ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『ずっとウソだった』been telling a lie all the time

2011年04月08日 | 日本とわたし


『ずっとウソだった』斎藤和義
"been telling a lie all the time" by kazuyoshi saitou

この国を歩けば 原発が54基
when you stroll in this small country, 54 nuclear power plants will appear

教科書もCMも言ってたよ 「安全です!」
school textbook and TV CM appeal "nuclear power plants are SECURE"

俺たちを騙して 言い訳は「想定外」
cheating a nation and making their excuses "it was not presumed"

懐かしいあの空 くすぐったい黒い雨
blue sky of my dear, black rain from nuclear makes me ticklish

ずっとウソだったんだぜ
been telling a lie all the time

やっぱ ばれてしまったな
their lie was exposed

ほんとウソだったんだぜ
told downright lie at that time

原子力は安全です
"nuclear power plants are SECURE"

ずっとウソだったんだぜ
been telling a lie all the time

ほうれん草食いてえな
hope to eat vegetables in safe

ほんとウソだったんだぜ
told downright lie at that time

気づいてたろ、この事態
the government and electric power companies must realize of this serious situation

風に舞う放射能はもう止められない
nobody stop the radioactivity fly up in the air and dive under the water

何人が被曝すれば気がついてくれるの?
how many people will be exposed to radiation until the government admit a terrible mistake

この国の政府
this is a exactly japanese government


この街を離れて うまい水見つけたかい?
leaving your home town, did you get the pure water?

教えてよ!
let me know

やっぱいいや……
no, no need, go on......

もうどこも逃げ場はない
nowhere to escape

ずっとクソだったんだぜ
been telling a shit all the time

東電も 北電も 中電も 九電も
tokyo electric power company and others

もう夢ばかり見てないけど
it is all over with our dream

ずっとクソだったんだぜ
been telling a shit all the time

それでも続ける気だ
but they still keep on it

ほんとクソだったんだぜ
been telling a shit all the time

何かがしたいこの気持ち
wish to do something about......

ずっとウソだったんだぜ
been telling a lie all the time

ほんとクソだったんだぜ
been telling a shit all the time
 

いのり・Inori

2011年04月08日 | 友達とわたし
あさこのファーストCD『いのり・Inori』が、明日の朝4月9日の土曜日、8:30からの、FM東京『おはようサタデー』で紹介されます。



本人のあさこが生出演して、インタビューを受けるそうです。

昨日、ふと、この今の日本に、彼女の祈りの声が必要なのではないか……と思ったところだったので、この知らせを彼女のFacebookで読んで驚きました。

FM東京を聞ける地域にお住まいの方は、ぜひぜひ耳を傾けてください。
お住まいでは無い方も、下記の追記で紹介した方法でお聞きいただけます。

彼女は普段から、そしてずっとずっと前から、まず彼女自身を大切に思い、周りの人達を大切に思い、そこからどんどん派生していって、町や市、そして国、そして世界を大切に思い、そこに平安と喜びと、そしてなによりも愛が存在するよう祈り続けている人です。

彼女のいのりが、今の日本に広く伝わりますように。

追記

あさこより、以下の案内がありました。

2011年4月9日8:30~(土)FM東京 「おはようサタデー」にゲストで生出演します。
http://www.music39.com/

全国のコミュニティーFMに配信されます。
http://www.music39.com/musicbird/

インターネットラジオとしても聴取可能で、下記の手順で、パソコンからお聴きいただけます。
サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/#okinawaをクリック!その後、
最下部の「FMいしがき」右の「放送を聴く」をクリック。
★ Windows Media Playerが起動され、放送時間にはお聴きいただけます。



被害者の苦しみに報いよ

2011年04月08日 | 日本とわたし
ここ数日、今だ予断を許さない非常に危機的な状況を抱えている国の当の政治家達がまた、他事に思いを巡らせ、団結もせず、足の引っ張り合いをしている。
党も派閥もあるもんか。
政治家のバッジを、洋服を着替えるたびに着け直して喜んでいる連中よ、
今こそ長靴を履き、作業服を着て、そのまっさらなぎこちなさが消えるまで、現場に身を運んで人々を助けよ!
その作業服にこそ、バッジは輝くのではないのか?
その労働にこそ、政治家としての使命が存在するのではないのか?
世界が注目し、なんとか助けようとしながらも、想定の甘さと後手後手の対処が生み出した汚染に神経を尖らせている時に、
いったいあなた方はなにをしているの?

