■ 生まれ育った長野県の汚染マップの実態が気がかりだったですが、11月11日付けで文部科学省の測定結果が公表されました。(下記)
・http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/11/1910_111112.pdf
これで、東日本全体の汚染状態が判明した。
地表面のセシウムの沈着量は、軽井沢と佐久の一部地域が多く、長野市周辺や生地の新潟県境は1万Bq/㎡未満で大きな問題はなさそうだった(ほんとうかな???)。
海の汚染は不明 ?
ただ、二つの注意すべき点がある。
一つは、日本の法律によると、1平方メートルあたり4万Bq以上(放射線管理区域)の地域は、人が立ち入ることができないと同時に、ものの持ち出しも禁じられているという。
文部科学省の上記マップでは、その境界(4万Bq)が不明。
安全サイドをとって、数字がわかる3万Bq以上(青の下の青緑以上)の地域から推測すれば、福島、群馬、栃木、茨城、千葉のその色の地域には、少なくとも青色以上(60k以上)は法律上人が住めないし、この中にあるものの持ち出しができない。
千葉市だって3月11日以降は(茶色:1万Bq/㎡未満)、汚染以前の何倍もの土壌汚染だけれども、ま~気にしないで(がまんしちゃって)住んでいるのが実態。
できるなら汚染してない土地へ移住したい。
(が、すでに地震列島全域54箇所に危険な原発が設置されている)
二つめは、土壌汚染地域のセシウムによる長期内部被曝
今は秋の収穫期ですが、茶色以上の地域の食材は、内部被曝の点から体内に入れたくない。(細胞を変異・損傷させ、放射線障害を引き起す不自然な被曝はできるだけ避けたい)
消費者の正直な気持ちとしては、
もし、管内の食品であっても放射線量が測定され、そのBq値が表示されていれば自己責任で買う気になる。
できれば、3月11日以前の値に近いことが望ましいけれど、がまんの目安は10Bq/kg以下にしたい。
値を表示すれば、風評被害は少なくなると思う。
ただ、「安全です」「検知されず」「暫定基準値以下です」では、その気にならない。
<参考>
※ ・ 長期のセシウム137低線量被曝の危険性―放射性障害チェルノブイリ膀胱炎(ウクライナ)(医学のあゆみ、2011.7.23 児玉龍彦)
・ チェルノブイリ事故後の小児甲状線ガンの現状(ベラルーシ)(菅谷昭)
・ 「チェルノブイリから学ぶこと」講演会(2011.10.14 菅谷昭 松本市長)
・ チェルノブイリの20年(事故、汚染、被曝、影響)(2006.4.14 京大原子炉実験所 今中哲二)
・2011.11.21 原子力時代の終焉 トルコエネルギーフォーラムから(河野太郎ブログ)
・2011.11.14 内部被曝調査について―子どもたちに関しては検出限界の低い測定器で将来の発病に備えるべき、文部省が公表した汚染マップについてなど 小出裕章(MBS)
・ 各都県の汚染マップ:「文部科学省」のHPで公表
・ 「子どもを守ろう」HPにも整理されていました。