湾岸の
花火遠くに
眺めれば
冷めたコーヒー
太平を告ぐ
衛星画像で死海を見る。
ヨルダン川が流れ込んでいるそうだ。
地上で世界一低い場所だそうで、水が出て行かないとか。
流入分が全部蒸発するそうな。 大自然の驚異。
砂漠である。 木が生えていない。
生えていたりもするらしいが、圧倒的に少ない。
砂漠は何故に砂漠なのかというと、雨が降らないからだとか。
ようは、水である。
再度死海の画像を見る。
なんだ、水あるじゃんと。
いやなにヨルダン川の水を採るのでは無い。
水蒸気を利用しようという話。
水1gが気化するのに必要なエネルギーは2kJ(キロジュール)くらいだそうな?
地球に降り注ぐ太陽エネルギーはだいたい1㎡あたり毎秒1kJ。
1時間3600秒、昼間6時間くらいで見積もると21600秒。
つまり、砂漠1㎡あたりで一日だいたい水蒸気10kg分のエネルギー。
直径1m、黒い色のパイプラインを砂漠に引くと考える。
中に海水を流す。
パイプの上辺に取り出し管を付け、液化用タンクに繋ぐ。
パイプラインの中がほとんど海水で満ちていて、タンクの温度の方が
低い場合は、水蒸気の大半はタンクで液化するはず。
気化・液化の効率が5%くらいだと見積もると、パイプライン1mあたり
一日で500gの真水が取れる。 500mlペットボトル一本分。
パイプライン100mあたりだと毎日50リットル。 10kmだと5000リットル。
若干濃くなった海水は海に戻すと。
つまり、土地と太陽光が有り余っている状況、ようするに砂漠だと、
石油燃やしたり複雑なことしたりしなくても、面積にモノをいわせた
単純な装置で海水から真水がとれるんじゃないかなと。