COVID-19の新規感染者数が急増している。
ロシア・ウクライナ間の戦闘状況のニュースと並ぶ状態になって来ている。共に無視できない重要な課題である。
6月末日頃はCOVID-19BA.2感染は下火になりつつあったがなお持続している、という程度であったが、7月上旬から急増加、7日には全国で4.8万人に、16日には11万人、20日には約20万人に達した。「第7波」である。
オミクロン型の派生型「BA.5」の割合が増えており、8月には大多数を占めそう。感染力は現在主流の「BA.2」の約1.3倍と高い。私の印象ではもっともっと高いと思う。
今のところ従来株に比較しても感染者は若年者が多く、しかも軽症で病床には余裕がある。しかしながら、家庭や高齢者施設での高齢者の感染も増えており、高齢者の場合は関連死が生じるために決して安心できない。これ以上の感染者が出ると保健所機能が麻痺し、病院機能も影響受ける。
これほど一気に急増している今、感染源は特定できない。したがって、まん延防止等重点措置、行動制限等の対策が有効とは考えられない。効果が乏しい以上、社会・経済活動への打撃を考えるとデメリットの方が大きい。
ただ手をこまねいていてはダメだ。行動制限が求められないからこそ、感染対策は一層重要である。
(1)個人が行うべきは、今まで3年間に蓄積した知識と経験を背景に国民一人一人が感染しない、感染させない基本的行動をとることである。
●必要な場所ではマスクが必要。されどマスクの感染予防効果は完璧ではないことを認識を。●体調が悪い時は集団行動などを避ける。●大騒ぎはしない。●換気に勤める。●家族外、他人数での食事はできるだけ黙食、などなど。
(2)国や自治体が行うべきこととして以下があるが、現状ではちょっと遅れ加減である。改善を求めたい。
●ワクチン接種の勧奨
●治療薬の準備
●検査を受けやすくする 個人でも判断できるようにする
●患者の受け入れ態勢の準備と在宅療法者の経過観察の態勢準備。
●政府、自治体、医療機関の緊密な連携構築。
●などなど
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