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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『事故の責任者を刑事告発した理由』広瀬隆

2011年07月30日 | 日本とわたし
週刊朝日2011年7月29日号配信・原発破局を阻止せよ!(17)に掲載された、広瀬隆氏による『事故の責任者を刑事告発した理由』より抜粋します。

福島第一原発メルトダウン事故が起こってからの私たちは、日本全土に放射能被曝をもたらした許されざる事故責任者たちが、毎日毎日テレビに登場して、平然と事故の解説をする姿を見せつけられてきた。また福島県に雇われた学者たちは、福島県内のすさまじい被曝状態の中に児童を放置しながら、それを安全だと触れ回ってきた。
彼らには、まったくと言っていいほど、この大事故を起こしたことに対して、また被曝の深刻さに対して、反省の色が見られない。


……中略……

福島県の学習会に向かう途次に見た光景は、水田の稲が青々と育つ姿であった。
いったい、秋になってこれが収穫されたときに、どこへ流通するのだろうか。
福島県内で聞いたのは、「収穫して、それをほかの産地のものに混入する」という言葉であった。
「すでに原乳は混入されているし、福島県産の野菜は値崩れして安いので、そちこちで外食産業などに流れている」という話まで聞いた。
頼むから、学校給食にだけは混入しないでほしいと願うが、給食を担当する人たちの意識がどこまで高まっているか、はなはだ疑問である。

福島では、そうした危険性に気づいた父母が自衛しようと、自分の子供に「給食に筍(たけのこ)とシイタケが出たら、残すように」と言っている。
そして子供が給食の筍とシイタケを取り分けて残したところ、先生が「食え!」と言って食べさせたという。
このおそろしい話を聞いて、いったい日本はどうなるのだろうかと暗然とした気持ちにとらわれた。

◆認められた権利、災害の罪を問う◆

この刑事告発は、告発人が裁判を必要としないことに、すぐれた特長がある。捜査して裁くのは、告発状を受理した司直の人たちの職務である。
『原発の闇を暴く』のあとがきで、明石氏がこう書いている。

--広瀬さんと私はさらに「闇」の部分を暴くべく、東京電力の幹部や御用学者たちを刑事告発し、司直の手に委ねることを決意した。
刑事告発は何も特別なことではなく、広く国民に認められた権利であり、制度だからだ。
手間と時間がかかる民事裁判とは異なり、刑事告発で必要なのは「告発状」と新聞記事などの「証拠」、そして告発する本人の「陳述書」のみ。
これらを最寄りの地方検察庁か警察に提出するだけでいい。警察署で尋ねれば、やり方を教えてくれる。

また、自分は事故の被害者だと思っている方なら、第三者の立場でおこなう刑事告発よりも「刑事告訴」のほうをお勧めしたい。--


つまりすべての日本人が、私たち2人と同じように告発状を書いて、配達証明で司直に郵送し、これらの告発状が何万通も届くことを願っている。
「別冊宝島」1796号・特集「原発の深い闇」2011年8月14日号(7月14日発売)に、明石氏が告発状のひな型を紹介したので、参考にしていただきたい』



↓以下がその、ひな型です。むらさき色の部分をクリックし、画面上の2011年7月15日欄にある告発状のPDFをダウンロードしてください。

明石昇二郎氏のルポタージュ研究所
●告発状「東電用」提出版 PDF
●告発状「学者用」提出版 PDF


七夕の笹に、『がんになりませんように』と書いた子供の幼い字があった。
ちっちゃな子が、そんなことを願いながら天を仰ぐなんちゅうことはあったらあかんねん。
その子の横で、その子がそんなことを書いてるのを見てなあかん親御さんの気持ちを考えただけでも胸が詰まる。
お願いやから、何万人もの人、告発状を書く時間を作ってください!
そして司直に郵送してください!

地球に謝れ!殺してしもた命に謝れ!

