ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

マイペースな月曜日

2011年06月27日 | ひとりごと
おぃ~どふぅ~りふぅ~りっと!あ~腹減った。むしゃむしゃむしゃむしゃ。


うちの先住一家一番の若手&食いしん坊。


あ、あっちゃにもなんか美味そうなんあるやんか!


ったくもぉ~、こんなアドベンチャーワールドみたいなん作りよってからに……歩きにくうてかなわんわい。


おっ、ちょっとボク好みの可愛い子ちゃん発見!


この直後、メタボなお腹をボヨンボヨンさせながら、彼は去っていったのでありました……。見事なまでのマイペース……。

さて、今日もいいお天気になりました。
畑を覗きに行きました。
キュウリさんの根元に、なにやらきれいな黄色いものが?


うわぁ~咲いてる咲いてる!日本キュウリの花が!酢の物に漬け物、あぁ待ち遠しい!


あのぉ~、ワテらいつまでぶら下がってたらよろしぃん?


文句たれのピーマン三兄弟の横では、日本獅子唐軍団もいい感じ。


三度豆の赤ちゃんもいつの間にか生まれていました。


などと喜んでいたら……ぐわぁ~ん


ゴーヤさんがえらい被害に遭うてはりました。土の表面にコロコロとした団子がいっぱい!
こりゃもうダンゴムシかナメクジに違いありませんがな!
なんとかせにゃ~!

気分直しに、


「テクマクマヤコンテクマクマヤコン!花びらよ~止まれ!」
いひひ、実はわたし、魔女やってん!
 

うそうそ、蜘蛛の糸に引っかかった花びらです。糸が見えますか?
夏の間は、蜘蛛さんの巣作りの邪魔をしません。超~苦手な蚊を引っ掛けてくれるからです。
蜘蛛さん、今年もよろしゅうに!
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息子のおみやげイチゴ

2011年06月27日 | 家族とわたし
「かあさん、いちご、いっぱい持って帰ってきたるわ!」

イチゴ狩りに友達を乗っけて行くってんで、昨夜、仕事から直接ここに戻り、今朝早く、うちの車でまたマンハッタンの方に戻り、あちこちで友達をひろって、結局はロング・アイランドの端の端までドライブした息子。

もう季節は終わりかけていて、残り少なかったらしいが、広大な野原のような畑(写真を見せてもらったが、どうしても普通の野原にしか見えなかった)で、完熟&熟し過ぎのイチゴを、箱いっぱいに入れて持って帰ってきてくれた。

おっきな箱いっぱい!18ドルなり。


熟し過ぎてちょっと崩れてきているのだけを選んで、ジャムジャム!


灰汁を何回も取りながら、コトコトコトコト、甘酸っぱいジャムができました。


さんきゅ!
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20ミリシーベルトは永遠に撤回されない!

2011年06月27日 | 日本とわたし
いつもシャープに現実を伝えてくれる『ざまあみやがれい!』ブログの今日の記事です。
拡散しまくってください、という許可がありましたので、もちろん!とばかりに、転載させていただきます。

『大変残念なことだが、このままでは、20ミリシーベルトは撤回されない。
なぜならば、福島県側が国に、被曝上限20ミリシーベルト引き上げを要請したからだ。
ピンと来ない人にはこう伝える。
福島県知事が国に、「被曝上限を20ミリシーベルトにしてください」とお願いしたからだ。
独立した権限をもつ知事が、原発の稼働を認めなければ、原発は稼働できない。
それと同様に、国に対して、被曝上限を20ミリシーベルトお願いしているのだから、国はそれを最大限尊重するのだ。



『TBSラジオ武田記者:
「実は、基準を高くして20msvにしてくれと言っているのは地元。
基準を低くすると(すでに福島県民は)放射能汚染していることになり、ますます風評被害が広がるが、
基準を高くすれば政府が安全と言ってるんだから大丈夫だ、と地元民に説明ができるからだ」』


地元とは誰か。
地元住民が20ミリシーベルトにしてくれと訴えたのだろうか。
違う。
地元とは福島県の為政者、佐藤雄平福島県知事にほかならない。

敵は福島の中央にいたのです。

子どもを守るべく、福島県の有志が文部科学省前で抗議をしたことは記憶に新しい。
これまで当ブログでも、20ミリシーベルトを決定したのは文部科学省だ、とみなして糾弾してきたが、十分ではなかった。
官僚は腹の中で、「福島県からの要請があったからだ」とほくそ笑みながら、県民の前に姿を表し、のらりくらりと発言し、福島県民をけむにまいてきたのだ。
自分に責任がないと認識している官僚は、けっして罪悪感を持つことはない。
原子力安全・保安員の西山英彦を見ていればわかる。

責任者:文部科学省高木義明


要請者:福島県知事佐藤雄平


文部科学省の長、高木義明は20ミリシーベルト問題で、住民の抗議の前に姿を表さず逃げ続けている。

この図式は責任を曖昧にしている。なぜか。

●20ミリシーベルト引き上げは、福島県を守るためという名目


●20ミリシーベルト引き上げには、福島県民の声は反映されていない。


●20ミリシーベルトひきあげを要請したのは福島県知事

●最終決定は文部科学大臣高木義明が下した。

文部科学省だけに責任があるならば、文部科学省の内部で意見が戦わされることもあるかもしれない。
だが、文部科学省の役人の胸には、「福島県からの要請」という事実がある。
我々が進んで取り決めたことではない、という言い訳が、批判と改心を鈍らせる。

