とあるテレビ番組で太陽光パネルの特集をしていた。
その番組のいくつかめぼしい情報を書きだすと、
・現在日本で太陽光パネルを付けている家は52万戸。
・パネル8枚で晴天だと1キロワットアワー発電できる。
・一般家庭だと24枚・・・3キロワットアワー(kWh)の発電が標準的。
・5kWhの家だと、電気代は月8000円で、売電額は月2万3千円。
・そのため月額1万5千円の利益!!
・ただし設置費用にパネル8枚あたり約65万円。(5kWhだと360万円ほど)
といったところか?
月額が年平均なのか、夏前後の平均なのかは提示されませんでしたので不明(冬場はさすがにこの発電量はないと思う)ですが、まぁ年平均としたら18万円の利益!!
ペイするのに20年もかかるということだ。
メンテナンス費用などを別に考えても、さすがにパネルの寿命は30年くらいはあるでしょうから、気長な話だけど『これならやってもいいかな?』と思う人もいるかもしれない。
まぁ、赤熊なら一蹴しますが!!
というのも売電利益を1万5000円と言ってますが、これは1kWhあたり42円で買い取ってもらえるからです。
通常、我々は電力会社から1kwhあたり20円くらいで電気を買っています。(契約によって違います)
それが42円である。
作った電気を通常価格の倍の価格で買わせているからです。
現在は太陽光パネルをつけている家が52万戸ですので さほど問題にはなってませんが、将来的に普及した場合、この価格が維持されるかどうか?
無理でしょう。
普及すればするほど、売電価格は下がるはずです。
仮に半額・・・通常料金になった場合、上記例で売電価格は1万2千円弱になる。
月使用量が8000円ですので、差額は4000円弱の利益。
年の利益は5万円もないのです。
これでペイしようと考えると70年以上かかる!!
補助金が多少出ようとも焼け石に水。
電気代代わり・・・にと思っても30年以上かかるわけだ。
30年も経てば、パネルの劣化どころか、家の劣化のほうを考えないといけないでしょうね。
しかも、太陽光パネルは絶対壊れないわけじゃないし、30年未満で壊れることもあるでしょう。
多額の負債を背負ってまで載せるようなものではない。
寿命が30年とするのなら、今の価格が半分くらいになればペイできるかもしれないが、さすがにそこまで半導体の値段が下がるとは思えない。
逆に石油の値段が上がって電気料金が上がる事のほうが現実的でしょう。
ただ、そのころにはメタンハイドレートや日本での石炭採掘の再開でエネルギーを賄えるかもしれない。
少なくとも、現行は太陽光パネルなど『載せない』が正しい選択で、今は節電に努めたほうが お得でしょう。
やはり電力会社が太陽光パネルを「タダで屋根に載せませんか?」というまで待つべきだろう。
そう考えるとソフトバンクの孫がソーラーエネルギーを使った電田計画というものをしているそうだけど、これも一蹴される話です。
まぁ、「個人の金だし、勝手にすれば?」って思いますね。
損するのは孫だし!!
ただ、自治体を巻き込むなと言いたいです。
借金を負うだけです。
自治体から甘い汁を吸う計画なのでしょうけど、日本のことを考えるのならありえない計画でしょう。
・・・絶対、孫って自分が儲けることしか考えてないよね。
辟易します。
関連エントリ
ソーラーパネルって
ソーラーパネルって 2
その番組のいくつかめぼしい情報を書きだすと、
・現在日本で太陽光パネルを付けている家は52万戸。
・パネル8枚で晴天だと1キロワットアワー発電できる。
・一般家庭だと24枚・・・3キロワットアワー(kWh)の発電が標準的。
・5kWhの家だと、電気代は月8000円で、売電額は月2万3千円。
・そのため月額1万5千円の利益!!
・ただし設置費用にパネル8枚あたり約65万円。(5kWhだと360万円ほど)
といったところか?
月額が年平均なのか、夏前後の平均なのかは提示されませんでしたので不明(冬場はさすがにこの発電量はないと思う)ですが、まぁ年平均としたら18万円の利益!!
ペイするのに20年もかかるということだ。
メンテナンス費用などを別に考えても、さすがにパネルの寿命は30年くらいはあるでしょうから、気長な話だけど『これならやってもいいかな?』と思う人もいるかもしれない。
まぁ、赤熊なら一蹴しますが!!
というのも売電利益を1万5000円と言ってますが、これは1kWhあたり42円で買い取ってもらえるからです。
通常、我々は電力会社から1kwhあたり20円くらいで電気を買っています。(契約によって違います)
それが42円である。
作った電気を通常価格の倍の価格で買わせているからです。
現在は太陽光パネルをつけている家が52万戸ですので さほど問題にはなってませんが、将来的に普及した場合、この価格が維持されるかどうか?
無理でしょう。
普及すればするほど、売電価格は下がるはずです。
仮に半額・・・通常料金になった場合、上記例で売電価格は1万2千円弱になる。
月使用量が8000円ですので、差額は4000円弱の利益。
年の利益は5万円もないのです。
これでペイしようと考えると70年以上かかる!!
補助金が多少出ようとも焼け石に水。
電気代代わり・・・にと思っても30年以上かかるわけだ。
30年も経てば、パネルの劣化どころか、家の劣化のほうを考えないといけないでしょうね。
しかも、太陽光パネルは絶対壊れないわけじゃないし、30年未満で壊れることもあるでしょう。
多額の負債を背負ってまで載せるようなものではない。
寿命が30年とするのなら、今の価格が半分くらいになればペイできるかもしれないが、さすがにそこまで半導体の値段が下がるとは思えない。
逆に石油の値段が上がって電気料金が上がる事のほうが現実的でしょう。
ただ、そのころにはメタンハイドレートや日本での石炭採掘の再開でエネルギーを賄えるかもしれない。
少なくとも、現行は太陽光パネルなど『載せない』が正しい選択で、今は節電に努めたほうが お得でしょう。
やはり電力会社が太陽光パネルを「タダで屋根に載せませんか?」というまで待つべきだろう。
そう考えるとソフトバンクの孫がソーラーエネルギーを使った電田計画というものをしているそうだけど、これも一蹴される話です。
まぁ、「個人の金だし、勝手にすれば?」って思いますね。
損するのは孫だし!!
ただ、自治体を巻き込むなと言いたいです。
借金を負うだけです。
自治体から甘い汁を吸う計画なのでしょうけど、日本のことを考えるのならありえない計画でしょう。
・・・絶対、孫って自分が儲けることしか考えてないよね。
辟易します。
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ソーラーパネルって
ソーラーパネルって 2
ただそれ以前に契約した人は契約によるでしょうが10-20年間42円での売電を国が保証しているわけですからメンテナンス費用などを考えても10年で元が取れるとしたら少しは利益はあるでしょう。
それに太陽光発電は災害時でも太陽がでておりパネルや周辺機器が壊れない限り電気を使える点では意味のある投資だと思いますよ。
コメントありがとうございます。
確かに、非常時の電源確保という点には有意義ですね。
逆に、それぐらいしかメリットがないと思います。
それを20年近くかけてペイすることと比べると割が合わない気がします。
あと42円で売電と言うのも赤熊、疑ってるんですよね・・・。
相手は国っていうか官僚のすること。
抜け道・・・都合が悪くなると変えれるようにしてんじゃね?って思ってます。
まぁ、ことらはただの邪推だと思いますけどね。
そうならなければ、多少は良いのでしょうが、そのくらいなら別にどうでもいいかな・・・と感じます。