ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

どさくさ紛れの『ネット規制強化法案』

2011年04月13日 | 日本とわたし
孫正義さんの、4月9日からストライキに入る11日までの、Twitterでのつぶやき。


『4月11日分』

1. I will stop my tweet for next 3days. Japanese government has passed the law to damage freedom of speech over internet.

2. 本件に抗議して、今から3日間tweetやめます。ハンガーストライキみたいなもんです。→「ネット規制強化法案」を閣議決定 4/11

3. I will stop my tweet for next 3days. Today, Japanese government has passed the law to stop freedom of speech over internet.

4. 皆さんどう思いますか?!「ネット規制強化法案」を閣議決定

5. 私なんて間違えてデマRTした事何度もある。これからは、確認取るのも大変?!これから何回逮捕されるのか?!確証ない時は毎回?!?!?!?! 「ネット規制強化法案」を閣議決定

6. 御用学者等が流した「安全」デマなどは誰が…?!火事場泥棒。言論の自由への挑戦。情報暗黒内閣の正体露に。⇒菅政権、震災のドサクサの中で「ネット規制強化法案」を閣議決定

7. やっと 政府が福島・飯舘村に全員避難を要請1カ月以内。学校も現地では休校。良かった。

8. 今日も何度か地震があったなあ。しかも、段々関東に近寄って来てる気がする。原発もいっこうにおさまらない。一体全体これからどうなるんだろう。やな予感がする。


『4月10日分』

9. がおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぉん!  

10. 検索ヒットしましたよ。何故検索ノーヒット?!今東京で反原発デモ中だそうで。ネットでは検索ノーヒット。ヤフーも検索にひっかかりませんが  

11. どう思いますか?!  

12. 何故検索ノーヒット?! 今東京で反原発デモ中だそうで。ネットでは検索ノーヒット。ヤフーも検索にひっかかりませんが@iwakamiyasumiさんのUstream生中継で関西でも知りました。 

13. どう思いますか?! NHKのニュース。児童の被曝量は一時間あたり10マイクロを下回れば良しとしてるようです。子供って何時間学校に居るんでしたっけ。 

14. この怒りを何処に持って行けばいいのだろ?! 子供の年間被ばく線量20msVへ引上げ  

15. この事が最も許せない!! 決めた方々は、公開審議会をして欲しい!! 子供の年間被ばく線量20msVへ引上げ  

16. 勿論これは言い過ぎですが、そのくらい怒り爆発!! 当然‼ タービン建屋へ‼ 電力会社の本社も原発近くに置くべきだと思う。 
 
17. 現在の福島では無理でしょうが、他の原発が安全だと言っておられる各電力会社は、原発そばに自らのあらゆる施設等を設置出来るはず。多分冗談だろうけど、社長の発言が2ちゃんねるレベルになっている件。 

18. 当然‼ タービン建屋へ‼ 電力会社の本社も原発近くに置くべきだと思う。官房長官の定例会見、原子力安全委員会や保安院の定期会合を21kmの地点で行うべき。 

19. ワシの怒髪天を衝く‼  

20. 誰が何の根拠で引き上げ正当化?怒り爆発‼ これも読んでみてください。>---子どもが年間20シーベルトって? 


『4月9日分』

21. 官房長官の定例会見、原子力安全委員会や保安院の定期会合を21kmの地点で行うべき。少なくとも「自主避難」等を明確な避難命令に変更するまでは。 

22.「自主避難」は、明確な「避難命令」に即効変更すべき。今、専門技術者でない政治家が成せる確実な人道的貢献。 

23.同意‼ 大人は「今子ども達ができることは、未来の為に勉強することだ」と言うが、大人が今するべきことは、30年後、100年後の子ども達の為に、今を改めることだ。 

24.えっ⁉ 子供の年間被ばく線量20msVへ引き上げ?!  