福島は、住民自らが知事に選んだ佐藤雄平により、被ばくさせられるという運命にある。
福島だけではない。
県外に点在する、ホットスポットの住民もだ。

この運命を法的に訴えて変えるには、知事のリコールという方法がある。
有権者の3分の1の署名を集めれば、知事のリコールの請求が可能になる。

佐藤雄平福島県知事と、文部科学大臣高木義明のリコール請求で、局面を変えられる。

だが、残念なことに、知事のリコール請求には、有権者以外の署名は力にならない。
つまり、福島県の有権者の署名しか有効ではない。
なぜ福島知事が要請した20ミリで、福島県外の人々まで20ミリ被ばくさせられなくてはいけないのか。
その責任は、文部科学大臣高木義明にある。

佐藤雄平福島県知事・・・有権者、福島県民。


高木義明文部科学大臣・・・有権者、長崎1区。

長崎1区の住民たちに、福島原発による被曝の当事者になっていただくのは難しいかもしれない。
やはり、佐藤雄平知事のリコール請求行うのが最優先だ』



わたしは毎日、原発のこと、震災のこと、エネルギーのこと、被災者の方々のこと、被災地のこと、支援者の方々のこと、政治のこと、学者の方々のことなど、
頭の中がこんがらがってくるほどのたくさんのことを、読んだり書いたり考えたりしてきました。

そうやって、わたしなりに、わたしの脳みそなりに、とても真剣に考え続けているのだけれど、
どうしてもよくわからない、というか、そこに居ないからわからないのか、日本の常識を忘れてしまっているのか、
本当はその疑問を投げかけてみたいのだけれども、そのことを口にするのを躊躇っていることが二、三あります。
その中のひとつが、このことなのでした。
『ざまあみやがれい!』さんの記事の中のラジオ放送は、5月2日に流されたものです。
もう今からすると、約2ヶ月も前のことです。
この日の経ち方はいったいどういうことなのでしょう?
そして、福島県の方々の多くが、今だにあそこに残り、暮らしている。
農地や校庭の土の除染も、今だに大々的に行われた、という報道も無い。
学校ぐるみの学童疎開も、臨機応変な授業時間の変更や休校もされず、
そしてなによりも、徹底的な汚染調査すらも、行政が取り組んでいない。

25年前、まだソビエト連邦だった頃に起こったチェルノブイリ原発事故の被災者よりも、2011年の日本の方が、情報を得にくく、状況がよく把握できないのでしょうか?
いったいどうして、汚染に多少の違いはあっても、確実に放射性物質が降りかかっている農地で作られた作物が、今だに存在していて、それを売ったり買ったり食べたりしているのでしょうか?
いったいどうして、徹底した調査もせずに、もちろん結果の出ようのないまだ進行形の汚染が続いている海のものを、流通していいなどと言っているのでしょうか?
いったいどうして、そのような汚染の疑いが有るという食品を、他の県や、他の国に、食べてください。これは支援につながります。などと強制じみたことができるのでしょうか?


上記の記事が真実だったとしたら、わたしの疑問のほとんどが解けることになります。
福島県の知事が、保証や賠償、そして汚染処理場の地価の値上げなどを目論んで、取れるお金を吊り上げることに集中しているのなら、
金が結局のところ、すべての解決であり、救済になると、本当に信じているのなら、
妙なウソを吹聴する御用学者を連れてきて、情報の入らない地域の避難民の方々にバカバカしいデタラメを信じさせたり、
20ミリシーベルトに引き上げてください、と政府に頼んだり、
事故直後に入手していたスピーディの情報を隠して、住民にウソをつき続けていたことも、説明がつきます。

今回、震災や津波では、自治体の責任者の方々も被災されたり命を落とされたりしたのですが、
この知事の暴走が事実なら、どうして誰ひとり、それを弾劾したり止めたりすることができなかったのでしょうか?
自治体の区長さん、町長さんや村長さん、そして市長さん、たくさんの長がいらっしゃると思います。
それほどに、この佐藤知事という人は、権力者なのですか?
3年経ち、5年経ち、10年経ち、この3ヶ月の停滞と怠慢は、必ずなにがしかの形となって現れてきます。
もしかしたら、罪を犯した者は捕らえられ、罪の重さを問われることになるかもしれません。
けれどもそれがなんなんでしょうか?
病んだ身体が良くなるのでしょうか?命が戻ってくるのでしょうか?

考え過ぎだ。いくらなんでもそんなことは有り得ない。
そんなふうに思って、腹を立てられますか?
わたしはもう、この件に関しては、考え過ぎることもないし、警戒し過ぎることもない。なんでも有りの世界だと思っています。
日本は、そして世界は、もう3.11以前のものでは無くなってしまったのです。 
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平成維新はエネルギーから始まる!主役は生活者一人ひとり!

