窯を作るに当たって、必要な事柄は図面化する必要があります。
2) 設計時に用意する物。
① 各種の参考資料。
ⅰ) 手に入る窯の材料をリストアップしておく。
a) 窯作りの資材
耐火煉瓦(軽量)、耐火モルタル、シリカボード、耐火ウール(ファイバーブランケット)、
煙突(ステンレス製)、耐火アルミナセメント、扉用鉄板、耐熱塗料、蝶番(扉用)、
火格子(薪窯の場合)、ガス又は灯油バーナー(バーナヘッド付き)、ブロアー(灯油用
送風機)、電熱線、各種配線用素材、ブレーカー、スイッチ類、ベニア板(発砲スチロール)
その他。鏝(左官用こて)、水準器、水糸、巻尺、曲尺(かねじゃく=直角度を見る)、
金鋸、溶接一式又はネジとナット等があります。
今日からの話はここからです。
チ) ガス又は灯油バーナー(バーナーヘッド付き)、ブロアー(送風機)に付いて。
・ ガスバーナーには、都市ガス用とプロパンガス用があり、各々自然燃焼方式と強制燃焼
方式があります。都市ガスの場合は強制燃焼式が多い様です。都市ガスの利点は燃料の補給
を必要としない事です。当然ですが、都市ガスが来ている地域に限定されます。
強制燃焼方式は燃料(ガス)圧を上げ、ブロアーで空気を強制的に供給し、短時間で炊き
上げますので、経済的とも言われています。ただし、自然燃焼式よりも、騒音は大きく成る
のが欠点です。尚、ブロアーには100V電源が必要になります。
・ 自然燃焼方式は、空気取り入れ口より必要な空気の量を吸い込みますので、燃焼時間が長
くなりますが、焔が軟らかい感じになりますので、釉も趣の有る色艶になると言われています
・ バーナー一基には、火口が一個の物と二個の物があります。容積の大きな窯では二個の
バーナーを複数個設置する場合もあります。
・ ガスバーナーは、ベンチュリー式と呼ばれる鋳物製の物が多く使われています。で
形状は真直ぐの物とバーナーヘッド部分(耐熱セラミック製)が直角に曲がった物(L字形)
があります。当然取り付ける方法が異なります。即ち、真直ぐな物は、窯の横方向から、
直角な物は下から差込む事に成ります。
注: ベンチュリー式は、火口が一個で構造が簡単で安価なガスバーナーです。ノズルから
ガス噴射により、大気中の空気が自然吸引され、燃焼用一時空気を取り込みます。
空気の取り込み量を無段階に調整する回転盤が手元にあり、酸化や還元焼成する事が
出来ます。
・ バーナーの点火方法も、自動と手動着火方式がありますが、ご自分で窯を築くのであれば
手動の方が構造が簡単になります。尚、後で述べますが、ガスの配管は専門業者に任す事に
なります。尚、灯油用のバーナーの場合には自動スパーク点火が無難です。
・ 窯の容量により、バーナーの数も変化します。バーナーは窯のメーカーから購入できますが
バーナーのみを販売しない所もあります。 又、バーナーの種類は色々あります。以下の様に
ネット上で、メーカーとバーナーを見付ける事も可能です。
・ 灯油用ロータリーバーナー: 回転させることで油と燃焼用空気が同期し、同時に燃焼気化
室に送られる構造になっています。
低圧空気噴霧式オイルバーナ: 全自動、半自動の物があります。
ガンタイプオイルバーナー。
尚、灯油バーナーはガスバーナーより選定が難しい様ですので、採用すつに当たっては、メーカー
等と良くご相談の上決めてください。
以下次回に続きます。
2) 設計時に用意する物。
① 各種の参考資料。
ⅰ) 手に入る窯の材料をリストアップしておく。
a) 窯作りの資材
耐火煉瓦(軽量)、耐火モルタル、シリカボード、耐火ウール(ファイバーブランケット)、
煙突(ステンレス製)、耐火アルミナセメント、扉用鉄板、耐熱塗料、蝶番(扉用)、
火格子(薪窯の場合)、ガス又は灯油バーナー(バーナヘッド付き)、ブロアー(灯油用
送風機)、電熱線、各種配線用素材、ブレーカー、スイッチ類、ベニア板(発砲スチロール)
その他。鏝(左官用こて)、水準器、水糸、巻尺、曲尺(かねじゃく=直角度を見る)、
金鋸、溶接一式又はネジとナット等があります。
今日からの話はここからです。
チ) ガス又は灯油バーナー(バーナーヘッド付き)、ブロアー(送風機)に付いて。
・ ガスバーナーには、都市ガス用とプロパンガス用があり、各々自然燃焼方式と強制燃焼
方式があります。都市ガスの場合は強制燃焼式が多い様です。都市ガスの利点は燃料の補給
を必要としない事です。当然ですが、都市ガスが来ている地域に限定されます。
強制燃焼方式は燃料(ガス)圧を上げ、ブロアーで空気を強制的に供給し、短時間で炊き
上げますので、経済的とも言われています。ただし、自然燃焼式よりも、騒音は大きく成る
のが欠点です。尚、ブロアーには100V電源が必要になります。
・ 自然燃焼方式は、空気取り入れ口より必要な空気の量を吸い込みますので、燃焼時間が長
くなりますが、焔が軟らかい感じになりますので、釉も趣の有る色艶になると言われています
・ バーナー一基には、火口が一個の物と二個の物があります。容積の大きな窯では二個の
バーナーを複数個設置する場合もあります。
・ ガスバーナーは、ベンチュリー式と呼ばれる鋳物製の物が多く使われています。で
形状は真直ぐの物とバーナーヘッド部分(耐熱セラミック製)が直角に曲がった物(L字形)
があります。当然取り付ける方法が異なります。即ち、真直ぐな物は、窯の横方向から、
直角な物は下から差込む事に成ります。
注: ベンチュリー式は、火口が一個で構造が簡単で安価なガスバーナーです。ノズルから
ガス噴射により、大気中の空気が自然吸引され、燃焼用一時空気を取り込みます。
空気の取り込み量を無段階に調整する回転盤が手元にあり、酸化や還元焼成する事が
出来ます。
・ バーナーの点火方法も、自動と手動着火方式がありますが、ご自分で窯を築くのであれば
手動の方が構造が簡単になります。尚、後で述べますが、ガスの配管は専門業者に任す事に
なります。尚、灯油用のバーナーの場合には自動スパーク点火が無難です。
・ 窯の容量により、バーナーの数も変化します。バーナーは窯のメーカーから購入できますが
バーナーのみを販売しない所もあります。 又、バーナーの種類は色々あります。以下の様に
ネット上で、メーカーとバーナーを見付ける事も可能です。
・ 灯油用ロータリーバーナー: 回転させることで油と燃焼用空気が同期し、同時に燃焼気化
室に送られる構造になっています。
低圧空気噴霧式オイルバーナ: 全自動、半自動の物があります。
ガンタイプオイルバーナー。
尚、灯油バーナーはガスバーナーより選定が難しい様ですので、採用すつに当たっては、メーカー
等と良くご相談の上決めてください。
以下次回に続きます。
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