こんなことがありました。

北海道での生活も、残りが１週間を切りました。

思い返せば、今回北海道に来た頃は、病院に何度か行きました。
毎年、山梨で受けている人間ドックで、精査を受けるよう言われたからです。

今まで、異常と言われたことがない箇所でしたし、
主人も、一度診てもらった方が心配ないから…と言ってくれました。
ところが、すぐに山梨を離れるということもあって、
北海道で検査を受けることにしたのです。

我が家では、糖質制限をしていますので、
まず、そのことを承知しておられる医師に診てもらわなければ、
まったく違った所見を言われてしまいます。
糖質制限を推奨しておられる病院を、主人が調べてくれましたので、
札幌の病院に行くことにしました。

そこ医師は、ご自身も糖質制限をしておられたこともあって、
ゆっくりとお話を聞いてくださり、ご意見も聞かせてくださいました。
その上で、精査を必要としている専門の病院を紹介してくださり、
後日、検査を受けることにしたのです。

ところが、その検査結果が出たところで、更に検査をすることを勧められ、
次の予約をすることに…。

その頃の私は、万一のことを考えました。
いろいろ…、本当にいろいろと考え…、考え…、考えた数日でした。

一番考えたのは、主人のことでした。
私に万一のことがあったら、今までお世話になりっぱなしで、
何の恩返しもできないまま…ということですから、主人に申し訳ないばかりか、
その後の主人のことが、とても心配でした。

そんな時って、自分の将来が心配になったり、不安になると思っていましたが、
考えることのほとんどが、主人のことだったことは、私自身が驚きました。
これほど、主人のことを大切だと思っていたんだわ…と。

検査の結果は、私の体質によるものが大きいらしく、
このまま様子を見ましょうとのこと。

その結果を受けて、我が家では、今後、人間ドックを受けないことにしました。
検査を受けると、精査を言われることがあります。
それを受けないことは不安につながりますし、だからと言って、
検査、検査で、かえって体調を崩してしまうこともあります。

現に私は、検査のために病院に行くと、必ずと言っていいほど体調を崩しました。

私たちは、糖質制限を始めとして、一日２食にしたり、ひと月に一度の不食をしたり、
また、毎日のお散歩など、健康には気を付けて過ごしています。
そうした生活をしていますので、それで万一のことが起こるのであれば、
それは、それを受け入れる…という考えで過ごすことにしました。
ですから、人間ドックも、来年からは受けないことにしたのです。

これも、今までの１０数年、人間ドックを受けていたからであり、
今年、病院での検査をいろいろと受け、結果を聞いたこともあり、
掛かった医療機関の対応について、考える機会をもらったこともあり…。
そんないろいろがあったからこそ出せた結論です。

今は、主人も私も、日々をより気持ち良く過ごせるようになりました。

いろいろのことに…、感謝しています。