リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

被災者そっちのけバカ

2011-06-14 06:18:00 | オヤジの日記
私のブログを読んだ友人から、「お前は菅総理擁護派か」と問い詰められた。

私は答えた。


バカヤロー!
ちゃんと文章を読め。
俺は、マスメディアやネットこぞってのネガティブキャンペーンが嫌で、毎年コロコロと首相が変わるという状況が嫌いなだけだ。

大きな仕事を成し遂げるためには、長期的なビジョンが必要だ。
就任してすぐにネガティブキャンペーンを始めたり、世論調査という、ごく一部分を対象にした民意とは言えない、都合のいい数字(新聞社の立ち位置で数字が微妙に変わる)を根拠にして、政策を批判する方法はフェアではない、と思っているだけだ。

「場当たり的な政策」と批判するが、長期的なビジョンを持ったとしても、どこかで足を掬われる状況では、その長期的なビジョンは活かしようがないではないか。

結局、小泉のように、内容のない威勢だけいい言葉を絶えず機関銃のように、放射することを政権延命の手段にするしかない。
小泉が歴史に名を残したのは、北朝鮮拉致被害者の少数を日本に連れ戻したことと、どうでもいい郵政民営化だけだ。

いや、もうひとつあった。
自民党をぶっ壊したこと。


俺は、お前みたいにガチガチの保守ではないが、かとえって民主党シンパでもない。

超タカ派の安倍晋三と、宇宙人の鳩山が総理大臣になるのは反対だったが、福田康夫がもっと首相を続けていてもよかったし、麻生太郎があのまま続けても、日本はそれなりの方向に行ったと思う。

しかし、だからといって、、その福田と麻生がもしいま総理大臣だったとしても、菅以上の対応ができたかは、疑問だ。
それは、誰にもわからない。

地震学者の言うことが、現実の大地震の前では説得力がないように、仮定の話は、どんな有能な政治評論家、経済評論家がしても、説得力はない。

そして、小泉が総理だったら、とか小沢が総理だったらなどという仮定の話も、同じように説得力がない。


それは、空想の世界の出来事だからだ。


パラレルワールドを覗き込んだら、小泉や小沢が大地震の指揮を執っている世界が見えるかもしれないが、現実には、そんなことはない。


空想よりも、現実、そして長期的なビジョン。

長期的なビジョンを閉ざされ、与党内、野党内からネガティブキャンペーンを張られて、がんじがらめに縛られた、一国のトップにできることは、少しでも自分の任期を伸ばすことしかないではないか。


だから俺は、福田、麻生、菅が政策とは全く関係ない次元で、葬り去られる状況が我慢できないのだ。


大地震から3ヶ月経っても出口が見えない、などというが、政争を煽り立てる「被災者そっちのけバカ」の数が増えるだけの状況では、道筋を照らしたとしても、やっと灯った灯りも、バカたちの臭い息で、無残に消されるだけだ。


俺には「被災者そっちのけバカ」たちは、自分の足元の灯りだけが灯っていればいいように、思える。
つまり、自分が主流派でいたいだけだ。


そんなバカたちは、復興の役に立たない。


俺は、ただ、そう思っているだけだ。