2011年06月26日 | 日本とわたし
ECO JAPANという日経BP社の環境系情報ポータルサイトに、村沢義久さんという方の論説が載せられていました。
とても簡潔に分かり易く、エネルギーのことが書かれています。ぜひみなさんも全文を読んでみてください。

『主役は生活者の平成エネルギー維新』

部分的に転載させていただきます。

『「上から経済」の電力事業

多くの人たちが、日本が大きく変わり始めたと感じている。
21世紀になって、徐々に変化は始まっていたのだが、震災と原発事故が引き金となって一気に表面化したと考えるべきだろう。

変化の1つは政府、大企業、中央主導の「上から経済」から、個人、中小企業、地方主導の「下から経済」へのシフトである。
端的に現れつつあるのが電力事業である。太陽光発電は個人による電力事業であり、原発政策を決めるのも国民一人ひとりである。

原発は「上から電力」の象徴である。
大企業・大資本で、しかも国の支援体制がないと実現できないからだ。
これは、海外でも共通している。今回の事故まで、発電量(kWh)ベースで原子力が日本の電力総需要の30%弱を賄ってきた。

「原子力は安全・安心コストを含むと高コストになり、ひとたび事故が起きるととてつもない被害をもたらす」。
これが原発に対する新しい認識だ。とは言うものの、日本のエネルギー事情とCO2削減の問題を考えると、急激に減らすのは現実的ではない。

1つのやり方として漸減方針を提言する声もある。
原発の「定年」を40年とし、新たに建設しなければ、少なくとも40年以内に原発はなくなる。
現存する54基の中で、最後に定年を迎えるのは北陸電力志賀2号機(2046年3月14日)になる。

しかし、現実問題として、もっと早く減っていく可能性もある。
原発は13カ月ごとの定期検査が義務つけられており、再起動には、保安院からの許可以外に県知事をはじめとする住民の了解が要るからだ。

今回の事故を受けて、原発をどうするかについては様々な議論が出てくるだろう。
リスクやコストに関する評価を再度詰めて、そのうえで「今後も必要」と判断することもあるかも知れない。

ここで重要なことは、判断するのは政府や電力会社、経済団体ではなく、私たち国民一人ひとりであるということだ。
国民主権は原発にも当てはまるのである。

東電の総発電量のうち、東北での発電が3分の1を占めている。
福島第1原発、同第2原発、広野火力発電所が福島県の浜通り、それも全て双葉郡にある。
今は3つとも止まっているが、これまではこれらで発電した電力はすべて関東へ運ばれ、首都圏で使われてきたのである。

原発の問題の1つは、受益者と負担者が異なることだ。

受益者は東電管内の企業や住人で、負担者は東北の人たち、とりわけ今回避難された方々などである。
受益者にとって「危険なもの」を他人に押し付けていることがそもそもの間違いだろう』

以後、
『自産自消のソーラーハウス』、『電気は貯められる』、『深夜余剰電力は隠れたエネルギー資源』、『家庭用バッテリーにもなるEVの改良』と項目が続きます。
そしてまとめとして、

『20世紀は、政府、中央、大企業主導のサプライサイド・エコノミー(「上から経済」)の時代であった。
その代表が電力事業である。
豊かな電力は国民に多大な恩恵をもたらしてきたが、原発問題で綻びが目立つようになってきた。
明治維新から140年後の「平成維新」はエネルギーから始まる。主役は生活者一人ひとりである
』と結ばれています。


維新……維(こ)れ新(あらた)なり、すべてが改まって新しくなること。特に、政治や社会の革新。

維新には痛みや戸惑いや伴い、それはきっと、ドラマや映画などを眺めているようなわけにはいかない、生身を傷つけるものになると思います。
ここアメリカは、オバマ政権への切り替わりが小さな『維新』でした。
人々は『変化』を叫び、獲得しようと興奮し、躍起になり、大勢の人達の草の根的な努力がそこらかしこに存在していました。
オバマ氏は、演説で『変化』を口にするたびに、それに伴う痛みと、それを受け止める強い意志と辛抱を説きました。
聴衆は、「もちろんだ!」「大丈夫だ!」と大声を張り上げて賛同していました。
けれども、一年も経たないうちに、「なにも変わらないじゃないか」「どうしてくれるんだ」と文句や愚痴が増えてきて、
今や、「やっぱり彼ではだめだ」などという意見もあちこちで聞かれます。

いよいよ自分の周りの世界が変わろうとする時は、それを望んだ人にも、それにただ巻き込まれた人にも、それを望んでない人にも、まんべんなく平等に、衝撃と痛みが降り注いできます。
今はその、衝撃と痛みに負けない、もしかしたら長く続く辛抱の時間を耐えきれるよう、心を鍛えておく必要があるかもしれません。
被災された方々以外の、とりあえず身体が健康で、そこそこ人並みに暮らせている皆さんの、ひとりひとりの心の中に、
静かに、密かに、けれども決して消えることのない『平成維新の炎』が灯りますように。
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わたし達が知らなければならない現場の声

2011年06月25日 | 日本とわたし
長いです。でも、わたし達が知らなければならない、現場からの声です。読んでください。

ハッピー"ツィート名@Happy20790"という、今原発でずっと作業してくれてはる方から発信されている現場の現実の一部(6/18~6/24)です。

6/18
あっ!それと2号機は今日の夜20時にエアロック開けるって発表ありましたよ。
皆さん確認して下さいね。

2号機の解放「外部への影響はない」って言い切って東電が発表してるけど…。
数値が問題じゃなくて核種が問題だと思うんだけど…。
なんでちゃんと説明しないのかなぁ?
セシウム、ストロンチウム、アメリシウム、キュリウム、ヨウ素等々がどれくらい外部に放出されるって。

