人類史への錯覚から起こる無責任進歩幻想

人類史の半分は、退歩である。　ここ十年「中国の繫栄」がその例。　まず狂騒があり、人々が酔いしれた。　各所から破綻が始まり狂騒が去って、酔いしれた人々はただ捨てた。　繫栄からも学ばず崩壊からも学ばず。

「人類の進歩は自然と起こる」と信じている人間は馬鹿であると書く。　放っておけば猿まで退化するのを誰かが止めようとし、それが進歩に見えるだけ。　進歩は社会の本質ではない。　猿に戻ろうとする方が自然な状態である。

ヤケクソのロシア擁護② 私は反独裁主義、反戦平和主義を嫌う

「ロアナプラ状態」って言えば若い日本人にはわかりやすいと思う。　フィリピンだったりメキシコだったり、その先の。　マフィア支配状態が確立されてしまった地域が変わりうるのは、外部からの軍事行動しかない。
では独裁はどうか、となるが、これは平和が続けば自然と鄧小平や蔣経国が出てくる。
劇薬だが平和が続けば終わりがあるのが独裁、緩やかな下り坂の先に実現し子供が殺されるようになっても落ち続けるのがマフィア支配。　私は前者を選ぶ民衆の方がまだ賢いと見る。

ヤケクのソロシア擁護 「カラー革命は善」の秩序に反対

次に起きそうなのは、中華資本のアフリカ政治家買収劇が、シベリアと中央アジアで起こる。　アメリカもそれに反応するだろうから新グレートゲームになる。
これはまあいい。　中国経済に昔の勢いはないからステルス買収劇ではなく政治不安定化に付随して起きる現象だろう。　なるようになれだ。
嫌なのは「カラー革命の善」が国際秩序となる点。

国際法だとロシアが正しい

今思いついた単語周辺で適当にまとめてみた。

┣神定法
┣人定法
┃┣法治主義
┃┗人治主義
┗実定法
　┣法治主義
　┗人治主義

神定法とは聖書を指すらしい。
国際法ってのは実定法法治主義。　この「国際的な実定法」がNATO側とワルシャワ側とで分かれていて、NATO側がそれを承認してしまっている。
中国は実定法人治主義だな。　実定法だと人治主義でも法治主義でも独裁っぽくなる。　というのも「予めあった取り決めよりもその場の判断の方が優先される」となるから。　首長の判断なら個人独裁、与党の判断なら一党独裁。

亜法の世界 現在の国際社会にはNATO国際法、ワルシャワ条約国際法の二種類の法が在って、アメリカは過去にワルシャワ条約国際法を用いてしまっている

一口に国際法といっても様々な運用があって。　法理上は「細かく矛盾する条文による国際法とは別に現実の国際法があって、それに従うべし」となっていたりする。

西側が（まあ西側に限らずだが）国際法上2014ウクライナが正しいとするには以下の手順を踏む必要がある。
１　ワルシャワ国際法はこういうものである、と規定する
２　規定されたワルシャワ国際法は現実の国際法にあらず、とし、廃止基準を定める
３　現行国際法に基づき2014ウクライナは正当な国家であるとする

ここまでやっても事後法なのだが、やらないよりはまし。
これをしない限り「ウクライナはワルシャワ条約国際法適用地域であり、それを以て処理される」とするロシア側の言い分の方がより正しいとなる。

問題は、アメリカが旧ユーゴスラビア分割にワルシャワ条約ルールを適用してしまっている点。

「そういう人生観、もうないから」「第二次世界大戦のあたりで」

メイティング人生観とか、親主体思想みたいなの。
動物がセックス目当てに成長して本能的に新しい家族になる、一見微笑ましいが「子殺しは親の自由」という思想で出来てる社会常識。　
１　人はセックスのために生きて
２　家族に餌を取ってきて
３　子供は適宜餌にしてよい

こういうものが人生だ、人のあるべき姿だとする固定観念。　１は啓蒙主義、２は個人主義、３は人権主義で否定されている。
これの消滅が始まったのが、西洋、現在の先進国側だと18世紀から19世紀、ナショナリズム勃興の時代。　顕著に消滅したのが第二次世界大戦のあたりでそれ以降は、権力側が「そういうものだ」というフィクションと「そうあるべきではない」という理念を便宜主義的に使い分けてただけ。　日本だとバブル期あたりでほぼ消滅。
要するに「私のころにはもう無かった」である。

天界天動説。
「団塊天動説」というのがあって。　「天動説を信じていた人間たちは考えを改めたのではない、ただ死んだのだ」という歴史事実が団塊世代に当てはまるだろうという予測がこれ。

旅人に地図を渡す幽霊の話。
旅人が親切な人に地図をもらい、それを見て進んだところ突然崖になっていて死にかけた。　よく見るとそれは古い地図で道は崩落していたのだと。　地図を旅人たちに渡していたのは昔に死んだ人間の幽霊で、それ自体は親切心のようなもので行われていたという。　悪意があるわけではないのだがこれからも「人を死なせる地図」が配られ続けるだろうというなんともな話。
好意的に見れば彼らはこの幽霊のようなもの。　権力を持つ側については当てはまらないが。

善人悪人カテゴライズ

カテゴリーA　義人
私が「真に善人なのはこれであり、同時に、現行世界に対して善人として在るわけでもない」とするのがこれ。　善の世界を造る人間たちであり、悪の蔓延を否定する側である。
万物の幸福を願う点では善人ではあるが、より不幸に注目する。　ある者が構造的に不幸でありそれが恒久的であるならばそれは駄目な社会、駄目な世界であるとすると。

カテゴリーB　社会的な善良な市民
社会的には善人であるとされ、義人たちよりも好ましいとされるが私はこれを「本質部分は悪である」とするもの。　一応「万物が幸福である状態が善」とする傾向はあるが、身近に不快が無ければ積極的にはそれを求めない。　自分がしている事の先を予測しようとしないが、これも「全体善を求めていない」性質から来る。
社会に在って秩序を歪ませるが自身は善人であると自負していて、結局悪人を増やす。　責任転嫁から対立人となる。

カテゴリーC　対立人
嗜好に応じて集団を作り対立する人間たち。　善性「全体善への志向」があればそこそこの秩序を構築しうる点でカテゴリーBと一長一短の関係にある。　視野が狭くなるほど身内主義的・短絡的になる。

カテゴリーD　ナチュラルボーン・クリミナル
他人の不幸をこそ喜ぶ人間。

過去文適当更新 フェミへの感想「女は噓吐きだからそっちが加害者なんじゃないかと常に疑う」

結局のところフェミは男女間のいざこざは常に男が悪いで動いてるんだよね。　それに一般の女が同調する。　私の目には彼らは詐欺集団でしかない。　なのでフェミに同調した女は「コイツは意図的な集団詐欺加担者だから信用できない、すべきではない人間」となる。　「組織犯罪者から金もらって被害者の方を叩いた前歴を持つ記者」あたりと同じ扱いになる。

「ポリコレアフロ湧いてて草」言われてる文章。
＞ そこへの問題提起なんだけど男には理解できないのかな？
＞ 自由を縛るべきは被害にあう女性ではなく、被害を起こす男でしょう
＞ え？理不尽だって？
＞ それが理不尽なら被害を受ける立場なのに自由が制限される
＞ これは何と表現するのでしょうね
＞ こういう責任の問題になると都合よく存在を消す
＞ これをフェミニズムの世界では「男の透明化」といいます
＞ この様に女性差別は空気と同じくらい浸透しているので注意が必要です
＞ その空気レベルに浸透している女性差別を社会構造から明らかにするのが女性学
＞ 絶対弱者にさせられている絶対被害者女性を解放するための考えがフェミニズムです
＞ 皆さん勉強しましょう、女性は被害者、男は加害者、この前提さえ守れば貴方もフェミニスト

これさー。　「女が噓つくのを男は全部善として受け止めろ」が前提にあって、その上で「犯罪対処は全部男の責任」言ってるだけなんだよね。
男社会の側だと
　①男有利ルール
　②女有利ルール
　③なるべく男女関係なく公正な状態目指したルール
があって、女が噓吐き放題なのは③じゃないよねってなってんの。　フェミはこの構図を「男有利ルールしかない」と決めつけてて、「女が被害者なんだから全部女有利にしろ」って感情論で動いてる。　んでそれがウケないから公正さのメッキしてる。　ちょっとつつくとメッキが剝がれるから笑われるんだけど感情オンリーなフェミ身内集団だと自分たちが正しいになっちゃってる。

「噓吐きが被害者ぶる事が多々あるからよく観察しろ」これが公正さを目指したルールから出たもの。　これをフェミは男有利ルールだと決めてかかってる。　まったくもって頭が悪いとしか。

「フェミって何の被害者なの？」を神様云々で書くと、「神様の活動の被害者」となる。　ただ今現在彼らが善悪どっち選んでるかだと悪を選んでるのが明白と。

義人たちの時代が始まりそうだね

何って、コロナベビーだよ。　一人一人のそれは、構造的には公害ベビー、薬害ベビーらと変わらない。　違うのは「少数の悪人のせいでそうなった」ではなく、「世界中の旧世代過半数が悪人だった」となる点。
インドだと、2021年コロナ感染者、デルタ株が大半だろう、が九割以上とも言われている。　「集団免疫獲得」とニュースになったわな。　これ妊婦も含む。　大人たちは自分たちが乱痴気騒ぎを続ける事を優先して妊婦と胎児を守ろうとしなかった。　その結果。　それなりの確率で嗅覚味覚障害や脱毛症、虚脱感が続く事が知られているが、その時胎児は？と。
周囲からもはっきりと判る形で数値に出るのが数%～、コロナベビーだからだろうと自覚出来る、親が「うちの子もそうなのでは」と思うが公にはならないのが一割～三割。　彼らと彼らの友人たちが義人となる。　そして加害者である旧来の人間たちは彼らを馬鹿にする。　劣っている、盗める時に盗まない間抜けだと。　彼らはそう育つ。

犬公方を「ヒューマニティ・エンフォースメント（Humanity Enforcement）」と解く

中国の女性、鎖でつながれ小屋に拘束　動画拡散で怒り噴出
https://www.bbc.com/japanese/60212980

BBCより。　怒っていい。　怒るべきだ。
まあ「あるだろうな」と思われてきた事だし、思い起こすのは「カフカスのあたりだと地下室が有ってー」みたいな話で、ネットの記事で読んだは十年近く前だったかなと。
何が言いたいかというと、こういった事例はかつて世界中で行われていて、今はある地域ある文化と無い地域無い文化とがあると。　当然、無い方が義しい。

日本は「神の国」である。　明治維新で人身売買が全否定され、それはあるべき秩序とされた。　粛々と。　抵抗はあったにせよ。　何故中国朝鮮半島で不可能だったそれが可能だったのか、だが、歴史をさかのぼるに織田信長が邪悪な権力者たちを処理し、後に建った権力がある形の、人道主義とでも呼べるものを全員に強要した。　「犬公方」と呼ばれた徳川綱吉だな。　それ以降の江戸時代は状況定着・安定化措置でしかない。

人道強要が義しいとして問題は何を強要するかであり、どう強要するかである。　細菌保護が強要されたら現在の人類は死滅するだろう。　また、禁酒法の歴史もある。