などと、カンカンになって怒っていたら、こんな記事を見つけた。


『著書「歴史の終わり」で知られる日系の米政治学者フクヤマ氏が、日本は東日本大震災の被害との取り組みを通じ、政治の再生を図れと訴える一文を寄せた。

フランシス・フクヤマ
1952年、米シカゴ生まれ。ハーバード大大学院で政治学博士号。
米国務省、ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院(SAIS)教授を経てスタンフォード大上級研究員。
著書に「歴史の終わり」「アメリカの終わり」など。
 
被災者の苦しみに報いよ

『新たな政治生まれでよ』

巨大地震の直後の大津波、さらに福島第1原発での危機的事故。
米市民すべてが、恐怖心だけでなく、同情の思いを持って、事態の展開を見守っている。
信じられないような破壊の光景だ。
被災者らの忍耐強さ、彼らを助ける人々の英雄的行動。信じられないようなニュースが伝えられている。

これから先、さらに遺体が回収されれば、もっと悲しい物語が出てくるだろう。
市民のためにとてつもない献身的犠牲を払う人々の物語も生まれるだろう。
特に原発でそうしたことが起きそうな気がする。

大変な状況なのにもかかわらず、日本人は気高い精神を持ち、実に冷静にこの悲劇に立ち向かっている。
こんな風に悲劇を受け止めることのできる社会は他にないだろうと思う。

今回の大地震と津波は自然の猛威を思い起こさせただけでない。
先進技術社会がいかに複雑なシステムに頼っているかも教えてくれた。
携帯電話やインターネットだけでなく、電気や水など基本的なものが使えなくなると、人はいかに無力になるかも分かった。

日本人がすさまじいまでの苦しみ、心の痛手を負うのは初めてではない。
1923年の関東大震災や第2次世界大戦での敗戦の時も、同様であった。
しかし、ある意味で、日本人はつまずいたり、苦難に出会ったりした時にこそ、最高の資質を発揮してきた。
国家再生のためにいかにして結束するかを理解し、「共通善」に向かって喜んで自己犠牲の精神で取り組んできた。

今回の国家的悲劇が新たな日本政治の契機となることを、私は期待する。
近年の日本は、ライバル相手に目先の得点稼ぎばかりに専念する政治家たちの内輪争いに困らされてきた。
政治家たちは真剣に力を合わせ、深刻な長期的な課題を解決しようとしてこなかった。
そうした点では、米国の政治家と行動が似通っていた。
米国の政治家も党派対立ばかりで、国家の長期的問題への取り組みをおろそかにしてきた。

日本は人口減と高齢化、それにともなう経済・財政課題の全てに直面する最初の先進国家である。
日本に必要で欠けているのは、つまらない抗争などにかまけず、国家経済の長期的な健全化を図るために必要な自己犠牲へと国民を引っ張っていける政治指導だ。

いつも通りやっていればなんとかなるという慢心から人を目覚めさせるには、時として厳しい精神的苦痛が必要となる。
それが人間の性だというのは残念ながら事実である。
大津波被害への短期的な取り組みで人々の粘り強さが試される。
そこを通じ、しっかりとした国家目標意識が生まれ、その意識が当面の危機を越えて続いていくことになるかもしれない。
そうなれば、この大災害の被災者らの苦しみも、いくぶんかは報われることになろう』