まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

愛があるから大丈夫なの

2006-07-08 | 北米映画 60s~70s
 台風が、西日本に接近中。いま、暗黒の空に、いかずちの妖光と轟きが。怖い...
 独りの部屋で、ビクビクしながら読んでいる週刊誌。
 『オリエンタルラジオ 赤坂御用地に不時着!』
 厳重注意で済んだらしいけど、世が世なら、不敬罪で銃殺刑ものだよなあ。でも、あっちゃん好き...TV局が悪い!
 『鈴香容疑者 彩香ちゃんに掛けられていた3000万円の保険金“事件後、彼女は突然太った”』
 最近は、鬼母か狂ガキのニュースばかり。すさんでる...
 『月9 亀梨くんを、おじゃま撮』
 最近のmy最大の謎・亀無し。近くのコンビニやゲーセンに、こんな子いっぱいいるぜ。うちのダミアンのほうが、100倍イケメンよ!
 ひえっまたカミナリが!きゃ、こわい♪とか言って、すがる胸もない...とめて そのショパン 彼にはもう逢えないの...Haah...小林麻美を気取って、アンニュイに溜息。ショパンじゃなくて、外から騒音ちっくなオレンジレンジの歌が。うるせえんだよ!
 Mステ録画したのを観て、寝ます...

「招かれざる客」
 最愛の娘が連れてきた恋人は、黒人だった...両親は、果たして彼を受け入れることができるか?
 往年の名作を、やっと観ることができました。
 今でも有色人種への差別・偏見は根強いのに、60年代のアメリカ社会で白人と黒人が結婚することは、まさに天変地異の異常事態だったことが、両親の狼狽&苦悩ぶりに見てとれます。
 両親が手放しで賛成できず、動揺するのも理解できる。彼らの葛藤も、とても人間的で、共感できます。
 人種間の問題よりも、浮き彫りになる父親と母親、男と女、親と子供の考え方のギャップが、興味深かったです。
 重苦しく深刻な調子ではなく、デリケートで深いテーマを、軽やかに優しく描いているところが、素晴らしい。アカデミー脚本賞を受賞したのも納得。
 ただ、みんな超いい人だったのが、やっぱ理想的すぎるかな、という感じも否めません。この映画の両親と子供のように、教養と理性と生活の余裕と思いやりがあればこそ、成就できる愛。世の中、そんな立派な人は稀だから、うまく行かないことのほうが圧倒的に多いんだろうなあ。
 公私ともに名コンビだったスペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーン最後の共演作。トレイシーは、これが遺作に。ヘプバーンは、2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。彼女のシャープだけど、感情の機微を細やかに表現する演技は、ほんと見事です。
 娘の恋人役は、黒人スターの先駆け的存在、シドニー・ポアティエ。知的で誠実そうで、どこからどう見ても善人。ちょっと優等生すぎるかも。ケチのつけようがないキャラです。
 my motherいわく。もし自分の娘が、デンゼル・ワシントンやウィル・スミスみたいなルックスの、いや、サンコンさんやニカウさんみたいでもいい、黒人の超エリート医者を連れて帰ったら、どうぞ結婚してやってください!と、諸手を挙げて&平身低頭で大歓迎するとか。逆に、キムタクや赤西みたいなイケメンの無職プー太郎は、絶対イヤ!だとか。

 
コメント (2)
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