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ロシア国民はアメリカとの関係改善を支持している

2009-07-05 | ラジオ
7月6日から8日にかけて予定されているアメリカのオバマ大統
領のロシア訪問後、ロシアとアメリカの関係(放送の中で女性
アナは「かいけい」と言った)は改善されることだろう。
少なくとも社会学者たちのデータによれば、多くのロシア人が露
米関係の改善に期待を表している。

大幅な核弾頭とミサイルの削減に両国は合意していない。
また依然としてロシア国境付近でMDシステムの施設が配備され
るという脅威も存在している。
これに関してロシアの声の記者は、次の様にまとめている。
世論調査機関レバダセンターの、社会学者たちが行った世論調
査の結果では、二人に一人のロシア人が露米関係を肯定的に評
価しており、両国関係を友好的で善隣的であるとしている。

またこれと対極する視点を持っているロシア人は、46%になったこと
が明らかになっている。
また7月の露米首脳会談後、両国関係が改善されることを期待して
いると答えたのは42%、そして世論調査に答えた三分の一の人々が
両国関係は従来通りのまま残ると答え、3%の人々が悲観的な予想
をしている。

ロシア化学アカデミーアメリカ・カナダ研究所副所長は、両国の関係
改善を期待する、多くのロシア国民に同調し次の様に語っている。
「7月に予定されている露米首脳会談が、政治と経済分野における
両国の関係を、本質的に改善させることを期待したいと思う。
ロシアとアメリカで守られているリセットは実現される可能性がある。
これは戦略的核兵器分野そして経済協力分野においても、充分に達
成しうる可能性を持っている」
ロシア化学アカデミーアメリカ・カナダ研究所副所長は、この様に語っ
ている。

ところで社会学者たちはMDシステムの強化に関する、アメリカの計画
を考慮しながらも、核弾頭とミサイルの数を大幅に削減するというアメ
リカの提案に、ロシアが同意するべきかと(?)した。
この問いに関しては圧倒的大多数のロシア人が否定的に(?)している。

予定されているアメリカ大統領のロシア訪問に関し、アメリカ側からも
意見がなされている。
ブッシュ政権時代国務次官を務めていたジョン・ボルトン氏は、イランの
核計画問題で、オバマ大統領がロシアの支持を前もって取り付けようと
試みていると考えている。
またボルトン氏はメドヴェージェフ大統領との会談では、アメリカ大統領
の立場は弱いものとなるであろうとし、オバマ大統領はイラン問題におけ
るロシアの支持を依頼しにモスクワを訪問するため、支援を求める側は
常に弱さが露呈されると述べている。

さらにボルトン氏はこれはMDや中東における問題に関して、ロシアの立
場を著しく強化するであろうとの見解を表している。
ボルトン氏はブッシュ政権時代、イラン関係で厳しく非妥協的な立場を取
ったことで知られている。

露米両大統領は先日電話会談を行い、首脳会談の詳細に付いて話し合
った。
また7月に予定されてるG8サミットが両大統領の理解を深め、両国関係
に躍動性を付与し、創造的な雰囲気を造りだす助けとなることが露米両
国で確認されている。

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(???)は不明瞭な発音で聴き取れず

オバマ大統領を支える高官たち―政権移行と
政治任用の研究


久保 文明
日本評論社


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7月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル