議論にはならないのではないか
「経済的な」と言うコストだが原発を維持する為に設置自治体に支払う直接補助金だけで年間1兆円だ、今回の事故で更にかさ上げをしている、原発は「火力発電所」の建設コストの数十倍のコストが掛かるうえ原子炉は定期的なメンテナンスが厳しく決められている
エネルギー庁の原子力部門、原子力安全委員会の経費、広報に掛かる費用全て原発が無くなれは不要な経費だ、LNG・原油のコストは見掛け上のコストでイニシャルコストと間接経費(此方の方が大きい)を入れたら全く安くはない、前項の放射性廃棄物の保管と処分の経費は全く未知数だ、
此れに関しても数字を出して「この数字はおかしい、だから原発の方がローコストだ」と言う話は聞かない、
そして何より解らないのは「何故、此処までして原発維持に政府が拘るのか」と言う事だ、
経済界は基本的エネルギー政策が変れば経済マップは大幅に変るので必至なのは解る(正しいと言う事では無い)が政府は国民の総意とそのコストを考えても拘泥する必要は無いような気がするのだ
暑い日ももう少し、芙蓉が咲き始めた
酔芙蓉は此れから日が差し始めると徐々に色を変える、ほんのり色づいた美人の肌の色、花のそそとしたたたづまいと微醺を漂わせ暗くなる頃に崩れてしまう、そんな色香の女性には未だ遭った事は無いのは残念だ
脱原発・原発推進には幾つかの問題点があるのだがどうも噛合っていない様だ
第一には「原発の安全性」と災害に対する対策だろうが政府と電源各社は「この災害を参考に更に安全に対処するから大丈夫」だと言う回答しか見えて来ない。
今までも「震度7まで想定した耐震構造だから大丈夫」「津波は3mまで想定しているから大丈夫」と言って来たが実際には震度6強でかなりの被害は出し津波は7mを超えた、
此れで電源が全て喪失した事が今回の大事故になったと思うが、「今度は7mまで対処するから大丈夫」と言うのは「今回の被災以上の災害は無い」と言う前提条件だが東日本震災以前の想定は簡単に敗れた、この災害以上が起きないと言う補償は全く無いのだ
しかも「安全対策を万全に」”した”訳ではなくこれから”する”と言う事だ、この事に関して明確な回答は無い。
第二に国と電源各社が持ち出しているのは「電力が不足すると経済に大きな影響を与えるから」と言う事だが此れは無論前項の問いに関しての回答ではない。
電力が不足するからと言う事も今年の猛暑でも東電管内では90%を超えていない、しかも東北電力に240万kWの融通すらしている、この件に関してはさすがに東電から「更なる協力を」と言う程度のトーンになったが未だ経済学者では「電力の不足は経済と産業に多大な負担を掛ける」と言う人も居る。
この事に関して電力不足ではないのでは無いかと言う問いにに対する具体的な数字を出しての反論は未だ聞かない。
第三に「原発はクリーンで経済的な発電だ」と言う。クリーンと言うのを事故が無いと言う大前提でだとしても使用済み核廃棄物はクリーンとはかけ離れた物でその処分法も決まっていない、こう言う意見に明確に答えなければ議論にはならないのではないか
「経済的な」と言うコストだが原発を維持する為に設置自治体に支払う直接補助金だけで年間1兆円だ、今回の事故で更にかさ上げをしている、原発は「火力発電所」の建設コストの数十倍のコストが掛かるうえ原子炉は定期的なメンテナンスが厳しく決められている
エネルギー庁の原子力部門、原子力安全委員会の経費、広報に掛かる費用全て原発が無くなれは不要な経費だ、LNG・原油のコストは見掛け上のコストでイニシャルコストと間接経費(此方の方が大きい)を入れたら全く安くはない、前項の放射性廃棄物の保管と処分の経費は全く未知数だ、
此れに関しても数字を出して「この数字はおかしい、だから原発の方がローコストだ」と言う話は聞かない、
そして何より解らないのは「何故、此処までして原発維持に政府が拘るのか」と言う事だ、
経済界は基本的エネルギー政策が変れば経済マップは大幅に変るので必至なのは解る(正しいと言う事では無い)が政府は国民の総意とそのコストを考えても拘泥する必要は無いような気がするのだ
暑い日ももう少し、芙蓉が咲き始めた
酔芙蓉は此れから日が差し始めると徐々に色を変える、ほんのり色づいた美人の肌の色、花のそそとしたたたづまいと微醺を漂わせ暗くなる頃に崩れてしまう、そんな色香の女性には未だ遭った事は無いのは残念だ