福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

こころと身体2022(26) 私は何者か?(4) 列車を乗り越したが、最高に運がよかった

2022年04月03日 18時38分46秒 | 未分類
 3月16日(水)深夜に起きた地震により東北新幹線は不通となった。秋田新幹線はその影響で運行本数を減らして秋田・盛岡で運行となった。私は週一回金曜日に大曲出張で往復秋田新幹線を利用しているが、運が悪いことに私が利用する便は往復とも間引かれてしまった。

 そのために3月18日(金)以降、奥羽本線の普通列車を利用している。出発時間は新幹線とほぼ同じ、乗車時間は10数分ほど長い60分ほどである。
 4月1日(金)朝、途中までiPadで読書していたが大曲駅近くで睡魔に襲われ眠ったらしい。車内放送で「次は後3年駅・・・」と言っており驚いた。乗り越しである。大曲を過ぎていた。とりあえず次の「後3年駅」で降り対策を考えることにした。

 しかし、奥羽分線は上り下りとも1-2時間に1本ほどしかないから列車で戻るには無理があるだろう、タクシーで大曲に戻るしかないが、田舎の駅でありタクシーも横手市から呼ぶことになるだろうから時間がかかる、と考えていた。
 結局、今日は診療応援にはならないかもと半ば諦めているうちに「後3年駅」に着き降車した。なんと!!! 向かい側のホームに向かって逆方向の普通列車が静かに近づいてくるではないか!!!
 ・・・と言うことで、大曲中通病院には予定時間から40分ほど遅れただけで到着し業務に大きな穴を開けないで済んだ。大曲に戻るチケット代金は無料であった。

 今回の乗り越しは、逆方向の列車が同じ時間に停車する駅で降りられたという偶然の機会に助けられた。まるで松本清張の作品「点と線」の如くだ、と思いながら嬉々として病院に向かった。

 これまで私の乗り越しは何度かある。何も睡魔に負けた。
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  1. 能代の病院の診療応援の際、睡魔に襲われ急行列車で乗り越し、二ツ井駅で降車した。この時は約2時間遅れて病院に着いた。外来診療には間に合わず、病棟回診だけで済ませた。
  2. 仙台の会議に向かった際、睡魔に襲われ新幹線で乗り越し、大宮駅で降車した。急いで戻ろうとしたが、下りの東北・秋田新幹線は満席での席が取れず仙台に戻ったのが4時間後。当然会議には間に合わず、そのまま秋田まで帰った。
  3. その他若干
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■宮城・福島県沖の地震について
 3月16日23時34分頃、宮城県や福島県で震度6強を観測する地震があった。同36分頃にも、震度6強が観測された。気象庁によると地震の震源は福島県沖、震源の深さは約60キロ、M=7.3と推定され、最大1mほどの津波注意報を発表した。 
 震度5強は岩手県、山形県で観測。
 震度5弱は青森、岩手、秋田、山形、福島、茨城、栃木、新潟県で観測。
 震度4は東京都内でも観測。

 東北新幹線では営業運行中の車両が白石蔵王駅近くで脱線、東北自動車道で路面に亀裂が入るなど大きな被害が発生。大規模停電や断水も相次いだ。
 新幹線は17両のうち16両が脱線しており、さらに線路や高架橋に1000箇所ほどの損傷が見られ、復旧は4月中旬の予定という。

 上記の事故で東北新幹線は不通となり、秋田新幹線は運行本数を減らし盛岡・秋田間の運行となった。

 東北新幹線事故は人身事故にならなかったのは幸運であった。さすが日本の技術!!、と思うが、やはり怖い。

 私は自分が何ともできない巨大システムに身を委ねるのを恐ろしいと思う不安症である。例えば、東京都庁、航空機、新幹線、地下鉄、青函トンネルなど。現実には利用しないで過ごせないから利用はするがその度に内心穏やかではない。

 困った性格である。
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2 コメント

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「後3年駅」ユニークな駅名ですね! (原左都子)
2022-04-06 10:09:30
この駅名が興味深かったので、少し調べてみました。
「ごさんねんえき」と読むようですが、奥州藤原氏が登場するきっかけとなった平安末期の“後三年の役”が駅名の由来のようですね。
それから、「自分が何ともできない巨大システムに身を委ねるのを恐ろしいと思う不安症」との福田先生のご性質ですが、これは多くの人にその不安症がありそうにも思います。
この私もそうです。 ただ乗り物はともかく、「東京都庁」に関しては、個々人のかかわり方で何とか凌げるようにも感じつつ、日々大都会東京で暮らしおります。
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Unknown (FUKUDA)
2022-05-08 06:40:54
 コメントありがとうございます。
 新幹線事故に関しては、私は大曲からの帰路の時間がまだ影響を受けていますが、次週からは通常ダイヤに戻ります。列車事故といえば特急いなほが山形県遊佐駅のプラットホームに激突したことがあります。減速中だったので衝撃は軽かったのですが、網棚に頭がぶつかりそうになりました。工事関連のポイントミスでの脱線でした。

 「自分が何ともできない巨大システムに身を委ねるのが恐ろしい」関連ですが、知床の事故も私にとっては他人事ではありません。冬の海は怖いです。タイタニック号事故も3月だったと記憶しますが救命ボートに乗れずやむなく海に飛び込んだ乗客のうちで助かったのは一人だけだったとの記述を読んだことがあります。この季節なら10分くらいで意識を失う状況です。東日本大震災の犠牲者の一部も低体温によっていたと思われます。知床の事故の背景がいかに杜撰な運営であったか、驚くばかりです。
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