更生措置について

2010-02-06 21:46:53 | Weblog
直すもの
改めるもの
旧人が
勝手に決めて
唯々諾々か

更生措置とはどうあるべきか。
社会の維持とは相容れない人生形式があり、
それを社会の圧力によって修正するのが更生。
刑務所のような、一般に更生施設と呼ばれるばしょは
罪を犯したことに対する罰として送られると認識されていますが、
被害者の存在を考えるに未遂の段階で更生が行われる方が
更生本来の目的からしてよりまとも、と言えます。
実際には運用困難なわけですが予防更生が最良であることは明らかと。

では更生が必要な人生形式とはどのようなものか。
考えを並べてみる。
1. 暴力を含むもの
2. 窃盗を含むもの
3. 詐欺を含むもの

更生が必要かどうか、判断が難しいだろうもの。
4. 破壊煽動を含むもの
5. 犯罪社会への資金供給

社会の大半あるいは一部から更生が必要と認識されているが
更生措置をとるべきでは無い、と私が考えるもの。
6. 怠慢
7. 不健康
8. 性の嗜好
9. 浪費
10. 服装や態度などのマナー

更生措置そのものは人生の部分否定であり悪なので、
犯罪被害を防ぐという明確な目的がありそれに沿った形でないと
とてもじゃないが容認出来るものではない。

さてでは暴力人の更生はどうあるべきか。
例えばこんな感じと考える。
まず一定期間、例えば三ヶ月くらい、暴力の無い形態の社会で生活させる。
次に短期間、二日くらいか、暴力社会で生活させる。
その後また暴力の無い形態の社会で生活。
これは刑務所でも一応実現可能なのではないかと。

窃盗については所有が無い限りは成立しない。
つまり更生措置対象者が所有によって安定した生活を送っていて、
それが窃盗によって破壊されるという状況が必要と。
ただ、盗む人というのは自分が他人のものを盗むのは正当だとしても
他人が自分のものを盗むのは不当、と考えているのではと推測する。
これの更生措置は体罰が手っ取り早いのではないかと思うのだが。
盗める状況にし、盗んだら即座に打たれる。
次に、盗んでもすぐには打たれない状況に移し
そこで盗んだら盗んだことに対するペナルティを後日科し、
何故盗んだか説明させ何故盗んではいけないかを言って聞かせて
打たれる状況からやり直す。

詐欺については難しそうだ。
嘘を吐く人はそれが一時的にせよ他人の利益になっている、と考えていそうだ。
なので周囲の嘘が当人の利益にならない状況を作り、
嘘による被害発生という経験常識を刷り込むのがこれの更生と考える。
どうするか。
刑務所における食事の時間はどうだろう。
30分の食事時間を一日三回、2時間くらいの幅で変動する状況を用意する。
食堂を班別に10交替入れ替え制とかそんな感じ。
間違うと飯抜き。
一定期間正しいスケジュールを伝え、その後間違ったスケジュールを渡す。
当然飯抜きになる。
抗議が来たら「それがおまえが社会でしてきたことだ」と伝える。

実現に必要な社会コストとか考えていないから
実際にやろうとすると無理な面も多そうだ。
破壊煽動や犯罪資金の供給は、まあまた今度考える。

ハイチ地震、被害者数が予想を上回る。
http://special.reuters.co.jp/contents/haiti_article.html?storyID=2010-02-04T130613Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-137130-1.xml
あるところで同規模の災害被害が発生したとする。
そしてその半月後にまた、同様の災害。
世間は一回目はかわいそうと反応するだろうし二回目はまたかで終わり。
被害者にとっては生活が破壊されたことに違いはないのだが。

朝青龍氏が引退するとか。
彼がしたとされることは刑事事件、
どういう状況でどの程度のものだったのかは不明ですが
殴ってはいけない、というルールは守られた。

さて問題です。
更生と矯正の違いは何か。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする