意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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日本が発展した理由

2013年02月04日 | 社会
日本がアジアで先進国になれた理由と言うのをやっていた。

なんでアジアで日本だけが唯一先進大国になれたの?
http://military38.com/archives/22474435.html

まぁ、戦前・・・少なくとも江戸時代くらいから先進国なんですけどね。
江戸なんて人口100万人を超える大都市と言われてるし。
西洋系の発展の仕方とは別系統ですけど。

それは置いといて、ではなぜ日本が先進国になったのか?
先人の努力とか様々な要因があると思いますが、その中で大きい要因になるのは『気候』ではないか?と赤熊は思うのです。
つまるところ、お米が作れる環境・・・水が豊富だったからだと思うのです。

実際、お米って、すんごい作物なんです!!

まず、収穫量がすごい。
一粒のお米を植えれば、何粒のお米が収穫できると思いますか?
品種や育てる場所によって違ってきますが、江戸時代で平均30~40粒くらいと言われてます。
戦後すぐのデータですとなんと100粒以上です。

対して西洋で作られる小麦はというと17世紀で6~7粒くらいで10粒も収穫できないのです。(13世紀くらいまで3~4粒だったりします。)
同じく戦後すぐのデータでも20粒も実を付けません。(日本だと50粒くらい取れるそうですけど)
小麦というものは効率的な作物ではないのです。

加えて、コメは水田で作れます。
この水田と言うのが素晴らしい農法です。
このおかげで連作障害が起こりにくいのです。

連作障害というのは、同じ作物を同じ場所で続けて育てると上手く育たないことです。
原因は土中の栄養素とか、土壌菌とかの関係など色々ですね。
このため連作障害を起こさないようにするために土地を休める必要があるのですが、水田と言うのは水を入れたり出したりするので土壌菌類の入れ替えが自然とおこり、連作障害が起きにくいです。

そのため毎年同じ場所でコメが生産できるのですが、小麦の場合、1年あるいは2年おきに休耕地・・・土地を休めないといけないわけです。(つまり土地の半分、または3分の2が使えない)
ただでさえ収穫量が少ないのにねぇ、これじゃあねぇ・・・。

このようにコメが育てられるということは飢えないってことです。
それはヒトを多く養えるということで、つまるところ生活に余裕ができ、文明が発達しやすいってことです。
文明と言うのは衣食が足りてこそ成り立つもので、生活に困窮している状態だと満足に発展しにくいのです。

これらを下地に、あとは様々な要因が絡んでくるんでしょうね。
金銀銅鉄といった有用な鉱物資源がそこそこ取れたり、森が豊かだったり・・・。

ていうか、逆に何故、西洋が先進国になったのか?が不思議ですよね。
食べるのに困窮していていたからこそ、世界中に探し(大航海時代)にいったんでしょうね・・・。
そのガッツは認めるべきだろうけど、他の地域は迷惑こうむってるよなぁ。

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