意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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TPPに早期結論?

2011年10月11日 | 政治
なんだか野田が変なことを言い始めました。
TPPに関して、来月に会議があるので近いうちに結論を出そうとかなんとか・・・・。

おそらく、野田の頭の中には結論を出しているのでしょう。
結果ありきで決めてるやつらが信用できませんね。
本来なら、こういうことを国会の場で説明するのが仕事なのに国会閉じちゃってさ・・・。
いったい何を考えているのでしょうね、この無能内閣は。

言っておきますが、赤熊はTPPに反対です。

理由は昔、書いた通りで、これは今でも変わっていません。

纏めると、
・ほぼアメリカとの2国間での関税撤廃にメリットを感じない。
・輸出力を高めたいのならTPPより円安政策
 ・デフレ要因になるから
・それ以前に農業改革をしてから決めればいい

といったところ。
簡単に要約すると、『メリットを感じない』ってことですね。

・・・メリットを誰も説明をしないのは何ででしょうね?

一応、改革房の人たちは、「改革するためにTPPに参加しろ」と叫んでますが、TPPというのはあくまで過程であって、結果ではない。
彼らなりの理論はあるのでしょうが、一番大切なのは結果であるのにもかかわらず、結果を無視して過程に重点を置いてどうするのか甚だ疑問です。

それから『速く交渉のテーブルに着いて、有利に内容を決めるべきだ』という人がおりますね。
ですが、交渉のテーブルに着いた時には、もう大よそ内容は決まっているものです。
根回しというか、事前調整というのはどこの世界にも普通にあって、今さら『テーブルに付け』という人間は遅すぎます。
交渉で何とかなるって考えているのなら、甘すぎますね。
(関税撤廃や自由化が主旨なのですから、交渉もへったくれもないと思うのですが・・・)
ルールを作るときは自分から発案(案を練りに練って)してからするものですよ。

もし、TPPに参加するというのなら、まずは改革をしてからですね。
いきなり、大海に放り込むのではなく、十分に自由化に対応できるだけの素地を付けてからでないと負けるだけです。

その後、体制を組んでからメリットが大きいなら参加する・・・それだけです。
ただ、参加するのなら、後続なのですから一気にひっくり返せるくらいにしないならないと思いますが・・・。

少なくとも、なんとなく賛成する・・・じゃ、ダメな話なのですが、国会ですら議論しない話を今月末までに決めるというの国民の代表という役割を放棄してますね。
こういうときこそ選挙で信を問うべきだと思います。
野党時代、あんなに問うべきだと言っていたのですから・・・。