５００円

数人で居酒屋へ。

忘年会ってほどのものではないけど、友達１０人ほどに声をかけて適当に集った。
なかなか普段会わない人同士もいるから、たまにはね。
全く気を使わなくていいメンバーなので、こういう飲み会はいい。

言い出しっぺの為に幹事はボク。
数日前に店を予約し、料理も選択。

んで、その料理。
コースにすると、一番安くても３５００円の料理らしい。
それにせず行ってから個別で注文でもいいし、予算を言ってお任せというのでもいい。

どうしよっかな。
３５００円のコースってのは悪くないし、まあそんなものかって値段だけど、そりゃ少しでも安いほうがいいだろう。
飲み放題はつけないから、飲み物分の料金がいくらかかるかも分からないしね。
初めていくお店だから、料理内容が不明ってのも迷う原因だ。

そこでマサキに相談してみると…
「安いほうがいい」
との事。

そうね。
そりゃマサキはそう言うに決まってるわな。
足りなかったら注文すればいいだけだから、まあそうしましょう。
ということで、とりあえず３０００円でお任せにして予約は終了。

んで、今日。

お店にみんな集った。
広めの個室に入って料理が届くのを待つ。

しかしちょっとこの部屋は寒いな。
エアコンは付いているものの、あまり効いていない。
下にファンヒーターが置いてあるけど、これを付けてくれないかなぁ。

そもそも、廊下に繋がる部屋の入口のドアが、いくらやっても閉まんないんだよね。
留め具のとこがユルッユルになっちゃってやがんの。
そりゃ寒いわけだよ。

「５００円ねぎったからだ！」

とＥ氏。

そんなものか？
ケチな集団だから、ドアが閉まんない部屋に案内されたのか？
そしてファンヒーターも付けてくれないのか？
でも別にねぎったわけではないんだけどね。
３５００円のコースを３０００円にしたなら別だけど、そういう事ではない。

すると、店員さんが入ってきて、ファンヒーターのほうへ向かった。
ほら。
ケチ集団でも、ちゃんと暖かくさせてくれるんだよ。
その権利はあるんだよ。

と思ったら！

あろうことか、ファンヒーターを抱えて持って行っちゃったではないか！

おいおい。
そんな事があるのか？
ケチだからか？
ケチな人は暖まる事も出来ないのか？

その後も、刺身を見ては
「５００円ねぎらなかったら、これにフグも付いてたはずだ」
とみんなから言われたり、

「山芋の上に黒緑のツブツブがあるけど５００円ねぎったから絶対にキャビアではない」
と言われたり、

１人ずつ置いている鍋の固形燃料に火を付けてくれない事に対しても
「５００円ねぎったからだ！」
と言われる。

もしかして、ケチったからこの鍋は生のまま食べなくちゃいけないのか？
幹事として少し不安になったけど、どうにか中盤で火を付けてくれて一安心。

ま、結果的には腹一杯になったし、飲み物や追加注文をしたのに最初のコースの値段で済んだから、良かったんだけどね。
料理も美味しかったし。

５００円ねぎって正解だったと思うよ。
これでその値段だったら、普通のコースはどれだけ豪華なんだろうと気になるけどね。
せめてボク１人だけでも３５００円のコースを頼んで、みんなに違いを見せつけて自慢しつつ食べても良かったかもなぁ。
５００円多く払うだけでみんなに羨ましがられ、しかもみんなより美味しいのを食べられるんだから満足度が倍だろう。
次はそうしよっと。

かずのこ

息子（３歳）の保育園の発表会の日。

朝からカメラを持って出かけてきた。

仕事の撮影の時は真ん中の撮りやすいとこを堂々と陣取るんだけど、ここではそうはいかない。
なるべく邪魔にならない隅っこの後ろのほうで、ひっそりとカメラを構える。

両親や義両親もやってきて、みんなで見る。
一昨年の発表会は立派だったけど、去年はふざけていて踊りも歌も演技も中途半端だった息子。
でも今年は「頑張る」と言っていたので、若干期待していた。

が…

最初の合唱の時からあまり乗り気ではない様子。
やっぱり今年もこんな感じか…
２つめの出し物では、ステージに立つのすらボイコット。
隅っこのほうで座ってやがったよ。

あ～あ。
ボクらは朝も早くから、あんたが座ってる姿を見にきたわけじゃないんだぞ！
こりゃ帰ったら説教だな。

と思ったら次の出し物では急に心を入れ替えたのか、突然先頭で入場し、しっかりと歌って踊る。
次の劇では、カエルの心情を体現した見事な演技っぷりを披露。
最後のではかなりハイテンションで、随分なハシャギっぷりでしたわ。

く…
これじゃあ怒れないよ。
なかなかの帳尻合わせっぷりだな。

ま、トータルで見たら褒められたものじゃないから、普通の対応をしておく事にしよう。

その後は、昼ご飯を食べに全員で実家へ。

今日は、お寿司。
近くの回る寿司屋に母・美智子が注文してたのを、ボクがさっき取ってきたのだ。

さて、食べましょう。
箸を持ってお寿司に向かう。

けど…

何だかネタに偏りがないか？
だってマグロも無ければ、サーモンも無い。

あるのは、カルビ寿司とか、生ハム寿司とかばかり。
そして何故か数の子寿司が大量にある。

これは間違いない。
母・美智子と愚妻が２人で選んだんだな。
自分らの好きなものを頼むのはいいけど、もうちょっとバランス良くしろよな！

数の子寿司は「みんな好きやから、たくさんいるやろ」と、母・美智子が一押しだったらしい。
いやいや。
そんな寿司、全然ポピュラーじゃないでしょうが。
それよりもマグロを一個でも注文して欲しかったよ。

