意外と社会派(予定)

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現実路線ではすまない話

2009年07月24日 | 政治
民主党のマニフェストの反米色を薄めていることを現実路線・・・だそうです。

・・・・今まで、妄想だったと言ってあげたら?
正直、これを現実路線とは言わない。
なぜなら、当たり前の話なんですから。
誰がどう考えても、現在の日本の軍事力では反米など無理である。
それを、どういう風の吹き回しかわからないが民主は「反米」と言っていたのだ。

しかし、最大の問題点は、『現実路線だから良し』と呼ばれるものではない。
反米路線を薄めただけで、アメリカが信じるわけがないのは明白だ。
これでは「いつでも反米になりますよ」と暗に言ってるのではないか?
日本が強大なアドヴァンテージを握っているのなら言ってもよい。
交渉術の範疇だ。

しかし、現実は逆でアメリカが絶大にアドヴァンテージを握っている。
現状で、そのようなことをすれば、信頼を落とすだけで、この先の運用をまずくするだけだ。
少なくとも、アメリカが寸前まで反米と言っていたモノ達を無条件で信じるとは思えない。
何らかのものを差し出すと言わない限り、機嫌は直らないのではないか?
必ず『忠誠の証』もとい、『同盟の証』を暗に求められるだろう。
それも、かなり吹っかけられて・・・。
そして、現実路線なら、それを断る事などできるわけがない。

同盟の証は国民に知らされないでしょう。
そして、国民が知らないうちに、煮え湯を飲まされると・・・。
さらに、その弱みにつけこんで、また吹っかけられる。
それを、断れずに煮え湯を飲まされる。
さらにさらに、その弱みにつけこんで・・・・エンドレス。

それほど外交と言うのは性格が悪く、意地が悪いのである。
故に、外交や国防に関しては非常に慎重に言葉を選ばなくてはならない。
日本の国益を害した罪は大きい。
この話は『ブレ』ではすまないのである。
永遠に政権を取れない泡沫政党なら何を言っても良いが、政権交代を目指す政党の言葉ではない。
民主党では国は守れないのは、やはり明白だ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/281038/より

政権交代の可能性が強まる中、昨年の政策集で言及していた「在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の検証」などを削除し、米国との対立色を薄めるなど現実路線に舵を切りつつあるのが特徴だ。

 対米関係では、昨年の政策集で「抜本的な改定に着手する」としていた日米地位協定について、「改定を提起する」と弱めた。米軍再編や在日米軍基地のあり方についても「不断の検証を行う」との表現から「引き続き見直しを行う」とするにとどめた。

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