まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

とめはね⑤ 書の道は蛇

2010-02-07 | 日本のドラマ(連続)
 池松壮亮の「とめはねっ!鈴里高校書道部」第5話を観ました♪

☆まなみのりさ、は広島限定アイドル?
 書道甲子園のパフォーマンス部門に出場するため、バキューム?の歌で練習。バキュームご本人さんたちより、カモ&ミワ&ホワイト日野のトリオのほうがイケてます。バックダンサー?な結希&縁は、さらに可愛い!
 しかし。そんなチャラついた部員たちを見て、清風先生が書道の本質が解かっとらん!と一喝。不満と嫌気でいっぱいになったカモ&ミワに、ブラック日野の罠が!
 ブラック日野によってホワイト日野を誤解したカモ&ミワは、書道部を辞める宣言!さっきまで和気藹々だったのに、展開が速すぎ~!
☆女王さまと子犬
 3人になってしまった鈴里書道部を嘲笑うブラック日野。部長の非礼を謝ろうとするテッシーに、お約束の『勅使河原ー!!』ブラック日野の怒声+来い!とアゴで指示。はい、と女主人のもとへ向かう子犬なテッシーが、相変わらず可愛い♪
☆同級生なの?!
 ダンカンと葉月里緒菜が?!無理がありすぎ!リオナは、痩せても枯れてもやっぱ美人だ。○雪とか○内△子とか、松た○子とか松○な△子とかよりも、美貌では今でも勝ってると思う。
 
☆子供を悲しませる親は最低
 職が見つからず、家出する縁の父。父を心配して、授業も部活も身が入らない縁。縁、あの親父とよく長年カナダで暮らせたなあ。親父、性格が子供すぎる。ダンカンの、師匠たけし?寅さん?みたいな喋り方に、何かイラっ
 それにしても。ホント、何でダンカンなの?ちゃんとした役者さんじゃダメだったの?
☆偶然?運命?な人間関係
 縁の父と結希の母が同級生、縁の祖母と清風先生が弟子と師匠。世間って狭いなあ。
 
☆夢の轍
 スッタモンダの末、再結束する鈴里書道部。書道甲子園でのパフォーマンスは、サザンオールスターズの歌で。今の高校生にしては、シブい選択です。私の苦手なコ○クロとかア○カとかじゃなくて、ちょっと安心♪
☆テッシー撃沈
 あらためて結希に付き合ってほしいと申し込むテッシー。ええ~!!??と仰天困惑するばかりの結希。恐れていた通り、その気にさせといてそりゃないぜ!な展開。ガクっと肩を落とし、苦笑するしかないテッシーが可哀相で可愛い。見た目は可愛いけど、脳みそまで筋肉な体育会系娘の結希と、どんな交際をしようと思ってたんだテッシーよ。キス、いや、手を握ろうとしても投げ飛ばされちゃうよ。大江くんの気持ちも気づいてないんだね、と結希の鈍感ぶりを笑い、ポケットに手を入れて(このテッシーおなじみのポーズが好き)去ってゆく哀愁のテッシー。残念だったね!でもきっと、君にお似合いの女の子は他にいるよ。
 
 ↑テッシー、ホントいい奴だよなあ。見た目は縁のほうがタイプですが、性格ならテッシーのほうが好きかも。テッシーを好演してる中村倫也くん、このドラマで初めて知りましたが、なかなか可愛い男子ですね
★総括
 書道をするシーンが少ない?両親とかの話は、あまり必要ない気もする。
 今回は、縁よりもテッシーに胸キュンでした。テッシー、まさに理想の後輩、理想の彼氏、理想の弟、理想の友だち、な男の子です。
 来週は、もう最終回!何か寂しいなあ
 
 とめはねっの番宣に出てた壮ちゃま。縁とは全く別人。やっぱ役者だね。ご本人、雰囲気はクールで大人っぽい。絶対もう童貞じゃないね(当たり前か
 
 お兄系ファッションが好きみたい?演技一筋にクソ真面目、純粋な役者バカって感じではなく、賢く遊んでそうな壮亮くん。そのうち恋の浮名も流してくれそう?
コメント (4)
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お母さんは淫乱症

2010-02-02 | イタリア映画
 いつものように仕事帰り、おつとめ品を狙ってYOUMEタウンに寄りました♪
 試食品を客にすすめているお兄さんが、ちょっとエグザイルのアキラ似でイケてた。でもお兄さん、ろくに仕事もせず女子高生二人連れにナンパまがいにチャラチャラ話しかけてて、私みたいな年寄りには見向きもしません(涙)。ほらよ、とばかりに私やおばあさんたちに適当に無愛想にゴボウハンバーグを与えると、さっさとコギャルとのお喋りに戻ります。ずいぶんな接客ですが、でもゴボウハンバーグは美味かったです。もちろん買いませんでしたが(笑)。
 おつとめ品を買った後、ケーキ屋さんのディスプレイに並べられた美味しそうなケーキをボケ~っと見てたら、後ろから『買っちゃろうか?』という声が。ん?わし?と振り返ると、派遣村から支給金をもって脱走してきたみたいなおぢさんが、酔っ払った赤ら顔で私にヘラヘラ笑いかけてる。『買っちゃろうか?』怖くなって返事もせずに逃げ去った私ですが、買ってもらえばよかったかなと、ちょっぴり後悔したり(苦笑)。
 人を見て態度を決めたり変えるのは、生きてく上で仕方のない部分もあるけれど、不愉快に傲慢にならぬよう気をつけたいと思いました。
 
 「ピエラ 愛の遍歴」
 母と娘の不思議な愛情の物語。イタリアの故マルコ・フェレーリ監督の1983年の作品。
 50年代のイタリア。夫と二人の子供がいながら、男たちと放埓な毎日を送るエウジェニア。娘のピアラは、そんな母親を見守りながら成長するが...
 うう~ん。私の低い知性と感性では理解できない母娘関係、家族関係でした。エウジェニアとピアラの愛情が、不思議というより不気味だった。美しく奔放な母に憧れつつ劣等感や軽蔑を抱き反発する娘、とか、姉妹・親友のように仲が良い母娘、みたいなありきたりなものじゃないんですよねえ。舌まで使うキスとか全裸で抱き合ったりとか、ほとんどレズみたいだった。母娘レズ近親相姦だなんて、怖い~気持ち悪い~こんな関係、こんな話に、誰が共感するのかしらん。
 エウジェニアは、いわゆるニンフォマニアだったのかな。ところかまわず男とヤったり、いきなりヒステリー起こしたり、異様なファッションセンスとか、精神は完全に病んでたと思う。言動が不可解すぎる不思議おばさんぶりが激ヤバ。鬱々とはしておらず、基本的には陽気でアッケラカンとした元気なキャラなのが、せめてもの救いだったけど。
 娘のピエラも、ママに負けず劣らず異常な女。ママを見る目は娘のそれじゃないもん。母親への乾いた欲情がヤバすぎ。少女時代のピエラ、10歳ぐらいなのに言動は大人の女なのが末恐ろしくも笑えた。
 ピエラが勤めてた洋裁店の店長の坊やが、めっちゃ可愛かった!ヨーロッパの幼児には、ほんと天使みたいな子がいますよね。面白い遊びをしよ♪と可愛くピエラを誘う坊や、何すんのかなと思ったら、ゲゲゲ!キッチンのガスで自殺ごっこ?!子供まで病んでる~!一緒に仲良く?ガスを吸うピエラはもっとヤバかったけど。
 
 イザベル・ユペールとハンナ・シグラ、フランスとドイツの大女優が競演。加えて、今は亡きイタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニが助演、と国際色豊かな豪華キャスト。
 エウジェニア役のハンナ・シグラは、この作品でカンヌ映画祭女優賞を受賞。おんな盛りの色香と大胆な演技に圧倒されます。肉感的で退廃的だけど硬質な美貌、というのが彼女の魅力と個性でしょうか。ガッチリとイカついところが、いかにもドイツ女性って感じ。彼女の豪快な大また開き座りに、目のやり場が。パンツ丸見えだよ~足、閉じなさいよ~
 ピエラ役のイザベル・ユペール、当時30歳ぐらい?地味だけど少女っぽくて可愛いです。ピエラは、あの「ピアニスト」のエリカ先生と少しカブるところがあってキモいキャラ。あーいう役をサラっと演じられるユペりんは、やっぱ稀有な女優です。
 2大女優の、おっぱいどころかヘア丸出しなヌード、ちっとも美しくなく、目を背けたくなるような生々しさと痛々しさで、ただもう不気味です。でもホント、新人ならいざしらず、二人とも国際的な大女優なのに、よくあんな風に脱げるなあ、と驚嘆してしまいます。
 エウジェニアの夫でピエラの父役、マルチェロ・マストロヤンニ、優しそうでダンディな素敵おぢさまでした。フェレーリ監督&マルチェロおぢさまの「最後の晩餐」という作品は、さらに??!!なトンデモ映画みたいなので、怖いもの観たさな興味が...
 