2011年07月30日 | 日本とわたし
京都のかねこねこさんという方から送られてきたメールの中に、とても興味深いビデオが載せられていました。
軽い気持ちでそのビデオを観て、今、まさに息を潜めて、自分の細胞の中にいったいどんな変化があったのかを問いただしています。
これは本当に恐ろしいビデオです。ポップでシンプルでさり気ない画面の中に、とてつもなく恐ろしい現実が存在しています。
どうか、15分間の時間をください。
そして、自分の、家族の、生まれた年の現実を直視してください。


↓以下はかねこねこさんのメールの原文です。

1945年から1998年までの世界中の核爆発(核実験・核爆弾投下も含む)

Multimedia artwork
"2053" - This is the number of nuclear explosions conducted in variousparts of the globe.

『1945年から1998年までの世界中の核爆発(核実験・核爆弾投下も含む)をビジュアルで表示したものです。
日本のアートキュレイター、Isao HASHIMOTOさんによるもの。(動画自体には一切の言語なし。数字のみ)。

ヒロシマ原爆投下の前の米国での核実験から始まり、ヒロシマとナガサキがあり、そして米国の核実験が増加し、それを追うようにソ連による核実験がなされていきます。
西暦が上にあり、ほぼ1秒ごとに月が刻まれていきます。
そして、核実験が追いきれないほど、続発する時期がやってきます。
2053回になったところで、この動画は、国別の簡単なまとめをして、最後に白い場所(何を意味するか、よくわかりませんが、高濃度汚染地帯?)を残して終わります。
コンピュータでのアートを見ているようですが、非常に恐ろしいビジュアルです。

自分が生まれる年の前後、また、親が生まれた頃のあたりを(若い人は曾祖父母が生きてきた年月を)要チェックして見ると余計興味深いと思います。

また、どの国がどんな場所で核実験をしてきたかもよくわかります。
米国はネバダあたりが圧倒的(それと太平洋の諸島、ビキニ環礁など)、
ソ連はカザフスタン、セミパラチンスク、北極圏、
フランスに至ってはアルジェリアやポリネシアの環礁、
英国はオーストラリア近海、太平洋クリスマス島など。
この実験場所が、核の被害を各国がどこに押し付けてきたかを物語っています。

色は国別になっています。
説明がないので、大きさが出力と比例しているのか、よく分かりません。
地下核実験もどれがそうなのかはわかりませんが、地下核実験でも浅い場合は実質的に地表爆発となる、
と原発推進学者の被爆地調査の本にありました。

この核実験の時代と重なるように、日本では原子力発電所(核発電所)が稼働を始めているため、自分自身はまさに『アトム(核)の子』であると認識しました。

1945年から地球はいたるところにセシウムがある世界になってしまったのです。(他の放射能各種も)。

そして、2011年、これに日本の原発事故による大汚染が付け加わわり、まだ、進行中であることをこの地図の中に想像で描いています。

もう、終わりにしましょう、核爆弾も、核発電所も!

文責:ねこ@京都』



核兵器って使たらあかんもんなんとちゃうの?
せやのになんで、みんなはそんなもん抱え込んで、せやけどなんか嬉しそうに興奮して、自分らが暮らしてるとっから遠~く離れたとこまでわざわざ運び込んで、ボンボン爆発させてるんやろ?
使わんのに、なんでそんなもんの実験せなあかんねやろ?
子供の頃からずうっとモヤモヤとしてたこの疑問。
誰も答えてくれへん。
大人に聞いたら必ず、「そんなこと言われてもなあ、よその国のことやしなあ」と、苦笑いしてそのまんま。
なんでやろ、なんでやろ、なんでやろ……と思てる間に、2053回も核爆発があって、世界のあちこちに原発が建てられてた。
あんまりやんか!めちゃくちゃやんか!
地球に謝れ!近くに暮らしてる人達に謝れ!殺してしもた命に謝れ!
わたしらは、正真正銘『アトムの子』や。
なにがセシウムや!なにがプルトニウムや!
もうずっと前からぐちゃぐちゃやんか!
わたしの父方の親類は、ほぼ全員ガンで死んだ。
関連性ははっきりわからんってか?
アホか。
そんなもん、調べんでも答は出てるわ。