意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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改革派と呼ばれる奴に改革はできない

2011年08月19日 | 政治
先日、渡辺喜美がテレビに出ていた。
口角泡を飛ばしながら、天下りがどうのこうの言っていた。

・・・・・何と言えば宜しいのでしょうかね。
一言でいえば魅力がない。
言っていることは正論(っぽい)けど、それだけなのである。

確かに氏の主張・・・・天下りはあるより ない方がいいだろう。
議員数削減も国会議員が少なくて問題がないのなら少ない方がいいでしょう。
でもこれって『殺人があるより ない方がいい』といった小学生レベルの論理ですね。

特に意味がある主張ではないでしょう。

そんなことは置いといて、改革派と言われるこいつらに改革できるでしょうか?
赤熊はできないと思います。

というのも改革が必要だとして、『改革をする』ということはそれを嫌がる人・・・敵がいるわけです。
問題はそういう人たちに対して『改革をする』という言葉は「俺はお前たちの敵だ」と大声で叫んでいるのと同じです。
こちら側が圧倒的に強い力を持っているのなら別ですが、する機会も時間もないのに相手に対応・準備・抵抗する時間を与えてどうするつもりでしょう?
戦略的に間違えてます。
しかも、相手(官僚)が圧倒的に強いのにも関わらず、準備時間を与えて真正面から挑もうっていうのですから、あーあーあーです。
どうあがいても負けは確定でしょう。
相手が強い以上、不意を衝き一瞬で捻じ伏せなければ勝機はないのです。

それをうまくやったのが小泉純一郎氏でしょう。
持論は最初からあったのでしょうが、総理大臣になってすぐには『郵政改革』などとは叫ばず、敵対を避け、きちんと時間をかけて体制を整えてから一気に郵政改革に舵を切ったのです。
色々と賛否両論あるでしょうが、この政治手腕は極めて見事なものです。

この逆をやったのが民主党ですね。
なぜ真正面から対抗できると思い込んだのか不明ですが、選挙前から「改革!!改革!!」と叫び、相手に警戒させ、案の定、官僚に代わって国家運営ができるほどの能力もなかったわけで、運営ができないとなるとひと月とたたずして官僚を天下りさせてご機嫌をとったわけです。
土下座して謝ったんでしょうね。
それ以降のことは赤熊が語る必要もないでしょう。

まぁ、そういうわけで渡辺喜美だけでなく、河野太郎とか、それを支持するいわゆる改革派と呼ばれる人たちですけど、テレビに出るたびに目をひん剥いて『改革!!改革!!』と叫んでいる様を見ると、「ああ、改革できずに民主党と同じ末路を辿るのだろうな」と思います。
こいつらが官僚に代わって仕事ができるとは到底思えませんし。(対抗のための体制を組もうともしてないように思えます)
主義主張を掲げることはいいのですけど、戦略といったものを一切考えずに叫んでいるのでしょうね。
まぁ、バカな国民の支持を得たいだけの口先だけの詐称の言葉でしょうが・・・。
もしかしたら正論っぽいことを言えば叶うと本気で信じているのかもしれませんが、どちらにしてもその程度の人間に改革なんてできないと感じます。

2011.08.21 訂正・補記