まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

びんた

2012-10-21 | フランス、ベルギー映画
 昨夜、ビッグアーチで行われた広島サンフレッチェと柏レイソルの試合を、職場の若い子らと一緒に観戦しました
 サッカーは正直あんまし興味がなかったので(野球と違い、好みのイケメン選手があまりいないから。長友は大好きですが)、つまんなかったらどうしようと不安だったのですが、想定外に面白かったです。現在首位ということもあり、観客も多く盛り上がってました。サンフレッチェで唯一名前を知ってた佐藤寿人より、ミキッチという外国人選手が活躍していたように思えました。サッカーはチンプンカンプンな私に、後輩のOくんが隣で一生懸命に解説してくれました。アルシンドは今どこのチームに所属してるの?とか、中田ヒデ子姐さんはガチでハード○イだよね?とか、ジーコが出てたほのぼのレイクのCM知ってる?とか、くだらないことばかり言い散らかし、Oくんをイラっとさせて喜んでた私です。
 最後の最後で、超唖然&残念な負け方をしてしまったサンフレッチェ。せっかくの首位、頑張って維持してほしいものです。カープの二の足だけは踏まないでね!
 それにしても、寒かった~!今後ビッグアーチでサッカーを観戦される方は、くれぐれも防寒準備を怠りなく!
 せっかく車を買ったので、体がしんどいとか金がないとか年だからとかアレコレ言い訳せず、なるべくアチコチ出かけて秋を楽しみたいと思ってます。

 お松のイザベル・アジャーニ映画祭④
 「La gifle」
 イザベル・アジャーニが「アデルの恋の物語」の前に出演した作品。タイトルを訳すと“平手打ち”。
 教師のジャンは妻エレーヌと別れた後、ひとり娘のイザベルと二人暮らし。互いに愛情で結ばれている父娘だが、堅物なジャンと現代っ子のイザベルは、意見と価値観が合わず衝突することもある。恋人のマリクと同棲したいと言い出したイザベルに、ジャンは動揺し反対するが…
 80年代にソフィー・マルソーをアイドルスターにした「ラ・ブーム」のクロード・ピノトー監督の作品。チャーミングなイマドキ娘と、その家族の絆や愛を明るく描いている点は、ほぼラ・ブームと同じです。ラ・ブーム70年代バージョン、みたいな内容かも。
 イザベルのキャラが、かなりエキセントリックで唖然&笑えます。ジャンだけでなく、出てくる男みんなを振り回しまくります。その予測不可能な暴れん坊ぶりと、それにアタフタする男たちがコミカルです。イザベル、じっとしてることがほとんどなく、常に動き回り喋りまくり、元気がよすぎて見ていて疲れる。かなりギャーギャーとヒステリックで、こんなメンドい娘あんまし関わりたくないなあと思わせるイザベルです。超メンドい娘だけど、見た目が超可愛いのと、男に媚びたクニャクニャしいブリっ子じゃないからか、ムカついたり嫌悪感を抱かせることは全然なく、キュートな珍獣っぽくて自分と無関係で傍から見てるだけなら面白い娘ではあります。いつもバタバタ忙しそうな姿に、時間を無駄にせず一生懸命生きてるんだなあ、と感嘆してしまいます。自分の思うように、あるがままに生きたい!という彼女の強い意志や行動力も、身勝手だなあと呆れる反面、若者だけに許された特権みたいで羨ましくもなりました。

 イザベルをチャーミングに熱演してる、当時18歳のイザベル・アジャーニ。かろうじてまだエキセントリックですむ域にとどまっていますが、後の美しき狂女の片鱗は十分に見てとれます。ジャンに向かって絶叫する声や顔などは、かなりヤバいです。ポッキー少女のようにほっそりしてて、上沼恵美子みたいな現在とは別人のようなハイティーン時代のイザベルが可愛いです。
 ジャン役の故リノ・ヴァンチュラは、シ、シブい!教師には見えません。どう見ても、マフィアの親分かマル暴の刑事。あんなパパいたら、怖がって男が近寄ってこないよ。コワモテですが、娘との距離感や別れた妻への複雑な想いに揺れる姿が、男の哀愁に満ちていてカッコよかったです。
 ジャンの元妻エレーヌ役は、故アニー・ジラルド。「ピアニスト」のエリカ先生ママとは別人のように、サバサバした自由人な中年女性を好演してました。

 イザベルの恋人マリクも、アホだけどよく見ればカッコカワイい男子でした。イザベルに恋してるレミも優しそうなイケメンでした。
 あと驚いたのは、イザベルの友人でレミの妹役の女優。どっかで見たことあるなあ、誰じゃろ?と思ってたら、あ!ナタリー・バイじゃん!若かりし頃のナタリーおばさまも可愛いです。フランスの女の子って、やっぱアメリカンギャルと何となく違いますよね。
 70年代のパリの風景や(過激な学生運動の様子とか。日本のそれとは違って、あんまし悲壮感がなくて何か楽しそうに暴れてるのが印象的)、若者のファッション、車などが目に楽しかったです。
コメント (2)
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