それと「細心の注意をはらうため、問題はありませんが、不測の事態を考慮し、念のため外出は控えて、窓は開けないように、外出の際はマスク着用するようにお願いします」って言えないのかなぁ?
オイラだったらちゃんと説明するよ。

6/19
エアロックって何?って質問ですが、エアロックは原子炉建屋に入る入口の扉の事で2号機には2ヶ所あります。
原子炉建屋内の圧力保持のため一カ所に二つの扉があって、通常二つ同時に開かないようになってます。
今回は同時に開けますけどね。

わかってる人が多いと思うけど、みんなにお願い。
マスクは、外から帰って来たら、玄関の外でビニール袋に入れるか、外側を内側に折り曲げて捨ててね。
絶対に再使用しちゃダメだよ。

それと、玄関の外で、服と髪の毛も、埃落とすみたいにパタパタしてね。
家に入ったらすぐ手洗いとうがいを忘れずに!
あと、放射性物質は髪の毛に吸収されやすいみたいだから、子供さんには帽子かぶらせてね。
以上、今日の豆知識でした。

2号機のエアロック、20時50分に解放したね。
ちょっと遅れたから、明日の朝5時までに全開だね。

2号機の外部放出量は、1号機解放時の3.6倍らしいよ。

2号機の空気の流れはエアロックから入って、オペフロのブローアウトパネルから出るはずだから、2号機もモクモクしてるはずなんだけど、パネルは海側だからわかりずらいかも……。

汚染処理システムの方も、今日また安全弁のラプチャーディスク壊れたみたい。
ホントに大丈夫かっ!
オイラには原因わかんないけど、もう一つ前段に、目の粗いフィルターシステム入れた方がいいんじゃないのかなぁ?
その後のアレバのシステムも、何を取り除くのかよくわかんないし……。

『3/15に、2号機の圧力抑制プール付近で爆発があったと思いますが。その時に、原子炉建屋は全く損傷しなかったのでしょう!?』という質問に答えて。
まだ中の破損状況は、全部把握してないと思います。
そのためにも解放して、高湿度や高線量の環境改善して、これから調べるはずです。
ただ、他の号機のような爆発ではないため、他号機と比べたら破損は少ないと思いますよ。

みんな心配してるかもなので、現場速報です。
午前中、2号機廻りの規制も特になく作業してましたよ。
4号機もモクモクしてるけど、いつもと変わらずです。
ホントは注水して満水にしたいみたいだけど、汚染水処理システムが本格稼働しないから、注水量を控えてるみたい。

常に満水になれば、モクモクしないんだけどね。
それは他の号機も一緒で、早く汚染水処理システムが稼働する事が必須になってきました。
あとは、また夜ね。それにしても、今日は暑いよ~。

6/20
ただいまっ(^O^)
ホント今日は暑かったぞい(@_@)
何回も休憩して仕事が思うように進まなかったよ。
今日も汚染水処理システムは動かず、いよいよ秒読みが始まった感じがする。

プロセス建屋はもう限界だから、サイトバンカーと工作建屋の地下に移送かなぁ?
それでも間に合わない場合は、タンクに直接か?
そうなったらまた、作業員の被曝増えちゃうよ。
東電は「予想以上の濃度の汚染水が……」って言い訳してる。

またおかしな事言ってるなぁって思うんだけど……。
そもそも、2号機のトレンチの汚染水は1000msv/hあるんだよ。
1号機なんか4000msv/hだし、事前に十分予測出来るはずだよねぇ?
その測定も水中じゃなくて、空間線量当量率だよ。

汚染水濃度がハンパないくらいわかってたはず。
オイラは今回の調査結果発表は素直に受けられないよ。
明らかにクリオンとアメリカを庇ってるとしか思えない。

東電はクリオンに対し、短期間で十分な計画を与えられなかった引け目からか、取りあえず使えそうな装置を選定し発注した責任からか、わかんないけど明らかに今日の発表は政治的なものを感じるよ。
オイラが裏を読み過ぎてるのかなぁ?
何だか解らなくなってきたなう。

今の汚染水処理の計画では、注水量500t/日に対して1200t/日の処理をするはずなんだけど、とても無理。
本来は注水量を増やして、各号機に十分な冷却をするためでもあるのに……。
近く梅雨入りになるし、このままじゃ確実に海に流れ出るし、1ヶ月で冷却なんてあり得ないよ。

それを回避するには、やっぱ高濃度の汚染水を、直接タンクに貯めるしかないと思う。
ホースの切替も大変だけど、移送したあとの作業の被曝もハンパないけど……。
また行き当たりばったりが起きそうだよ。
そうならないで欲しいなぁ。

6/21
今日は、昨日約束した4号機について、オイラが知ってる事、調べた事、感じた事をつぶやくね。
長くなるけど、いつもと同じく、信じる信じないはお任せですよ。
まず、震災当日の4号機は定期検査中で、大型改造工事をいっぱいしてました。

特に炉内は、シュラウド交換と言う工事をしていました。
当日の炉内状況は、シュラウド交換するために、古い炉内構造物をほとんど取り外していて、炉内は空っぽ状態でした。
もちろん、全部の燃料も取り外して、炉内の南側にある燃料貯蔵プール(SFP)に移動し、保管してました。

取り外した古い炉内構造物は、炉内の隣の北側のドライヤー/セパレータプール(DSP)で、細かく切るため置いてありました。
この時のそれぞれのプールの状態は、炉内とDSPは仕切りが無く解放状態でつながってますから水が行き来する状態でした。

また、炉内とSFPは仕切りが有りましたから、お互いの水は隔離された状態です。
炉内と通じてる配管は、ほぼ全て切断し、閉止した状態が当日の状況です。
何故こんな事を話すかと言うと、4号機は他の号機とまず違う状況だ、という事を知ってほしいからです。

専門用語が出るから難しいかもだけど許してね。
そんな状況で地震が起きました。
その時、各プールの水は、大きな揺れにより床に溢れて来て、炉内の水は、はっきりわかんないんだけど、残留熱除去系の配管のどこからか漏れて減ったと思われるんだ。

また、燃料のあるSFPは、電源停止で冷却水が止まったため、燃料の残留熱によってモクモクと水が減ってしまったんだと思う。

事故後、誰もがSFPの水も空っぽで、燃料が溶けてるって思ってたんだけど、ぞうさん(ポンプ車)の先にカメラを付けて確認したら、燃料より上の約1.5m位のとこに水があって、すごくホッとしたんだ。

炉内とDSPの方は、瓦礫が邪魔してみえないからまだよく分からないけど、今日、圧力容器(RPV)下の配管から水入れたから、結果は近いうちに出るんじゃないかなぁ?
原子炉の地下にも水があるから、どこが漏れてるか心配だけどね。

例え炉内の水が空っぽになっても、燃料のあるプールは仕切りがしっかりある限り、燃料がむき出しになる事はないよ。

それはいいことなんだけど、問題もあるんだ。
それは、炉内の水が空っぽになると、DSPもほとんど空っぽになって、線量の高い古い炉内構造物がむき出しになるって事。
そしたら凄く被曝するから、作業も簡単にいかないんだ。

でも、今の現況からするとオイラ、4号機は他の号機より早くなんとかなると思うよ。
でも、心配な事が大きく二つあるんだ。
一つは、プールを満水にした時に、プールを支える支柱が持つか?
これは、原子炉二階に、この前支柱を建てたんだ、まだコンクリートは流してないけどね。

それでプールが持つかどうかは、オイラ専門家じゃないからわかんないけど……。
もう一つは、汚染水処理が注水量より多く処理出来るか?
今は難しい状況だなぁ……。
この二つが上手く行けば、何とかなるはずだよ。

4号機の落ち掛けてる壁は危ないから、今後、重機を使って落とす計画みたい。
落としたら、ライブカメラできっと分かるね。
あとは、燃料プールに注水する配管を設置して、常に満水にすればモクモクしなくなる。

あと、1号機と同じくカバーも付けるみたいだから、そしたら空気中に放射性物質も出なくなる。
しっかり冷却できれば、あとはどう燃料を取り出すか?
数も多いし大変だけど、それは今計画中みたいだよ。

問題も沢山あるけど、頑張ればなんとかなるはず。
原子炉建屋はそんなに線量高くないから入れるし、躯体の評価をもっと精度上げて、弱い部分を補強をして、汚染水処理が上手く行く事が、4号機を収束させる鍵だね。

以上が、4号機についてのオイラのつぶやきだけど、現状は他の号機に比べたらいいと思うよ。
長くなってわかりずらいかもだけど、オイラのわかる限り勝手につぶやいたから許してね。ではまたねー(^O^)

6/22
ただいまっ(^O^)
あづいぃ(@_@)
今日は今までで一番、ハンパない暑さだったよ。
オイラ達のグループからは熱中症出なかったけど……。
他の会社大丈夫だったかなぁ?
温度計は42℃超えてたぞ!
血液が暑いのがわかるなんてなかなか無いよなぁ。

こんだけ暑いとクールベスト着ても、すぐホットなベストになって、重さだけが体にのしかかってくる感じなんだ。
こまめに休憩とるしかないんだけど……、工程がなぁ……。
汚染水処理も、相変わらず上手く行ってない。

汚染水処理能力が100分の1だって、あり得ない!
最初の計画は10000分の1だよ!
こりゃみんな被曝して、ホントに作業員いなくなっちゃうぞ!
サイトバンカー地下に移送しても、リミットは多分、7月4日位で雨が降るともっと早くなるはず。

その後、いまオイラ達が怖れてるのは、本来処理された低線量の汚染水を入れるタンクに直接、高濃度の汚染水を入れなくてはならなくなるんじゃないかって事。
そうなったら、高線量で人が近づけなくなって、漏れても手をつけられなくなるぞ。

今日、4号機の炉内とDSPのプール、注水して満水になったよ。
明日水位が減ってなければ、線量計って低ければ、初めてオペフロに入れるかもだよ。
瓦礫や床が抜けてるから危ない所もあるけど、なんとかしなきゃね。

2号機は今日、原子炉建屋の調査したけど、やっぱり線量高いなぁ。
調査するだけでも相当被曝するよ。
地下の汚染水もいっぱいあるしなぁ。
爆発してないから、系統配管が使える状況だといいんだけど…。

