まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

THE TUDORS 3 ③~⑧ お気に召すまま屍を

2011-01-09 | 欧米のドラマ
「THE TUDORS 背徳の王冠」シーズン3の第3話から最終話まで観ただよ...

☆悪魔の貴公子
 亡き王妃ジェーンの兄エドワード・シーモアは、かなりの美男子。でも、黒い野望と冷酷さを秘めています。反逆者を拷問、しまいには死ねー!!とケツの穴に熱棒を突っ込んで殺しちゃうなど、まさに悪魔な男。悪魔的なキャラは、やっぱ美男じゃないとね。
 狡猾で驕慢なエドワードも、チャーリーが毛嫌いするタイプのキャラ。でも悪賢いエドワードは、ヘンリーの寵愛厚いチャーリーを敵に回したくないのか、何かと媚を売ってくる。チャーリーも、宿敵クロムウェルを葬るため、いけ好かないエドワードと手を組むことに。ああ~だんだん、チャーリーもダークサイドへ...
☆大虐殺!
 余に逆らう奴らは地獄へ堕ちろ~!結局ヘンリーは、チャーリーに命じて反逆者を一斉粛清!女、子どもも容赦なく縛り首お、恐ろしい光景です。自分にも幼い息子がいるチャーリー、男の子の首吊り死体に呆然自失。仕事とはいえ辛すぎる。女房にも鬼扱いされ、さすがのチャーリーも鬱状態に。不気味な幻覚まで見えてしまうなど、かなり重症。カウンセリングが必要!

☆脱兎司教
 自分を弾劾するレジナルド・ポールが赦せないヘンリーは、奴をぶっ殺せ~!!と刺客を放つ。しかし、どんなに追跡しても、間一髪のところで逃走に成功するレジナルドくん。逃げ足、早すぎる(笑)。お坊さんにしとくにはもったいない早業&危機察知力です。
☆怒った顔も可愛い
 慇懃で腰の低いクロムウェルですが、紛糾した議会でついチャーリーに、反逆者を虐殺したことへの罪悪感を煽るような発言を。ブチ切れたチャーリーの、クロムウェルを侮辱・恫喝する顔がカッコカワいかった♪

☆王の婚活
 再婚したいヘンリーは、クロムウェルらに命じて目ぼしいお后候補を探させる。ヘンリーはイタリア貴族の美女に興味津々ですが、クロムウェルは英国に有益だからと、ドイツの姫アン・オブ・クレーヴスを花嫁として熱心に推薦。アンが美女だと信じ込んだヘンリーは、さかりのついたオス犬のようにハアハア状態で花嫁を待ち焦がれ、もう辛抱たまらん!と、正式謁見前にアンに会いに行く。ついに待望のご対面!だ・が...アンはブスだった!!
 失望、というよりショック状態なヘンリーの顔が可愛かった。宮殿に戻ると、家臣に怒りと不満をブチまけるヘンリー。騙された!話が違う!あんな馬面女!と、言いたい放題。アン、確かに美女ではないけど、ヘンリーがあそこまで嫌悪するほどブスじゃないと思うけど。初夜なんか、いやいやアンのあそこに触れただけで、勃たん!と怒って何もせず。翌朝臣下に、あんな臭い女とヤれるか!とか、乳が弛んでる!ババアみたいだ!とか、清いままにしてやった!とか、ケチョンケチョン。アン、可哀相すぎる。精神的DVだよ。

☆ブラック・チャーリー
 強引な言いがかりをつけて、アンを追い払おうとするヘンリー。これを利用して、チャーリーとエドワードはクロムウェルに反逆の罪を着せる。投獄され絶望の淵にいるクロムウェルを、ざまあ見ろ!と嘲笑うチャーリー。ああ、チャーリーもついにブラック化しちゃいましたね。でも、クロムウェルを苦しめて死なせてやる♪と、陰険な企みを嬉々として練るエドワードと違い、チャーリーの顔色は憂色です。やっぱ真の悪人になれないチャーリーなんですね。
☆さよならクロムウェル
 ついに断頭台へ。ウルジー枢機卿やアン・ブーリン同様クロムウェルも、みんなが憎むほど悪人とは思えなかったけど。非道なことも、ヘンリーの命令でやってたんだし。ヘンリーの思し召しを叶えようと、真面目に必死に働いてただけなのに。頂点に上り詰めたら、あとは堕ちるしかないのですね。エドワードらの残酷なイタズラで、泥酔した首切り人はクロムウェルを一撃で処刑することに失敗。ギャー!!凄惨すぎるクロムウェルの最期に戦慄!
 いっぽう、ヘンリーは。若い愛人キャサリン・ハワードと、仲良く馬で遠出。ヘンリーが動揺した処刑って、トマス・モアの時だけだったような。用済み者がどうなろうと、もう知ったこっちゃない♪なヘンリー、まさに魔王です。
★総括
 うーん、シーズン3は、1と2に比べると面白さがトーンダウンしてたような。ちょっとマンネリ化かも?チャーリーがエロ男じゃなくなったのも、その要因?
 さあ、次はいよいよシリーズ最終章、シーズン4だ!

 ↑チャーリー、じゃない、ヘンリー・カヴィルも出演してるウディ・アレン監督作品「人生万歳!」が、やっと日本公開♪
コメント
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