意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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熱が冷めれば・・・

2013年10月17日 | 政治
そういえば維新の会が大阪府の堺市長選で敗北していた。
最近、話題に上がることがなくなったのですっかり忘れていたけど負けてたんだね。

まぁ、当然か。
候補者もギリギリになって決めて、相手に『大阪都構想NO』という先制攻撃を許すようじゃねぇ・・・。
そのため堺市長選の争点が『大阪都構想』になったわけで、維新の会側は堺市民にとってそれがどのくらいメリットがあるかを指し示す必要があるわけでしたが、負けたってことは、それを提示することができなかった無かったということです。

問題は、ただ負けただけじゃなく『大阪都構想』という争点は維新の会の最重要政策だったわけです。
これが否定されているのですから、死に体ですね。
完全敗北です。

どこで間違えたか・・・とか考えるよりも、維新の会の何が受けていたかを考えたほうがいいですね。
結論だけ言えば、橋下徹大阪市長のキャラクターだけです。
それ以外は並、それ以下ですものね。
もっと言えば、彼の手法というべきでしょうか?
敵を作りそれを叩く。
わかりやすい勧善懲悪もどきのその手法と、軽快なコメントの切り替えしがあれば一般の受けはいいでしょうね。

ただし、橋下氏は浅かった。
よくコメントの切り返しが鋭かった小泉総理大臣と同様に扱われていましたが、小泉総理は何十年も政治家をしたためなのか確固たる信念があったがゆえに、そのコメントに矛盾が少なかったのですが、橋下氏はそれがないため、その場しのぎで話をするので矛盾が生じるのです。
なのでほんの少し深く聞くと答えきれずに、逆ギレしてたわけです。
残念ながら格が大きく違ったわけですな。

それでもブームに乗っていた時は良かったわけです。
行け行けドンドンで。
周りが細かいところまで気を巡らせないから。

問題は陰りが見え始めた時ですね。
見え始めたのは自民党が政権を取り戻した衆議院選挙の前後でしょうね。
この時のドタバタ劇のときで『あれ?』っと思われ、支持を拡大できずに、とどめを刺したのはその後の慰安婦発言でしょう。
この瞬間、人々は熱から完全に冷めたわけです。

別に発言自体の正誤正邪なんてものはどうでもいいのです。
橋下氏のキャラクターが良かったというのは、つまるところ、大衆が熱に浮かされていただけで何も考えずに盲従していただけということです。
ここで正邪善悪を考えさせることにより、人々は考えてしまったわけです。
正しいのか、正しくないのかを。
考えるというのは冷静さが必要ですからね。
「橋下が言うことはいいけど・・・」となったわけです。

彼の手法的に大衆に考えさせてはいけなかったわけですな。
古来より反乱を起こす時、指導者はずっと民衆を不平不満を煽り続け、燃やし続けさせないといけないのです。
煽動とはよく言ったものですね。
落ち着いてしまえば、それだけで繋がっていたのですからボロボロと離れていくわけです。
自分の被害を受けないように。
大衆なんて調子がいいんですよ。
民主党の時も騙された、とかなんとか大衆は叫んでましたが、少し考えればあれらに政治を任せられるわけないでしょうに・・・。
どうしてあんなのが信じられたのか、考えてみることですね。

起死回生の一手があればいいですが、たぶんこのまま行けば解散かな?
勢いが戻ることはないでしょう。
少なくとも細々としてしか残らないでしょうね。

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