梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

消費税以外の選択は?

2010-08-13 09:26:09 | 日記
先々週からテレビ朝日の「野次馬プラス」と言う朝の番組で面白い特集をやっている、「本当に消費税しか選択は無いのか?」と言うもので最初は「預貯金税」と言う方法で「世帯預貯金が2000万を超えた世帯に数%の税金を掛ける」という物だった、放送直後からかなりの反響があってその殆どが「老後の蓄えに税金なんてとんでもない」という事だったそうだが此れは誤解ですと3週間掛けて放送している、中には「老後の手当てにとってある500万程度の蓄えに税金とは」と言う人まで居るので全く趣旨が分かっていないようだった、目減りして2000万を割ったら無税になるという事も理解されていないようだ、私の持論で前に書いたが「消費すると税金が掛かる」のでは当然消費が落ち込む、「持っていれば税金が掛かる」なら消費に廻るだろう、2000万どころか中には数億円を持っている人種も居る、此れも前に書いたが日本人の数%の連中が日本の総資産の1/3近くを持っているのだ、この状況は更に格差を増すだろう、此れは「自由経済の仕組み」で「欠点jなのだ、金は国家経済の血液だ、今この血液は動脈瘤を患っている、何とか血液を流さなければ成らない。放送は続き、大学の教授が「預貯金だけなら現金にして貸し金庫に入れられるだろうから全ての資産に課税した方がよい」と言う、私もそうだと思う、例えば前総理の資産の半分は株と不動産だ、此れに廻ってしまえばその効果は半減する、毎年税務署の資産調査が有るのだから保有する資産全部に掛けるのが当然だろう、後出の教授は「継続する必要は少ないでしょう、一旦デフレから回復しこの状況になったら又実施すると言う事が周知されれば充分かもしれない」と言っていたが正しくその通りだと思う、金が動かないつまりデフレ状態が加速し国内需要を停滞させ、それが更に税収を押さえ込んでいるのだ、輸出に依存していれば円高で経済はふらつく、国内需要で経済を安定させてゆけば外国(殆どアメリカとEUの数ヶ国だが)の日本経済への攻撃も意味を減らす、今の円高も逆手にとって資源確保をすれば良い、コーンや大豆、小麦、鉱物資源のレアメタル・鉄鉱石そしてエネルギー関連はほとんど輸入で必ず必要な物だ、これらを先物を買込んで行けば相対的にドル高に触れるはずだ、国債を元本保証低金利とは別に有る程度のフロート金利で別立てで言わば一種の投資ファンドを組んで募集する、日銀からも拠出する等で少し攻撃的な日本を演出した方が良い、今の日本は世界的に草刈場になっている。銀行の保有する国債も一部は強制的に此方に移行させればもう少し自己保全から変わるだろう、放送でも繰り返し言っていたが「老後が安心なら貯金はほんの少しで良い」と言うのは全くその通りだ、前回にも書いたが現在は貧乏人だと病気にも掛かれないし葬式も出来ない、墓なぞとんでもないと言う事になっている、此れが人口半分以上の現状なのだ、一方セレブと言う人種は前々総理のように一杯数千円の水割りが「質素な物でしょう」と言うような感覚なのだ、彼の資産は今の低金利でもその金利だけで庶民が数年生活出来る、此れこそ解消しなければ経済発展など望めない、数%の金持ちが使う金額など割合から言ったらたいした物ではない、大半の国民は可処分所得が全く無いのだ、消費税を保有税に切り替える、この案に大賛成である