1号機は、明日から循環冷却に向けて工事が始まるけど、2号機と同じように線量高いんだよね。
30分の作業で2mSv位被曝しそうなんで、人がいっぱい必要なんだ。

オイラが現場でいつも心がけてるのは、外部被曝よりも内部被曝。
確かに外部被曝も受けちゃいけないけど、たとえ一回に100mSv被曝したからといっても、その後しばらく被曝しなければ、破壊されたDNAは修復すると思うんだ。

だけど、内部被曝は身体から出て行かない限り、たとえ低線量でも、常にDNAを破壊するから修復出来ない。
それが癌になっていくんだ。
セシウムは筋肉、ストロンチウムは骨に溜まりやすく、すぐには身体から出ていかないんだ。

内部被曝の核種がコバルトだけなら、なんとかなるかもなんだけど……。
と言うわけで、オイラはマスクをしっかり付けるんだ。
だから、他の原発作業員の人も気をつけて欲しいなぁ。
来週、オイラも事故後初めてのWBC受けるから、ちょっとドキドキなんだけどね。

6/24
ただいまっ(^O^)
今日もあづい1日だった~(+×+)
コンクリートの上での作業は、特に照り返しもハンパないよ。
頭ボーってしながら作業してる。
線量とか汚染とか考えて仕事してる人なんかいない。
ただ暑い暑いって思ってる。

汚染水処理、やっと上の野鳥の森に設置した、淡水化処理システムまで上がってきたよ。
線量や流量はわかんないけど、取りあえずやっと稼働したね。
汚染処理された水を炉内に注水するホースも、明日から繋げるみたい。
でもこの暑さだけに、ホースひくのも大変だと思う。
倒れなきゃいいけど……。

2号機の屋上に、Tホーク墜落しちゃった。
以前につぶいたけど、やっぱ夜飛ばしてたんだね。
4号機の質問の多くに、夜中の閃光とか爆発とか、なんか光ってるとかあって、質問に答えたんだけどね。

Tホークは、結構前から、カメラやダストサンプリング装置とか付けて飛ばしてたみたい。
なんか、Tホーク自体の重量が軽すぎて、バランスをとるのが難しいらしいよ。
だから、頻繁にカメラの取付位置とか変えて、バランスの飛行試験してたみたいだよ。

メガフロートに、いよいよ6号機の低レベルの汚染水移送するみたい。
やっと出番が来たよ。
いっぱいになったら、どっかに持って行くのかなぁ?
知ってる人いる?

2号機の原子炉内は、水いれても水位計の数値あがらないんだ。
別な場所に、またロボットで設置して確かめてみるかも。
空っぽっな状態って状況は、オイラの頭じゃ想像出来ないんだけど……。
どうなってるのかなぁ?

1号機のカバーリングの準備は、順調に進んでたよ。
何日かぶりに行ったけど、道路も震災時とは比べものにならないほど綺麗になってたよ。
小名浜での仮組もあと少しだし、来月初めには船で運ばれて来るかもです。

4号機の中にも入ってきたよ。
補強工事の作業員が頑張ってました。
来週位には、コンクリート打設出来そうな感じ。
4階まで足場登って上がって来たけど、疲れた~(>_<)
やっぱり、上は壁も手すりもないから、ちょっと怖かったです。

コンクリート打設終わったら、4階の瓦礫も片付けて足場を組んで……、
線量の結果はまだわかんないけど、そしたらいよいよ最上階に突入ですよ。
汚染水処理システムも、カバーリングも、津波対策も、2,3号機調査も、みんな頑張ってるから応援してね。



わたしなんかには想像もできひん厳しい作業に加えて、確実に身体を蝕む放射能汚染の恐怖や、ムチャクチャな暑さとも闘わなあかん現場の作業員の方達。

どこかの国の、征服欲だか金銭欲だか、あるいは単なる興味本位だか、もっと始末が悪いのんは、これで世の中の貧困を救えると勘違いしている、軍や政府や企業のお偉いさん達が、
いいんじゃないかコレ、ふふふ。
なんてほくそ笑みながら、秘密裏に、国の金を湯水のように使えるシステムを作り、仲間を集め、ええ加減な建て方をしてしもたがために、
何人もの作業員の方達が亡くなり、今も命を削って、事故処理をせなあかんようになってしまいました。

わたしはもう、本気中の本気で、原発に関わった上層部の人間に、この作業に関わらせたいと願てます。
あんたらが口先だけで進めた物事の現実は、こういうことなんやでと、裁判でもない、刑務所でもない、あの事故現場に引っ張ってって、
防護服を着せ、放射能物質がむき出しになった建屋の中に、一日でええから閉じ込めてやりたいです。

現場はどの現場も厳しい。
現場にいる人々と、どこか涼しい部屋の中で、現実味も想像力も乏しい頭で物事を決めて、その後は無責任を通せる役員や役人との間には、
どんな世界でも役所でも、そして軍隊でさえも、大きな隔たりがあることはわかってます。

けれども今のこの、原発事故による放射能汚染は、地球全体を揺るがす大事になってるはずやのに、
その中心になったはずの人間の潜み方、黙り方に、腸が煮えくり返る思いです。
ハッピーさんをはじめ、作業に従事してくださっているすべての方々の無事を、心の底の底から祈ります。
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雨あがりのしあわせ

2011年06月25日 | ひとりごと
旦那が胸からお腹を真っ赤にして、家の中に入ってきた。
まったく久しぶりの太陽を、この椅子で昼寝をしながら楽しんでいたのだそうだ。


砕いたアスファルトやセメントの塊が、まだそのまんま。
でも、ナニゲに感じが良かったりする。きれい、なんて思えたりもする。
などと、多分他人からすればとんでもないことが、「ええやんかべつに」と思えるところが、旦那とわたしの共通点なのである。

雨水を吸って、吸って、また吸って、だいぶ大きくなったピーマン三兄弟。
どないしょ?もう穫ってもええんやろか?