25. 線量の高い飯舘村。民家の中で小さな子ども達がニコニコ笑ってカメラを迎えショックだった。「子どもがとても心配、出来れば移住したいけれど生活が……」と、涙をぽろぽろこぼしながら話す母親の姿が頭から離れない  

26. 新しいエネルギー政策について、国と国民が一緒に議論するべき~飯田哲也×小林武史(4)   

27. 原発は、最も高コストな発電になった。もはや3倍でも受ける保険会社はないでしょう。原発にマトモな無限責任の保険をかけたら電気代は三倍というフランスの試算。 これが真の原発コスト。 

28. 素晴らしい。HELP! 仙台の高校生が避難所を聞き取り調査。不足している物資の情報をネット上の地図に掲載し……必要物資・支援要求マップ。 


原発施設の廃止に向けての、わたし達の願いを束ねて、彼に委ねることができるだろうか……。



米国NOT GUILTY!事情

2011年04月13日 | 米国○○事情
「あのぉ~おかあさま、Not guilty 言うだけやったら、別に法廷なんかに行かんでも、メールで言えるんですけど……かなりの時間の浪費かと思われますが……」

くぅぅぅ~……息子よ、そぉ~ゆぅ~ことはもっと早よに言うてくれ!

というわけで、旦那とわたしは今朝、まるで必要の無いことのために、印象の良さそうな衣装を選び、胸をドキドキなんかさせちゃって、1時間半あまりの時間の無駄遣いをしたのであった。

昨日の夜中は、めちゃくちゃシビアな雷と風雨に見舞われ、咲き出した春の花は容赦なくバチバチと打たれた。
ポンちゃんのことが心配でたまらなかった。
朝起きて、彼女の様子を見るのが恐かった。


やっぱり、こんなふうに落とされた花もあったけど、びしょびしょになりながらもまだ頑張っている。


すごいぞポンちゃん!

ピンキーとポールが暮らしていた家の庭の、それはそれは年老いた桜も今が満開。

 
あのふたりは今頃、どこで楽しくやっているのだろう。



もうやめませんか原子力

2011年04月13日 | 日本とわたし
『大津浪記念碑』
 
高き住居は児孫の和楽/想(おも)へ惨禍の大津浪/此処(ここ)より下に家を建てるな/明治二十九年にも、昭和八年にも津浪は此処まで来て/は全滅し、生存者僅(わず)かに前に二人、後に四人のみ/幾歳(いくとし)経るとも要心あれ


先人の警告を刻んだ石碑が立つ宮古市重茂の姉吉地区(11世帯、約40人)。
沿岸部の家々が津波で押し流された宮古市で、ここは建物被害が1軒もなかった。
海抜約60メートルの地点に建立された石碑の教えを守り続けてきた住民は、あらためて教訓の重さを胸に刻んでいる。
 
姉吉地区は、明治三陸大津波(1896年)で60人以上が死亡し、生存者は2人だけ。
昭和三陸津波(1933年)では100人以上が犠牲になり、生き残ったのは4人。
2度とも壊滅的な被害に遭った。
石碑は昭和三陸津波の後、住民の浄財によって建てられた。
 
自治会長の木村民茂さん(64)は「2度も津波で全滅に近い被害を受けており、姉吉の危機意識は強い」と説明する。
住民らは昭和三陸津波から50年目に漁港に観音像も建立。
毎年6月に供養の法会を営み、惨禍と教訓を継承してきたという。
木村さんの気掛かりは現在の行方不明の親子4人だ。隣の地区の学校に子どもを迎えに行ったまま安否が分からない。
「家は無事でも人が犠牲になっては…」と無念そうな木村さん。
「人は自然に勝てない。これからも津波の恐ろしさを伝え続けないといけない」と話している。

以上、河北新報の記事より転載させていただきました。



『此処より下に家を建てるな』
この教えを真摯に受け取り、守り続けてきた姉吉地区の住民の皆さんから学べることはなんだろうか。

自然を侮らず、奢りを持たず、ともに共存していけるよう知恵を絞り、要心を忘れず、先人の教えを尊ぶ。
自然の猛威の前にした時、人間の考える想定など、クソの中のクソなのだ。
そんなクソの想定に基づいて安全を妄信している連中が建て増し続けた原子力発電所。
猛烈に恐ろしいゴミを出し続け、それの処置に途方も無い時間と費用と危険が要ることを承知で、地中や水中に埋め込む連中。
変動が激しい地殻の上に浮かぶ日本島。

『この島に原子力発電所を建てるな』

これが子孫に伝えるべき言葉だ。
この言葉を刻んだ巨大な碑を、日本の各町、各村に建てよう!

