ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

そんなに必要なら、あなたの家の近くに原発をどうぞ!

2011年04月27日 | 日本とわたし
原発を容認してきた大人の責任・どうやって子供を守ればいいの?

小出裕章氏「水棺、4号機地下汚染水等について」

静音の小径 其の2という、ののはなさんのブログから、記事をふたつご紹介したいと思います。

ののはなさんもおっしゃってますが、今、日本の政界では、誰が悪いだの、責任を取れだの、お門違いも甚だしい党の足の引っ張り合いが行われているようですが、

だいたい、この原発の森を日本に建てたのはいったいどなただったんでしょうね?
どなたが最初にこの悪だくみを思いつき、実行にまでこぎ着けてしまったんでしょうね?
いったいどなたとどなたが、それに協力したんでしょうね?
そして何十年もの間、ふと気がつけば、50以上もの原発が建っていた……なんて、お気楽に容認して電気を使いたいだけ使っていた、我々を含む大人達。
そこのところがどうしてこんなにもポッカリすっぽ抜けているんでしょうね?
たまたま未曾有の地震と津波に襲われた時に政権を受け持っていた人達と、その電力会社の責任者達が、ここまで集中的に攻撃されなければならないんでしょうね?
もちろん、いざという時に、迅速に最善の処置をしなければならない時に、無知で、無責任で、浅はかな考えしか持てなかった人達でした。
適切な行動を取れない、情けない人達でした。
そしてなによりも、今だに本当のことを適時に話すことができない、これはもう犯罪に相当します。

誰が最高責任者になるにせよ、この起こってしまった事の意味をまともに考えることができる、そして今までの悪事を反省し、陳謝し、関わってきた人間を断罪し、責任を問い、悪しき慣習とシステムを一掃し、新しい可能性を積極的に模索し試せる予算を組める人でないと話にならないと思います。



少し長い文章ですが、時間を見つけて、これもぜひ読んでください。

「どうしても放射性廃棄物を捨てるなら、東京に」原子力の識者がなぜ反原発を掲げるのか、京都大学原子炉実験所・小出裕章助教に聞く。


『東京原発』という映画もそうでしたけど、東京だけではなく、電気をたくさん消費する都会の知事さんは、原発を本気で招致してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、都民や県民は、本気で、自分のこととして考え、悩み、答を出さなければなりません。
招致に賛成するか、それとも反対するか。
それで初めて、今まで招致されてきた県民の皆さんと同じ土俵に立ち、原発という怪物をしっかり見つめることができるのではないですか?

今、この期に及んで尚、原発は仕方が無いと考える人が40~50%いると、国税調査の結果が出ました。
原発が要ると、あるいは仕方が無いと考える方々は、自分の家の近くに建ててもらってください。
すでに原発施設が近くにあって、いろんな優遇処置に体が慣れてしまっている方々の中にも、仕方が無いと思っておられる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、いったい何が仕方が無いのでしょうか?
それがいったい何なのか、もう少しちゃんと考えてから答を出してくれませんか?


庭仕事と虫歯

2011年04月27日 | お家狂想曲
去年は、あじさい泥棒に遭って気が滅入ってしまい、庭を荒れ放題のままにしていた。
今年こそはなんとかしようと思い、いろいろと案を練っていた。
後ろの庭の住人(住獣)達が、まさかここまではやって来るまいと、野菜を少し、隣の庭との区切りにフェンスがあるので、そこに植えてみた。
さて、超が百ほどつく素人のわたし。おまけにセンス無し。水やりもついついナマケるタチのわたしに、食べられるまでに育てることができるかどうか……。
かなり確率は低い……自分で断言するのもなんだけど……。

とりあえず、水菜と日本ピーマンとなすびを植えてみた。


その横にブルーベリー。


穴を掘ってそこにウリウリッと埋めたら終わり!などと単純に考えていたわたしが甘かった。
念のためにちょっと知識を入れとこうとネットで調べたら、Peat Mossなどというもんを買って、それを穴の周りに敷き詰めなさいなどと書いてある。
いきなりPeat Mossなんて言われても、それがいったいなんなのか皆目分からない。
そこでPeat Mossを検索。とりあえずガーデン関係の店ならどこでも売ってることを知りホッと一安心。
すでにその時点で、「ごちゃごちゃめんどくさぁ~」と投げやりな気分になり始めている自分を励まし、仕事の合間を縫ってお店に行った。
あんまり繁盛してなさそうな店だったけれど、他の店より全体的に安い。
毎年生えてくる植物ばっかりを選んで、空いている台に適当に並べた。
6ドルの鉢を6つ、7ドル50セントの鉢を2つ、それと茄子とバジルの苗を6つずつ。軽く計算しても60ドルぐらいなのに、「あ~めんどくさい、40でいいや」とお店のお兄さん。
「マジっすかぁ~?」とびっくりしながらも、きっちり20ドル札を2枚だけ渡すわたし。あ~ありがたい!
気が大きくなって、Peat Mossの大袋を買おうと思ったけれど、実物を見てやめた……わたしのお尻を4つぐらい並べたぐらいもある。
そんなもん、車のどこにも入らんではないか!
なので、Peat Mossが程よく混ぜられてある腐葉土というのを買うことにした。それもしっかりおまけしてもらってホクホク顔のわたし。

さあ、うちに入るぞ~という時、見てもらえると嬉しいなあ……両側にサツキを植えた。赤い方は二色。


チューリップがこんなにいっぱい咲いた。去年より小ぶりだし、数も少ないけれど、充分幸せ。ありがとう!


ちょっともうそろそろ終わりますよ~と、頭がかなり下がってきているチューリップさん。


雑草だけど陽の光に当たってきれいだったので。


いつも、松の老木にもたれてのんびり昼寝している岩さんを、眠っている間にこっそりここまで連れてきて、周りにちょっと植えてみた。


めちゃくちゃ重いので、持ち上げて運ぶなんてことは到底無理だった。
岩ってすごいな。
腰をゴシゴシ擦りながら感心していると、恭平が急に表に出てきて、大学に出かけようとするではないか?!
「え?何時?」
「え?11時45分やけど……」

恐るべし庭仕事。時間の経ち方が普段と違う。
歯科の予約は12時。遅刻じゃ~!!
慌てて、真っ赤っかな顔のまま、汗みどろの下着の上に適当に服を着て車に飛び乗った。
10分の遅刻……。

今日の治療でひとまず虫歯治療は終了。ばんざ~いばんざ~いばんざ~い
あ~頑張った。ほんでもっていっぱい払った。保険が利かない歯の治療の金額を、みなさんはご存知だろうか?
すごいんですよ、ほんとに。毎回何万と払わなくてはならないのだから。
ちなみに、今まで払った、虫歯治療のみの合計額は1,134ドル。泣ける……
でももう終わった。
あとは歯茎の膿包の除去手術と、インプラントをギリギリのところで免れた奥歯の仕上げが残っている。

ほんと、お金ってのはいろんな所に飛んでいくんだなあ……。