きゅうりさんも、葉っぱのヒゲがぶっとくなってきた。


サバイバーの豆さん達。わたしと同じぐらいの背丈になった。


旦那のカエデに喧嘩売ってる、すが子さんのアジサイ。


アナタ ハ ドウシテ ソンナニ オオキイ?


毎日元気に、色とりどりの笑顔を見せてくれてありがとう!
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米国ゲンジツは映画よりおもろいなり!事情

2011年06月25日 | 米国○○事情
昨晩、旦那が前から観たがっていたウディ・アレン監督の映画、『Midnight in Paris』を観に行った。
彼の映画は面白いことは面白いのだが、彼特有の皮肉やジョークは、アメリカの文化や歴史、ユダヤ人特有の習慣などをちゃんとわかっていないと笑えないものも多く、
ジョークの80%は、大ウケしている周りの大人達に囲まれて、笑えないでシラケているガキになったみたいで、ちょっとした孤独感を感じたりする。
そして旦那は、そんなわたしの孤独感を可哀相に思って、ほんとは大いに笑いたい時でも、それができなかったりする。
まことに気の毒なのである。

そんな映画館の会場で、とても珍しいことが起こった。

会場が暗くなり、携帯電話などの諸注意ビデオが終わり、長々とした予告編も終わり、さあいよいよ本編!という時に、
我々と同列の大人カップル、我々の後ろの列のティーンの女の子達、そして、最前列に座っている、これまたティーンの女の子達4人が、どういうわけか話すのをやめないのだ。

しばらくは我慢した。
たまたまなんだろう。騒がしいといっても、映画の声が聞こえない、というほどではない。
そこに居たそれぞれが、そんなことを言い聞かせていたのだろう。誰ひとり、注意する者はいなかった。
2分経ち、5分経ち、10分が過ぎた頃、しかも、映画の中では、主人公のカップルが小声で話し続けているシーンが展開さえていて、
いよいよ堪忍袋の緒が切れた女性が、「静かにしなさい!」と大声で叫んだ。
一瞬シーンとなったが、驚いたことに、すぐにまた、同じような声量で話し始めたではないか?!

次に行動に出たのは、彼女達の席と通路を隔てた列に座っていたおじさんだった。
おじさんは、彼女達の所までツカツカと足早に歩いて行き、「静かにできないのだったら出て行きなさい」とでも言ったのだろう、
4人の女の子達はひとり、またひとりと、派手に音をたてて会場から出て行った。

その間にも、我々の後ろの列の女の子達は、同じペースでおしゃべりしている。
左側のカップルは、やっと静かになった。

と、信じられないことに、出て行った4人が、ガヤガヤと騒がしくおしゃべりしながら、またまた戻ってきたではないか!

こちらに引っ越してきて気がついたのだけど、
どういう場であれアメリカ人は、係員や作業員のでんでん虫級の遅い動作や、延々と待たされる踏切や一旦停止、決して時刻表通りに来ない乗り物など、理不尽とも言えるほどに待たされることに、とても我慢強い。
そして、こういうおバカをする人間のことも、しばらくは様子を見る、という忍耐力もある。
けれども、一旦キレると行動は早い。しかも、そこに見事な連携が生まれる。

戻ってきた女の子達が全員座った途端、今度はおばさんが立ち上がり、外に出て係員を連れてきた。
係員は、彼女達ひとりひとりを、FBIが使っていそうな強力な懐中電灯で照らし、ひとりずつ強制的に連れ出して行った。

もはや誰も、映画など観ていない。
出て行く彼女達が全員いなくなるまで拍手喝采、わたしももちろん「イェ~イ!」と言いながら拍手で見送った。

現実は映画より、何倍もおもろかったのであった。
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ピアノのお医者さん

2011年06月25日 | 音楽とわたし
雨がずっと続いていて湿度が高くなり過ぎたのか、カルロスピアノの鍵盤の多くが、元の位置に戻ってこなくなってしまった。
そこで、修理にやってきてくれたアルバート。週末の土曜日にすみません!
まあ、土曜日がいい、と言ったのは、彼の方だったんだけど……。

またまた鍵盤の解体作業。


この一本一本の裏側にある、赤いフェルトで縁取られた四角い小さな穴に、ピアノ用のアイロン?棒を突っ込んで温め乾燥させます。
ツマミは温度調節ができるらしい。作業の邪魔にならないよう焦って撮ったらピンぼけでした、すんません。


背ぃ高のっぽのアルバート。ちょいと照れておられます。


作業が終わったのから戻していって、


ひとりぼっちの黒鍵さん。


今日は久しぶりに晴れたので、部屋の中もピアノも、ずいぶん乾いてきたようです。

百歳を超えるこの家は、雨が降り続くと必ず、年月の香りが湿気に手を引かれて戻ってきます。

湿気の度合いが高まると、その香りの濃さの度合いが強くなります。

そういう日は、ここで暮らしては亡くなっていった人達の、息づかいまでもが感じられるような気がします。
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世界七兆不思議

2011年06月25日 | 日本とわたし


企業の存続よりも、まず福島、日本のものだけではない海、そして近隣地域に生きる人や動物や自然を守る。

なんでそうならへんの?
今だにこれは、東電という一電力会社がなんとか始末せなあかんもんなん?
そんな程度のことなん?

