25年以上連れ添ったヨメのことを書こうと思う。
ヨメは、新しいものや人に関して、最初は必ず貶す習性を持っている。
たとえば、綾瀬はるかさんが出演されていた「世界の中心で愛を叫ぶ」を見たとき、綾瀬さんを評して「女優としての華がない。主演はまだ早い。演技がヘタ。絶対に大成しない」とボロクソだった。
しかし、今では「綾瀬はるかは可愛いわ。癒されるわぁ」とベタ褒めである。
堺雅人氏を初めて見た時も、「男のくせにニヤケて気持ちが悪い。弱々しく見えるから役が限られるわね。主役は絶対に無理よ」と評していた。
しかし、「あの笑顔がいいのよねえ。余裕があって、大人の男って感じね」と、今ではお気に入りである。
スギちゃんを最初に見たときも、「なに、あの喋り方? 頭悪いんじゃないの? こんなのすぐ消えるわよ」と言っていた。
消えるかどうかは、来年になってみないとわからないが、最近のヨメの会話には、たまに「~だぜぇ」が入るときがある。
つまり、嫌いでは、ないようだ。
「食べるラー油」を食べたとき、「全然美味しくないじゃない! ご飯には合わないわよ。流行っているから、もっと美味しいものだと思った。ダメよ、こんなの!」とお怒りだった。
しかし、今では、餃子や焼肉を食べるときに、これがないとお怒りなのである。
気に入っているらしい。
塩麹を知ったときも、「塩麹? 何に使うの? ただ塩辛いだけじゃないの? 料理には合わないでしょ!」と言っていたが、魚料理などの下処理に使うと旨いことがわかると、「塩麹、サイコー!」と、簡単に変心するのである。
宮部みゆき氏の直木賞受賞作「理由」を読んだ時も、「何? これ、何が言いたいの? 話が長すぎるし、登場人物が多すぎるわよ。誰が主役なのかわからない。ぜ~んぜん、面白くない!」と怒り心頭だった。
しかし、今では、宮部氏の昔の作品を漁って読むほど、気に入っている。
どこで「お気に入りのスイッチ」が入ったのか、全くわからないのだが、とにかくヨメが好きな作家といえば、宮部みゆき氏なのである。
その変わり身の早さには、驚くばかりだ。
今は高校2年になった娘が、小学校6年の頃、東方神起にハマった。
そのあとに、少女時代を気に入り、Super Junior、SHINEEを聞くようになった。
そのK-POPを聴いたヨメは、「ナニ歌っているか全然わからない。これ、日本語なの? もっと勉強してからCD出しなさいよ。顔も作ったような顔で、気持ち悪いわねえ。日本のアイドルの方が、マシじゃない?」と、完全否定。
しかし、2年前に洪水のようなK-POPブームが来てからは、CSで放映される韓国のヒットチャート番組に、かぶりつきになった。
昨年から毎月千数百円かかる韓国の放送局を視聴契約していて、音楽番組のチェックに余念がない。
特にSHINEEと東方神起が、お気に入りである。
彼らが出る番組は、すべてハードディスクレコーダに録ってある。
私が録画したものがハードディスクを圧迫すると、すぐに「ブルーレイに移してよ」と催促する。
自分のは、ハードディスクに置きっぱなしなのに。
(ダビングの仕方を知らないから)
いま、ヨメは、きゃりーぱみゅぱみゅさんをボロクソにけなしている。
「ちっとも可愛くない。歌もヘタ。ファッションセンスが最低。スタイルも悪い。どこがいいのか、さっぱりわからない。大人の鑑賞には耐えられない。これは、運が良くて有名になったクチね。消えるのも時間の問題だわ」
さあ、この評価が、いつまで続きますことやら。
数ヵ月後に、「きゃりーちゃん、可愛い!」とヨメが言ったとしても、私は、まったく驚きませんが・・・・・。
ヨメは、新しいものや人に関して、最初は必ず貶す習性を持っている。
たとえば、綾瀬はるかさんが出演されていた「世界の中心で愛を叫ぶ」を見たとき、綾瀬さんを評して「女優としての華がない。主演はまだ早い。演技がヘタ。絶対に大成しない」とボロクソだった。
しかし、今では「綾瀬はるかは可愛いわ。癒されるわぁ」とベタ褒めである。
堺雅人氏を初めて見た時も、「男のくせにニヤケて気持ちが悪い。弱々しく見えるから役が限られるわね。主役は絶対に無理よ」と評していた。
しかし、「あの笑顔がいいのよねえ。余裕があって、大人の男って感じね」と、今ではお気に入りである。
スギちゃんを最初に見たときも、「なに、あの喋り方? 頭悪いんじゃないの? こんなのすぐ消えるわよ」と言っていた。
消えるかどうかは、来年になってみないとわからないが、最近のヨメの会話には、たまに「~だぜぇ」が入るときがある。
つまり、嫌いでは、ないようだ。
「食べるラー油」を食べたとき、「全然美味しくないじゃない! ご飯には合わないわよ。流行っているから、もっと美味しいものだと思った。ダメよ、こんなの!」とお怒りだった。
しかし、今では、餃子や焼肉を食べるときに、これがないとお怒りなのである。
気に入っているらしい。
塩麹を知ったときも、「塩麹? 何に使うの? ただ塩辛いだけじゃないの? 料理には合わないでしょ!」と言っていたが、魚料理などの下処理に使うと旨いことがわかると、「塩麹、サイコー!」と、簡単に変心するのである。
宮部みゆき氏の直木賞受賞作「理由」を読んだ時も、「何? これ、何が言いたいの? 話が長すぎるし、登場人物が多すぎるわよ。誰が主役なのかわからない。ぜ~んぜん、面白くない!」と怒り心頭だった。
しかし、今では、宮部氏の昔の作品を漁って読むほど、気に入っている。
どこで「お気に入りのスイッチ」が入ったのか、全くわからないのだが、とにかくヨメが好きな作家といえば、宮部みゆき氏なのである。
その変わり身の早さには、驚くばかりだ。
今は高校2年になった娘が、小学校6年の頃、東方神起にハマった。
そのあとに、少女時代を気に入り、Super Junior、SHINEEを聞くようになった。
そのK-POPを聴いたヨメは、「ナニ歌っているか全然わからない。これ、日本語なの? もっと勉強してからCD出しなさいよ。顔も作ったような顔で、気持ち悪いわねえ。日本のアイドルの方が、マシじゃない?」と、完全否定。
しかし、2年前に洪水のようなK-POPブームが来てからは、CSで放映される韓国のヒットチャート番組に、かぶりつきになった。
昨年から毎月千数百円かかる韓国の放送局を視聴契約していて、音楽番組のチェックに余念がない。
特にSHINEEと東方神起が、お気に入りである。
彼らが出る番組は、すべてハードディスクレコーダに録ってある。
私が録画したものがハードディスクを圧迫すると、すぐに「ブルーレイに移してよ」と催促する。
自分のは、ハードディスクに置きっぱなしなのに。
(ダビングの仕方を知らないから)
いま、ヨメは、きゃりーぱみゅぱみゅさんをボロクソにけなしている。
「ちっとも可愛くない。歌もヘタ。ファッションセンスが最低。スタイルも悪い。どこがいいのか、さっぱりわからない。大人の鑑賞には耐えられない。これは、運が良くて有名になったクチね。消えるのも時間の問題だわ」
さあ、この評価が、いつまで続きますことやら。
数ヵ月後に、「きゃりーちゃん、可愛い!」とヨメが言ったとしても、私は、まったく驚きませんが・・・・・。