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麻痺せぬ心

2010-02-01 | フランス、ベルギー映画
 出勤で家から出ると、必ずといっていいほど忘れ物を思い出して取りに戻る私。でも今朝は、いつもの2、3回ではなく1回戻っただけで済みました。
 帰宅してジャージに着替えると、必ずといっていいほど後ろ前に着てしまう私。でも今日は、ちゃんと着ることができました。
 箱の中からみかんと取り出すと、必ずといっていいほど腐ったみかんを取ってしまう私。でもさっきは、きれいなみかんを手にすることができました。
 しょーもないことだけど、何か気分が良いです♪珍しく、Everything will be fineな予感です。

 「潜水服は蝶の夢を見る」
 雑誌ELLEの編集長ジャン・ドミニクは、脳梗塞に襲われ左目以外は動かない全身麻痺状態に。彼は医療関係者や家族、友人に支えられ、まばたきで意思表示し本の執筆まで成功させることに...
 感動を押し売りする難病闘病お涙ちょうだいものではなく、ファンタジックで独創的な映像と演出で、人間の想像力や創造力の素晴らしさを讃えた映画です。すごく悲惨な状況にあるけど、観客に可哀相と思わせるより楽しい気分にさせてくれるユーモアの持ち主ジャン・ドミニクが、とてもチャーミングです。
 ロックイン・シンドローム、という全身麻痺に戦慄!頭はしっかりしてるのに、体がまったく動かない、一言も喋ることができない、なんて想像しただけで怖くなります。絶望で死にたくなる、けど自分で死ぬこともできない、のも悲劇的な病です。想像を絶する辛さです。
 ジャン・ドミニクは持ち前の感性とイマジネーションで、心だけは自由に楽しく飛びまわり、それが本を執筆にまで結びついて、悲劇の中でも希望の光を見出せましたが、彼みたいに才能がある人は稀だと思うし、ただもう自然死を待つだけの植物人間化するのが厳しい現実なんだろうな、と思うと暗澹となりました。
 優しく真摯な人々に支えられるジャン・ドミニク、すごく幸せ者です。彼自身もだけど、彼のまばたきを読み取って本を書く秘書の、献身的な忍耐力には頭が下がる。まだたきコミュニケーション、はじめはさぞやもどかしいだろうな、と思ってたけど、慣れたら結構スムーズになって驚嘆。
 言葉や動きって大切だな、無駄にできないな、当たり前だと思っちゃダメなんだな、と痛感しました。同時に、本当の愛情と友情には、たくさんの言葉も動きも要らないのかも、とも。
 ジャン・ドミニク役で驚異の演技と存在感を見せつけたのは、フランスの人気個性派俳優マチュー・アマルリック。
 
 日本の24時間テレビとかでの、アイドルやタレントの難病闘病のモノマネ、とは雲泥の差。特殊メイクに頼らない麻痺顔面、強烈です。あの顔のままじっとしてるだけでも大変だったことでしょう。片目だけで感情表現するところも凄かった。大きくてきれいなドングリ目の魅力と威力が活かされて、とにかく引き込まれます。マチュー(以後、まちう)って決して美男ではないんだけど、いつ見ても何か可愛いんだよなあ。007の「慰めの報酬」でも、悪役なのに何か憎めなかったし。あの黒々とした大きな瞳は、世界でも数少ない宝石のような価値があると思う。
 劇中に出てくるジャン・ドミニクの昔の写真。赤ちゃんの時も幼児の時も、今と同じ顔!のまちうが微笑ましかった。まったく顔をイヂってませんね。ちなみにまちうはこの映画での演技で、「キングス&クイーン」に続いて2度目のセザール賞主演男優賞を受賞しました。
 脇役陣も秀逸。特に、言語診療士役のマリー・ジョゼ・クローズと、ジャン・ドミニクの老父役のマックス・フォン・シドーが、心に残る好演を披露しています。
 「夜になるまえに」も素晴らしかったジュリアン・シュナーベル監督の、芸術家らしい独特で美しい映像と演出のセンスも賞賛に値します。夜まえに出てたジョニー・デップに、当初はジャン・ドミニク役がオファーされてたとか。ジョニー版のジャン・ドミニクも見たかった、けど、ちょっとジョニーには荷が重いかも?
 
 まちう、おぢさんなのに何か可愛い。カトリーヌ・ドヌーヴやメルヴィル・プポーと競演したアルノー・デプレシャン監督の家族ドラマ“Un conte de Noël ”は、日本ではオクラ入り?
 
コメント (3)
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