意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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一票の格差よりも、地域の格差の方が・・・

2009年12月29日 | 社会
一票の格差が違憲だってさ。

一票の格差2倍「違憲」 8月衆院選「著しい不平等」 大阪高裁無効請求は棄却
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/340655/

赤熊的には一票の格差より、国民の政治に対する認識力の格差を問題視したほうが良いと思うけどね。
まぁ、今回は脇においておきます。

この一票の格差の問題を解決することは難しいのです。
もちろん、単純に人口差で議員数を決めれば、それだけで解決します。
でも本質は、そこじゃないんですよね。

例えば、人口差で都会で9人、田舎で1人の議員が出るのなら、この場合、都会に有利な法律が多く作られるでしょう。
また、田舎にゴミ処理施設や刑務所といったネガティブな施設をおくことを強要されやすくもなります。
「それが民主主義だ」といわれれば、その通りなんですけど、それに振り回される人間は堪ったものじゃないのです。

それでもまだ、都会と田舎のインフラが同一だと言うのなら、我慢ができるでしょうけど、田舎の方はインフラがどうしても遅れてしまう。
田舎は交通網は弱いし、図書館や美術館とかいった施設はまずありませんし、あってもショボイです。
田舎もんは、知識や芸術に親しまなくて良いと言うのでしょうか?
それって、これらの施設を利用しやすい人間の傲慢だよね。

美術館と言った高尚なものでなくとも、身近なゴミ袋の料金とか、田舎の方が割高であることが多いのです。
ゴミ処理施設などは、地域単位で負担するため人口が多い都会では一人当たりの負担額は安くなるんですよね。

それってどうなんでしょう?
一票の格差を『同じ人間』だと言う点で批判するのなら、そういった他の面も『同じ人間である』という点で是正してもらわないと不公平感が強い。
不公平があるのは仕方のない話ですけど、生活に密着してる分、一票の格差よりもよっぽど問題なんじゃないのかな?
もちろん、それらと一票の格差が等価であるとは思いません。
同質のものではないので比べることができませんし・・・。
でも、一票の格差だけ是正しても、生活の格差がますます広がっていくことは確かなのです。

それらを仕方が無いと割り切るかどうか?
赤熊は簡単には割り切れないかな。
仕方のない話だということも理解できますけど。

ところで、そもそも論になってしまうけど、一票の格差って問題なのかな?
投票と言う行為は特定の人間の一票で決まるわけではありません。
その区域で票を多く集めた人間が選ばれるわけです。
言い換えれば、その地域の意見の割合で選ばれると言うことです。
1人の人間に選任権があるわけではない。
最低でも10万人規模の割合で選ばれているのです。
ということは10万分の1が、10万分の2や3なっても大差はなく、『些細な事』にしか思えません。
そうであるのなら、気にすることではないと思いますが・・・いかが思いますか?

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