意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

大阪都構想のための無駄選挙

2014年02月05日 | 政治
大阪の橋下市長が大阪都構想の是非を問うために辞任し、再選挙するそうです。

・・・全くの無駄なことで。

赤熊は元からこの人を評価してません。
耳目を集めることは上手だと思いますが、それだけで、政治家としてのとりなし方が思いっきり下手なので評価の仕様がありませんわな。

そもそもの大阪都構想というものも、耳目を集めるための方便としか思えませんしね。
たとえば大阪都構想をする理由としてコスト削減を掲げているようですが、赤熊はそんなものを信用してません。
おそらく良くてトントン、普通にコスト増だと思ってます。
というのも重複してる部分を削減する、だから安くなるんだ・・・と思ってらっしゃる方も多いと思いますが、コストの大部分は基本的にはかぶっていないのですよ。
削減できたとしてもほんのわずかなんです。
また、そこで働いている人間の待遇を悪くする、馘を斬る・・・というわけにはそうそういかないので、良い方に合わせざるをおえないのです。
となれば、どうしてもコスト増の方になるでしょうね。

暴力的なこともできなくはないのですが、そもそも論としてそれができるのなら統合しなくてもできるわけで。
手間暇かけて、その価値があるかと言えばないのです。

もっとそもそも論を赤熊から言わせていただければ、大阪都にするにはまず、大阪府内のすべての市町村に理解してもらわないといけないわけです。
理解・・・つまりはすべての市町村で合併して『 大阪府 = 大阪市 』にすれば、それは事実上の大阪都になるわけです。
ただ、これでは不都合が大きいからと、その時点で国に嘆願をすれば、おそらく5年10年あれば大阪都にできたでしょうね。
そういう手順を踏めばそれほど苦もなく、いえ、苦は多大にありますが、それでも国政に出る苦に比べれば安かったのです。

なのに、国政に出てしっちゃかめっちゃか。
案の定というべきなのか、国政のノウハウなんてないのですから当たり前ですけど、国政でのミスを連発して人気が陰り、その余波を受けて大阪都構想を賭けた堺市長選で敗北したのです。
大阪府内にある堺市が、しかも政令指定都市が統合を拒否してる時点で大阪都構想なんて頓挫しています。
これを覆すのは・・・難しいでしょうね。

ですので、大阪都構想なんて放り投げて、別のものに変えた方がいいでしょうね。
しがみついてもいいことありませんから。
盛り下がる展開ですけど。

・・・あれ?
維新の会がいらなくなった?

面白いのは、このことに自民・民主は取り合わないとして候補者を立てないという戦略。
これは倫理的な是非はありますけど、橋下氏の強みは熱狂ですから、相手にせずにその熱を覚ましてしらけさせる、というのは非常に有効ですね。
やっぱり場当たり的な甘い対応じゃ老獪な政党には敵わないんだな・・・そう感じさせずにはいられない一幕でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