日本の若者について

あるものを
あるままに次
ないものを
欲しがる先の
なくすを嫌い

日本の旧世代、既得権層を中心に最近の若者が何を欲しているのか
よくわからない、といった感じの当惑があるように思える昨今。
車買わない服買わない、酒飲まないゴルフしない。
なにが欲しいのかと。

政策的に実現可能なこれだろうと思えるものを
一つ挙げるとするなら結婚でしょう。
抽象的に書くなら未来と。
技術的に実現可能そうな電化製品ならメイドロボとか。

去年真ん中あたりから婚活だの草食系男子だのとマスコミが煽っていますね。
「答えはこれだろう」といった読みがあってそうしているのでしょう、
でもそうした行動そのものが陳腐な物として見られていると。

何かを欲しがっている。
それに適合する答えを挙げることは可能でしょう。
でも多分違いますね。
表面的には合っていても広さは限られていて、そして深さは無い。
では何か。

車イラナイ。
煙草イラナイ。
酒イラナイ。
賭博イラナイ。
ファッションイラナイ。
これらを見て「出家している」なんて論もあります。
大ハズレかと。
ネットの駄菓子議論や萌え議論、メカフェチ議論あたりを探せば判ると思いますが、
とくに無欲なわけでもなく、人生の楽しいことを当たり前に楽しんでいる。
違いはどこにあるのか。
私は旧世代との差をケインズ氏が美人投票と皮肉った物そのものと見ます。

さて問題。
その行動価値観の違いは何時どうやって作られたのか。
まあ問題といってもそれがあるという前提が現時点では広く認識されているもの
ではなく私個人の考えなわけなのですが。