もうやめようよ原子力。ほんとにもうやめませんか。

 


米国交通裁判事情

2011年04月13日 | 米国○○事情
今朝から、交通裁判所に行ってきた。
もうこれで3回目。
アメリカに引っ越してきて11年。その間に3回、出頭してるってのは多いん?少ないん?
前の2回は、どっちも駐車違反チケットで、確かにちゃんとコインを入れたのに機械が反応してなかったとか、まあ、そんな感じの軽いやつ。
なので、裁判所に出頭し、長々と自分の番を待って、裁判官の前で宣誓してから「わたしはなにも違反をしてません」と言ってその理由を説明したら、その場で即、違反を取り消してもらえた。

けれども、今回のはちょっとワケが違う。
わたしがもらった違反チケットは『危険運転』。
わたしに違反チケットを切った警察官と闘わなければ、無罪を認めてもらうわけにはいかない。
そこで、裁判所で述べるべき言葉を、ベテラン?の恭平から教えてもらったり、旦那の助けを借りて文章にし、それをプリントアウトした用紙を握りしめて出頭した。
今回は旦那も付き添ってくれた。
わたしが言葉に詰まったり、法律用語を理解できなかったり誤解したりした時のために、一緒に立ってくれることになった。

今日の裁判官は初めての白人。
けれども穏やかな感じの人で、イヤな威圧感も無い。
もちろん、話の成り行き次第では、途端に顔つきが険しくなり、厳しく諭したりもするが……。
裁判が始まる前に、開廷するにあたっての注意事項や、簡単な例を説明してくれたのだけど、『危険運転』の罰金を聞いて仰天!
200ドルの罰金と裁判費、それに州からの追加罰金が200ドルで、合計500ドル近くにもなる。
冗談ちゃいまっせ~!

左折して通りに入ったところ、対向車線にある家のドライブウェイからバックで道に出ようとしている工事車のバンを見つけた。
曲がった直後だったから、わたしの車のスピードはそれほど出ていない。
その工事車の動向を注視していたので、さらにスピードは落ちた。
けれども、その車のブレーキランプがついたので、停止するのだと判断し、わたしは走行を続けた。
ところが彼もバックをし続け、その結果、わたしの車の横っ腹に当たり、けれども当たりがそれほど強くなかった(もちろんわたしの首はガクンとなったけれど)ので、どちらの車体にも傷がつかず、わたしも別にどこかを切ったというような傷も負わなかった。
当てた車は大きな工事用のバンで、バンパーも頑丈。わたしの車も車体がとても頑丈。
けれども、だからといって、なにもなかったでは済ませたくなかった。
数ヶ月前に同じような状況の事故に遭い、当てた本人から「別にお互いの車に傷がつかなかったし、あなたも大丈夫そうだし、無かったことにしてよ」と言われ、相手の連絡先も聞けないままに渋々そうしたら、1週間も経たないうちに首が痛くてたまらなくなったからだ。
なので、今回はとにかく、相手の名前と連絡先を聞きたかった。
それで、「ボクはぶつけてない」と主張する彼を引き止めて、近くに居た警察官に話を聞いてもらい、事故のリポートを書いてもらった結果がコレなのだった。

いったいわたしの運転のどこが、危険運転に相当するのだろうか?
とにかく話を聞いてもらい、裁判官に判断を仰ぐしかない。
ということで、かなり緊張しながら出廷した。
裁判を受ける前に、点数や罰金である程度の交渉ができるのだけど、今回の件に限っては交渉以前の問題なのだから無用です、と答えた。
わたしの番になり、弁護士に頼らず自分で弁護をすると宣言した後、裁判官に「あなたは罪を認めますか?それとも認めませんか?」と聞かれ、「認めません」とはっきり答えた。
「じゃあ、あなたは担当の警察官を相手にもう一度法廷で審議する必要があります。5月4日、もう一度出直してくるように」

うぅ~ん……弁護士無しで闘えるかどうか、それをよく考えなければ。
でも、弁護士を雇う方が出費が多くなるに決まってる。
それにしても、なんでこんなことで悩まなければならないのか……そこんとこが意味不明なのである。