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娘が通う進学塾を紹介できない理由

2017年02月23日 01時16分00秒 | タイで子育て
昨年の10月に「子供の塾をどうやって探したか? 失敗談をまとめて考えた。」という記事を書いたが、今でも娘の国語(タイ語)と社会の塾を探している。3月からの夏休みは、息子の塾が終わる時間より娘が終わる時間が2時間早く、その時間を有効利用させたいのでビデオの塾が良いだろうと思うのだが、全く情報がない。
情報を集めて良い塾を探すのも大変なのだが、最近は娘の同級生や同じ集落の子供の保護者から塾を紹介してくれと頼まれて困っている。私が教えて欲しい側の時は、秘密にしなくても教えれば良いだろうと思っていたが、いざ教える側になるといろいろ問題が有って難しい。今日はその理由について書いてみたい。

1つ目は先日コメント欄へも書いたが「学校カースト」の違い。塾で他の保護者と立ち話になると、最初に必ず訊かれるのが学校名。ウドンタニだとアヌバーンウドン、ドン・ボスコ、センマリが御三家で、それ以外の学校だと丸でカーストが違うように話は終わってしまう。昨年5月に書いた記事「バンコクの塾はウドンに有ったw」や、昨年8月の記事「姿が見えない子供達を探す。どこの塾へ行ってんだ?」へ詳しく書いたが、ギフテッド系を目標にしたウドンタニの塾では御三家以外の学校からの児童を受け入れないところがある。娘の学校は御三家ではなく、もし同級生を紹介すると塾から断られても親は(私のようにw)無理にでも押し込もうとするので迷惑が掛かってしまう。塾で一緒に勉強できる学力があれば紹介できるが、受験までにあと1年しか無い今頃騒動しているようでは、それも期待できなかったりする。孫可愛さにバイクで私の車を尾行したおばあちゃんが居られるそうだが、やはり入塾できなかったと娘が友達から聞かされたそうだ。

2つ目は習熟度だが、娘が通う算数の塾は小学校の教科書の範囲を超えて教えており、小6までの算数はマスターしている前提で授業が行われる。娘は小3終了までに小6の簡単な問題集を2冊終わらせており、小5になる前にフォーカス社の黄色い小6算数の問題集を終了している。小6の簡単な問題集はサワディーIT社のLearn itブランドのがあり、娘は小3でやったが1年飛び級なので小2でも解ける筈。算数だけは丸暗記出来ないので、順を追って学ぶしか無いが、ギフテッド狙いのウドンの進学塾は小学校よりかなり先行して学ぶので、小4になる前に小6まで終わらせて入塾すると良いらしい。進学塾では娘は他の小5より1年以上遅れて入っており、本人は度々悔しい思いをしているようだ。娘の同級生が一緒の算数塾へ行きたいと言っても、学校で勉強しているだけではとても塾の授業へ付いて行けない。

3つ目が学費。塾を紹介してくれと頼まれると、今通っている塾やその学費を尋ねるが、娘の周囲の多くの児童は主要5科目で年間1万~2万バーツくらいの塾へ通っている。安い学費で塾を成立させなければならないので、狭い教室へぎゅうぎゅう詰めだったり、手間を省くために宿題なんか絶対に出さなかったりで、難しいことを教えても手間が掛かるからか、内容が薄く習熟度もチェックしないまま進んでしまうところもあるようだ。ビデオの塾でも1科目が年間1~2万バーツするのだが、5教科で年間1~2万バーツが普通と思っている方へ1科目で年間2万バーツとか5課目年間4万バーツの塾を紹介すると、高いと言って紹介した塾へ入らない人が多い。子供を紹介した塾へ入れないのは自由だが、行かさないのを正当化したいのか、それとも妬みや僻みになるのか知らないが、子供を小さい内から塾へ行かせて可哀想なんて話を広めたりするから困ってしまう。

最後の4つ目は価値観。先日コメント欄にも書いたが、成績上位の塾は勉強が好きな子が集まっている。勉強が好きな理由は様々で、親からチヤホヤされて褒められるのが嬉しくて勉強する子供も居る。中には親から言われて嫌々に通う子供も居るだろうが、勉強が好きな子供ばかりの環境へ入って、勉強するのが当たり前になる子供も居れば、たっぷり出される宿題や内容の濃い授業を嫌々勉強して続かなくなる子供も居るだろう。何事もルーズな同級生から塾を尋ねられた娘曰く、学校の宿題もやらないのに、どうやって塾へ行くの?だそうだ。子供の学習意欲を見極める為か、娘が行く2つの算数塾はどちらも2クラスに分けて有り、成績上位の子のクラスと下位及び新入生のクラスが有る。下位クラスで様子を見てOKならば上位クラスだ。半年待って駄目なら強制的に止めさせる塾も有る。娘が8月から入った算数の塾では、9月からずっと下位クラスのトップをキープしていたが、3月からやっと上位のクラスへ入れるらしい。
価値観でもう一つあるのが休日の過ごし方。上位の成績で志望校へ入ろうと思えば、土日も夏休みや秋休みもクリスマス休暇もずっと勉強。他人が遊んでいる時に勉強するから他人より良い成績が取れる。学校が休みの日は塾のはしごが普通だし、家でも勉強している。子供の成績が良くならないと言う親に限って、休みの日は家族揃って遊びに行っているのが定番だ。夏休みに旅行しようと思ったら進学塾へは行けないだろう。我が家でもピッターム(学校の長期休暇)恒例のバンコクへの移動販売へ行かれなくなってしまった。売上が落ちたし、お客様へも迷惑を掛けているがどうしようもない。

塾を紹介できない話ばかり書いたが、逆に言えば良い学校へ通っており、塾の授業に着いて行ける学力が有り、学費の支払いも問題なく、勉強が好きな子供なら、どの塾でも喜んで受け入れてくれる筈。それでも塾の情報が得られないならば、ライバルとして警戒されているのだろう。その時は上級生やその保護者をターゲットにして情報を集めるしか無い。

どうしても情報が得られない時は、目立つ場所へ大きな看板を出して営業しているビデオの塾となるが、ビデオの塾にも当たり外れが有るし、向き不向きの相性もある。それとビデオの塾は勉強ができる子供が更にレベルアップを目指して行くのであり、勉強が嫌いだったり苦手な子供が行く場所ではない。やる気が無いと座っているだけで、誰もチェックを入れないので真剣に勉強せず、時間とお金の無駄になるだけだろう。

ウドンタニだと国語(タイ語)、英語、算数(数学)はリアルな先生が教える塾が強く、理科は中学からビデオの塾が有利。社会は中学以上だとビデオの塾以外を私は知らない。リアルな先生が教える塾は3月からの夏休みのコースの受付がほぼ終了。5月からの新学年のコースの受付も始まっている。ウドンタニだと皆さんのんびりなので少し早めに申し込めば大丈夫だが、バンコクの有名塾でビデオではなくリアルな授業を受けようとすると、申し込み開始日の午前2時から並んだりで大変だそうだ。

そろそろ夏休みになるが、自宅との送迎と塾から塾の移動をさせる毎日になりそうだ。自宅は郊外なので待ち時間はずっと車で待機だが、これが2ヶ月続くと思うと・・こんな気持を吹き飛ばして、子供達のために頑張らなければ。

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