想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

しあわせのお裾分け

2015-08-15 22:07:43 | 日記
この街での暮らしでは、お昼の外食でレストランに行くことはありません。
糖質制限をしている私達にとって、ここならば…というお店がないこともありますが、
何よりも、このあたりには、自然を感じながら食べられる場所がたくさんあるのです。

今日は、いつものように、我が家から、茹で卵やチーズ、お茶やコーヒーなどを持って、
駅のそばの公園に行きました。
広い駐車場があり、広い芝生、人工的に作った1mほどの幅の浅い小川や噴水、
いくつかのベンチや屋根付きの休憩所などがあります。
ここには4年前から時々行くのですが、周りは緑がいっぱいですし、
川のせせらぎを聞きながら、風を感じることもできます。
そして、とても静かなのです。

お盆休みが重なった土曜日ですが、私達の他には、親子連れが一組だけ…。
2~3歳の男の子と若いお父さんです。
まだ、おむつをしているのですが、どうやら裸足になって、川の中で遊んでいるようです。
川と言っても水深は5cm位ですから、子供にとっては楽しい水遊びの場なのでしょう。
キャッキャと言いながら川の中を1~2m走り、立ち止まってはまた走り…。

私達が公園に行った時には既に川の中でしたが、それから小一時間、
飽きることなく遊んでいました。
お父さんは…と言いますと、子供に付かず離れず、子供の自由にさせておられます。

私達は、とてもいい景色を見ているような気がしました。
何故…?
それは、お父さんが携帯やスマホをしておられなかったこと…かもしれません。
今の時代、そんな時にスマホをしていない人を見ることって、ないような気がします。

でも、そのお父さんは、子供が危険な状態にならないかを見守っておられるのです。
まだ、多くを喋れない子供ですが、時々お父さんを見上げては、何かを喋っています。
お父さんは、必ずお返事をしておられるのです。

やがて、帰ることになったらしく、お父さんが子供にズボンと靴を履かせて…、
その、とても慣れた手つきに、私達は再度、とてもいい景色を見ているような気がしました。
そのご家庭の幸せを見ているようでした。

私達の横を、お父さんと手をつないで通り過ぎる子供に、私は手を振りました。
それに気付いた子供が、にっこりと笑って、小さな手を振ってくれました。

しあわせのお裾分けをもらったようで、とても嬉しい気持ちになりました。


 この写真は、6月の下旬に行った時に撮ったものです。
 とてもきれいに整備してあります。
 この横の川で、子供が楽しそうに遊んでいました。
コメント (2)
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