目の前に
黒くて丸い
物があり
ぱっと消えたら
謎の物体
さて前回のエントリーで書いた私が自然番組に怒ったこと、
その理由が判らないという人も多いのではと思う。
少し書き足す。
薔薇の木があったとする。
花を咲かせるわけだ。
それを綺麗だと感じると。
薔薇の価値は綺麗な花を咲かせることにあるわけだ。
あらゆるものの価値はそのようにして量られる。
めでたいですな。
さて物理学について。
物理とは何か。
熱いお湯、ぬるま湯、冷たい水が入った水槽がある。
熱いお湯に手を入れたまましばらく我慢し、
次にその手をぬるま湯に移す。
冷たく感じるわけだ。
冷たい水に手を入れたまましばらく我慢し、
次にその手をぬるま湯に移す。
熱く感じるわけだ。
これが物理である。
感覚を否定しているわけではない。
実際、ドップラーシフトは音楽家の耳で確認された。
今でも「一瞬光った」というような感覚の記憶は観測結果として扱われる。
電気や光、原子核や重力といったもの、時代を変える発見が数式になったりする
その様子が注目を浴びるためか物理学は華やかなものであるといった認識が
あったりするが、本来のそれは退屈な物である。
なんせ生まれた時からある当たり前の世界を何時でも何処でも、誰にとっても当たり前
なのだと改めて認識する、ただそれだけのことなのだから。
物がある。 だから物理。
物理とは外部の、世界の肯定である。
では何故に複雑怪奇なのか。
AとBは同じ。 AとBは違う。
これは当たり前ではない。
AとBの何が同じか、何処が違うのか。
それを調べた結果判明し、当たり前となる。
そのやり方が物理学。 科学と言っても良い。
まあ当たり前ではないことが当たり前になることを判明すると言うのだが。
空を飛ぶ鳥を見上げる。
鳥の周りに空気がある。 当たり前だ。
鳥に光が当たっている。 当たり前だ。
鳥に反射した光が目に届いている。 当たり前だ。
鳥に重力が作用している。 当たり前だ。
鳥が羽毛に覆われている。 当たり前。
鳥に骨がある。 当たり前。
鳥が筋肉を使って飛行している。 当たり前だ。
これらの要素を再構築すると、こうなったりする。
鳥と観測者との間に障害物が無いため鳥に反射した太陽光が網膜上に鳥の像を作る。
鳥の形、角度、タンパク質などの構成から翼の上面が緑色に、影になっている
下面胴体の羽毛は暗い灰色に見えるが光が当たると白色に映ると思われる。
鳥の羽ばたきによる進行方向と地上から見る移動方向が一致していないが
これは風が斜め前方から吹いているためと思われる。
粘性抵抗により強く注目する人もいたり骨格や代謝を考える人もいるだろう、
あるいは鳥側から見た視界や移動効率を計算する人も。
いずれにせよ分解し再構築する。
軽く羽を動かす水平飛行は自転車に乗るくらいなのだろうとか
羽ばたいて上昇するのは階段を駆け上がる感覚に近いのかなとかと
想像するのは私にとって再構築の延長線上にあるものだが、
それは物理からは離れるわけだ。
さて問題。
ネットのスラングに変態新聞というのがある。
これは何処の新聞社を指すものか。
黒くて丸い
物があり
ぱっと消えたら
謎の物体
さて前回のエントリーで書いた私が自然番組に怒ったこと、
その理由が判らないという人も多いのではと思う。
少し書き足す。
薔薇の木があったとする。
花を咲かせるわけだ。
それを綺麗だと感じると。
薔薇の価値は綺麗な花を咲かせることにあるわけだ。
あらゆるものの価値はそのようにして量られる。
めでたいですな。
さて物理学について。
物理とは何か。
熱いお湯、ぬるま湯、冷たい水が入った水槽がある。
熱いお湯に手を入れたまましばらく我慢し、
次にその手をぬるま湯に移す。
冷たく感じるわけだ。
冷たい水に手を入れたまましばらく我慢し、
次にその手をぬるま湯に移す。
熱く感じるわけだ。
これが物理である。
感覚を否定しているわけではない。
実際、ドップラーシフトは音楽家の耳で確認された。
今でも「一瞬光った」というような感覚の記憶は観測結果として扱われる。
電気や光、原子核や重力といったもの、時代を変える発見が数式になったりする
その様子が注目を浴びるためか物理学は華やかなものであるといった認識が
あったりするが、本来のそれは退屈な物である。
なんせ生まれた時からある当たり前の世界を何時でも何処でも、誰にとっても当たり前
なのだと改めて認識する、ただそれだけのことなのだから。
物がある。 だから物理。
物理とは外部の、世界の肯定である。
では何故に複雑怪奇なのか。
AとBは同じ。 AとBは違う。
これは当たり前ではない。
AとBの何が同じか、何処が違うのか。
それを調べた結果判明し、当たり前となる。
そのやり方が物理学。 科学と言っても良い。
まあ当たり前ではないことが当たり前になることを判明すると言うのだが。
空を飛ぶ鳥を見上げる。
鳥の周りに空気がある。 当たり前だ。
鳥に光が当たっている。 当たり前だ。
鳥に反射した光が目に届いている。 当たり前だ。
鳥に重力が作用している。 当たり前だ。
鳥が羽毛に覆われている。 当たり前。
鳥に骨がある。 当たり前。
鳥が筋肉を使って飛行している。 当たり前だ。
これらの要素を再構築すると、こうなったりする。
鳥と観測者との間に障害物が無いため鳥に反射した太陽光が網膜上に鳥の像を作る。
鳥の形、角度、タンパク質などの構成から翼の上面が緑色に、影になっている
下面胴体の羽毛は暗い灰色に見えるが光が当たると白色に映ると思われる。
鳥の羽ばたきによる進行方向と地上から見る移動方向が一致していないが
これは風が斜め前方から吹いているためと思われる。
粘性抵抗により強く注目する人もいたり骨格や代謝を考える人もいるだろう、
あるいは鳥側から見た視界や移動効率を計算する人も。
いずれにせよ分解し再構築する。
軽く羽を動かす水平飛行は自転車に乗るくらいなのだろうとか
羽ばたいて上昇するのは階段を駆け上がる感覚に近いのかなとかと
想像するのは私にとって再構築の延長線上にあるものだが、
それは物理からは離れるわけだ。
さて問題。
ネットのスラングに変態新聞というのがある。
これは何処の新聞社を指すものか。