わからへん。
わたしにはほんまにわからへんわ。
なんでこんなとんでもなく難しいことを、
今までに経験したこともない、どないしたらええのかようわからへんことを、
作業してくれ言われても、だからどうするのかもよう知らん人達が、命削ってせなあかん仕事をしてて、
それでも全然事態が好転もせず、見通しも立たず、ただ後手後手でその場凌ぎの方法考えてやってて、
それもことごとく失敗ばっかで、
もうなにがなんやらお手上げですわ~の会社やのに……。
なんで105日間もずうっと、お任せしてんの?
なんかそういう、どうしても東電やねん!なにがなんでも東電やねん!っちゅう決まりとかあるん?

1000億もの工費がかかるから、それを株主総会で言うたらまたえらいことになりますから、
多分、地下水までドロドロに溶けたマグマみたいなんが届くのには、1年以上はかかると思いますから、

なんでこんなブラックジョークみたいなことを聞いて、誰ひとり叱らへんのん?
わたしがもし東電の株主で、こんなニュースを耳に入れてたら、多分会社に怒鳴り込みに行くわ。
「ド阿呆が!ごちゃごちゃ言うてんと、今すぐにでも壁の設置に取りかからんかい!」って。
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がんばってる現場に『原発賛成、反対』を切り離した援助を!

2011年06月24日 | 日本とわたし
ふんばろう東日本支援プロジェクト 
家電を被災地に送ろう!

↑このふたつのプロジェクトは、西條剛央氏(構造構成主義を体系化した日本の心理学者であり哲学者。早稲田大学大学院専任講師)が、次々に浮かび上がるアイディアをツィッターに流し、そこからのつながりによって立ち上げられたものです。

3月11日から30日までの間は、仙台にある実家がとりあえず無事だったということを確認し、教えることと書くことを続けておられたのですが、
16日にとうとう、被災地に向かうことを心の中で決められたそうです。

土地勘のあるお父様と一緒に向かった始めの被災地が、南三陸町でした。
以下は、糸井さんとの対談(ほぼ日刊イトイ新聞)からの抜粋です。


『そのときは、こんなプロジェクト(ふんばろう東日本プロジェクト)をやろうなんて、まったく思ってませんでした。
とにかく、やれることをやんなきゃと思って、バンを荷物いっぱいにして行ったんです。

被災地は南北400キロにも及んでいるわけだから、ふつうに考えたら、ものが足りてるなんてことあり得ない。
絶対、人が行ってないところがあるはずだ、と。

でも、それにしても、あまりにもすべてが、破壊されていました。
その場に降り立ったら、すぐに、言葉を失ってしまいました。
ふらふらと、被災地をさまよい歩いてる感じだったです。

でも、たまたま、現地の三浦さんという方と知り合いまして、
「大きな避難所はすでに物資が山積みになってるから、小さな避難所を案内するよ」と。
それが、4月1日のことだったんです』


被災地を自分の足で回り、目で見、肌で感じた彼は、自分の学問がこの混沌とした世界に役立てることに気がつきました。


『「ある特定の状況」のもとで「ある目的を達成する手段」のことを「方法」と呼びますが、
これって「例外」がないんです、定義上。
ようするに、考えればいいポイントはふたつしかない。
それは「状況」と「目的」です。
今はどういう状況で、何を目的にしてるのか。

今回の場合は「被災者支援」ですけれども、このふたつを見定めることで「方法」の有効性が決まってくるんです。
方法化して、ツイッターでつぶやいて、あるていどまとまったら、ブログに載せました。

そんなことを、ほとんど寝ないでやってたら、1時間に1000人ぐらい、フォロワーがどんどん増えてって。
次の日の昼にはもう、サイトが立ち上がっていたんです。
みんなが、方向性の分からないベクトルみたいなものを持っていて、手をつなぐ先を探してたんですよね、きっと』


西條氏が立ち上げた『ふんばろう東日本支援プロジェクト』のことをわたしが知ったのも、ツィッターでした。
見知らぬ人とネットを通じて知り合い、知り合った後も会えるかどうかも定かでなく、どうしてそんな人達を信用できるのか、家族や友人から問われたことがあります。
わたしはいつもそういう時に、答が浮かんできません。
でも、それぞれが持つ、方向性が分からないベクトルみたいなものが、自分のそれと合っている、という直感、
そして、もちろんバーチャルな世界の中での会話でも、続けているうちに、そこにその人の思いや人となりが透けて見えてきます。

阪神大震災の時にはなかった新しい世界が、この震災を新しい形に導いてくれるかもしれません。
きっかけがネットであれなんであれ、最後には人の手から手に渡されるところにつながっていくのだと思います。
さあ、わたしもまたがんばるぞ!
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