福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

元副院長のご葬儀、お斎会に参列して 

2009年03月09日 08時59分54秒 | 未分類
 老人保健施設の理事長、施設長で、私どもの病院で昭和59年から平成9年まで副院長をされた医師の葬儀が本日しめやかに行われた。
 昭和37年に病院に赴任され、一時京大に内地留学されたと言うことを知ったが、私の赴任は昭和60年であるから私など足下にも及ばないほどの大先輩で、私どもの病院の基礎作りから発展に大きく寄与された大先生であった。

 葬儀で弔辞が4名の方々から奉読されたが、私にとっては聞くことのほぼ全てが新しいことであり、驚きであった。臨床医としても、病院、施設の管理者として、卓越された方で、今回も最期まで施設の責任者としての立場をまとうされた、という。プライベートな面でも良き家庭人であり、読書家であった、とも言う。仕事上では随分長いおつきあいではあったが、私はその人となりなどについては一切知らないでいた、と言うことになる。

 私はこの先生に限らず、スタッフの方々について余りにも知らなさ過ぎる。管理者としてこれで良いのか、と深く反省した。

 また、ご斎会で私の席にまわってこられた奥様から、最期まで施設のスタッフの暖かい見舞いやお手伝いを戴いたことに関しての感謝の気持ちが語られた。これは先生の医療観、人生観などに施設のスタッフ達が心から共感し心酔ていたことの表れであろう。

 なお、先の入院もそうであったが、私は今回も一度も病室を訪れてお見舞いを申し上げていなかった。最初の入院の際に、先生には病室へのお見舞いは遠慮させて戴きます、ご理解下さい、と私自身の考えをお話しし予めお願いしていたからである。にもかかわらず私や家内の健康状態まで気遣いされておられたとのことを奥様から聞き、いたく恐縮した。

 最近、病院関係者とは限らないがお亡くなりになる方が少なくなく、葬儀に参列する機会が増えてきている。その際、もう私が何時同じ立場になってもおかしくない状態なので、どうしても自分のことに思いを馳せて一層厳粛な気持ちになってしまう。そんなこともあって、昨年11月には遺影用写真も用意するなど、コツコツと準備し始めている。

 今朝は家内と自分の葬儀の有り様について、改めてより具体的に意見を交わした。基本のところで意見は一致しており、私が考えている方向でやってもらえそうで、この点は心配せずに旅立てそうである(笑)。

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仙台出張 こまちの普通席、グリーン席の差

2009年03月09日 02時29分27秒 | 旅行・出張報告
 出張の前には不思議と受け持ち患者が不調になる。
 本日も血液疾患を持つ高齢の患者に大量の消化管出血が生じ、検査や輸血の手配など対応を急ぎ、患者家族に病状や輸血関連の説明、同意書を作成したり、主治医が不在中に一層具合が悪くなる可能性もあり得る、などと説明、結構短時間で対応が大変であった。
 勿論、不在中の代診医の手配するのだが、通常は内科系の当番医の他、二番手として外科の福田医師、これは次男なのだが、にも依頼している。

 本日も外科の福田医師を探し出して代診を依頼したところ、自分もこれから研究会とかで仙台出張、と言うことで断られた。私よりも早いこまちで発ち、遅く帰秋するのだという。「こまちは一緒でないから心配なし。それに自分はグリーンだから・・」と私が長時間にわたって知人と同席するのを嫌がることはきちんと理解していた。

 こまちは土曜の午後であるのに往復共にガラガラで、シートを回転させて4席を占拠でき足を伸ばせたので本読むにも微睡むにも快適で、ストレス無く往復できた。とても贅沢な望みなのだが、飛行機もこまちも満席近くの場合は圧迫感があってとても大変である。

 こまちの席は私は旅行者から購入するがグリーンを自分で購入したことは殆どない。1月下旬の湯沢での講演会の折には秋田・大曲間の乗車券が送られてきた。短距離なのでこんな気遣いは不要であったがグリーン券であった。10年ぶりか?と思うが、やはり快適であった。飲み物のサービスも付いていた。
 こまちは普通車でもグリーンでも通路の両側に4列だからシート幅は同じなはずであるが、グリーン席がゆったり感じられるのはシートの質と前後の間隔の差のためなのだろう。それと車両を半分に区切って居てシート数が少ないため乗客の出入り、移動も少ないからなのであろう。
 やはり乗った感じはかなり違う。長距離の場合にはその差は大きいだろう、と思う。ただ、それほど混まなければ私は今のところ普通車でも十分である。

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