リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

嫌煙権

2011-06-08 06:49:31 | オヤジの日記
私はタバコを吸わない。

ほとんど吸ったことがない。

だが、嫌煙権がどうの、というようなどこかヒステリー気味の主張は、したことがない。

肺がんのリスクが高いというのは、今や世界中で認知された問題だとは思うが、それが百パーセント信じられるかと言えば、信じない、という意見に、私は傾いている。

たった二人の人間をサンプルに上げて、議論を提起するのは、余りにも貧弱であるとは思うが、あえて書かせていただく。

私の友人の父親は、今年90歳になったのだが、現役のヘビースモーカーである。
若い頃は、チェーンスモーカーで、寝ている時以外は、タバコが途絶えることはなかったという。
一日、百本以上すっていたときもあったようだ。

彼は、70過ぎに脳梗塞を患ったが、幸いそれほど重い症状にはならず、今も散歩と喫煙が趣味の元気なご老人である。

もう一人は、知人の奥さんだ。
彼女は、大学時代までバレーボールをしていたアスリートだった。

しかし、33歳で肺がんに罹り、がん発見から3ヶ月後に、いきなり亡くなった。
タバコを一度も吸ったことがないのに、だ。


もちろん、肺がんのリスクの高さには個人差がある、というのは承知している。
しかし、タバコが肺がんにかかる要素として確実にトップの座にいる、という根拠としては、弱い気がするのだ。

信じられないほどのヘビースモーカーでも、肺は綺麗だと医者から言われた90歳のご老人。
タバコ以外にも、健康について色々と気を配ってきたのに、早逝した33歳の元アスリート。

たった二つのサンプリングだけで、結果を出すのは、いかにも乱暴だということは承知しているが、現実に両極端の人の生き様を見ると、嫌煙で、それほどヒステリックにならなくてもいいのではないかと思う。

それに、信じられないことに、医者や研究者の喫煙率は、意外と高いらしいのだ。

そんな人たちに、タバコが危険だ、と言われても・・・・・。

たいへん薄弱な根拠ではあるが、私は、そんな理由で、喫煙イコール肺がん高リスク説を疑っている。


ただ、アスリートの喫煙に関しては、断固否定派である。

中学、高校、大学と陸上部に所属していた私は、本気でスポーツをやろうとしたら、タバコがどれほど記録の妨げになるかをよく知っているからだ。

陸上部に限らず、喫煙がアスリートの身体機能の向上に害を及ぼすという例をたくさん見てきた。

ウエイトリフティング、テニス、サッカー、水泳、そして野球。
喫煙が記録に影響し、禁煙が彼らの身体能力を高める例を私は、知っている。


だから、極論を言わせてもらうと、喫煙率が高いプロ野球とゴルフを、私はプロスポーツとして認めないのである。


タバコを吸っていても出来るスポーツは、アマチュアの遊びだ。