案の定、数の子寿司は大量に余ってましたわ。

その後、息子が「この本を読んで～」と『桃太郎』の絵本を持って母・美智子のほうへ向かった。
それを読み始めたのはいいんだけど…

「おじいさんは山へ、芝刈りに行きました」
という場面を見て

「おじいさんは山へ、しばかれに行きました」

って！
おいおい！
おじいさん何やっちゃってんのよ！
ちょっとの違いだけど、大幅に意味が違ってきてるぞ！

息子の教育にも良く無いわ。
今後、母・美智子が絵本を読む時は横で見張っておかなくちゃいかんな。

ラストテニス

テニスに行った。

寒い。
とても寒い。
暑いより寒いほうが圧倒的に好きだけど、この寒さはちょっと調子に乗りすぎだ。
今年は雨のせいで、一番気候のいい時期にあまりテニスが出来なかったなぁ。
残念。

軟弱なテニスメンバーだから、この寒さでは集まりも悪いだろう。
と思ったら、意外といつもと同じくらいに７人の参加。

「寒い寒い」と、あちこちで聞こえつつも、いつものように打ってきましたよ。

今年最後となるテニス。
気分良く終わりたい。
と、結構真剣に頑張りましたわ。
ボチボチの生成期だったかな。

今年最後なのに全試合で敗戦だったＲ氏の落胆っぷりを尻目に、今年のテニスは終了しましたよ。

さて、１月２月は寒いからテニスは休止らしい。
せっかく最近少しずつ打てるようになってきつつあったのに残念だけど、これだけ寒けりゃ仕方ないわな。
健康の為の運動が、逆に身体に悪いもんね。

でもその間。
何か変わりにスポーツしたいなぁ。
屋外スポーツは無理だけど、室内だったら問題なかろう。

じゃあ何をする？
理想を言えば、お金がかからず、ラクで、ノンビリ出来て、暖かくて、あんまし動かなくていいのがいい。
コタツに入ってゴロゴロとお菓子でも食べていられるのがベストだ。
でもそんなスポーツはない。
多少は何かを犠牲にせねばなるまい。

お金を犠牲にするなら、ラウンドワンにでも通うのがいいんだろうな。
あそこならみんなで楽しめるし、色んなのがあるから飽きる事もない。
でも毎週となるとさすがに金銭的に厳しそうだなぁ。
あまり負担が多いと、参加者が減って寂しくなってしまうもんね。

いつも使ってるテニス場と同じ施設内に、室内の卓球場やバレーコートやバドミントンコートもある。
それなら今までとあまり料金変わらずに出来るから、そんなに高くない。
場所も今までと変わりないから、それが一番いいのかもな。

バレーは手が痛くて嫌だから、卓球かバドミントンかな。
でも室内とはいえ、体育館だからやっぱり寒いんだろうな。
寒がりなテニスメンバーが参加するとは思えない。

こりゃ何か、コタツに入ったままゴロゴロと出来るスポーツを開発するしかなさそうだな。
暖かくてラクなのを考えよっと。

裸足

息子（３歳）を保育園に迎えに行った。

玄関で待っていると、ヘラヘラして息子がやってくる。
どうやら今日は、昼寝の時のおもらしは無かったようだな。
良かった。
さて、寒いからさっさと帰りましょうかね。

すると息子が
「足がかいい」
と、その場で足を触り出したではないか。

ん？
虫にでも刺されたのか？
この保育園は基本みんな裸足で、息子も一日中裸足だからね。
刺される機会も多い。
足もとを見てみると…

うわっ！
ブクブクと、いくつも腫れあがっちゃってんじゃん！
しかも左右両方！
なんじゃこりゃ！

ちょうど横にいた担任の先生も驚いている。
どうやら、さっきまでは無かったらしい。
というか、今現在もその膨らみは増えているような気がする。
晴れ上がり方がクッキリとしてきているもんね。

慌てて先生とその場で息子のあちこちをチェック。

口の中やら腕やらお腹やらを確認する。
でも足以外は何もなく。
虫に刺された跡もなければ、今日は草とかに触ってもいないらしい。
熱がありそうな気配も全くない。

こりゃ、じんましんだな。
でも、時間的に食べ物関係のせいではなさそうだ。
すると「こないだ他の子が、温度差でじんましんが出てた。それと一緒かも」と先生。
ふ～ん。
そんなのがあんのね。
子供って色んな事でじんましんが出るとは聞いていたけど、温度差程度でも出るとは知らなかったよ。

暖かい部屋から寒い玄関にきて、しかも裸足だったからな。
確かに、それなのかもしれない。

でも。
ちょっと軟弱だぞ！
別に、アフリカから突然南極に行ったわけでもなかろうに。
保育園内の温度差で反応するって、どれだけデリケートというか過敏なのよ！
情けない。
こんなのじゃ、サウナの後に水風呂に入ったりも出来ないな。

もう病院が閉まっている時間だったので、そのまま帰宅。
家にあった塗り薬に『じんましん』と書いてあったのでそれを塗りたくってしばらく様子を見てたら、３０分くらいで治まりましたよ。
ハッキリとした原因は不明のままだけど、とりあえず良かった。

今後の為に、靴下を履かせるようにしたほういいのかなぁ。
履かせてもすぐに脱ぎやがるし、靴下代節約の為にも、あんまし履かせたくないんだけどねぇ。
迷うとこだ。

ま、今度また出来た時に考えよっと。

ばす

めんどくさいなぁ。
どうにかして、やらずに済ますことは出来ないのか。
毎日毎日、憂鬱でたまらない。

お風呂ってやつがさ！

これがなければ、すがすがしい気分のままで一日が終われるはずだ。

そんなに身体を洗うってのが重要か？

夏場ならともかく、汗をかかないこの時期は、そんなに汚れてないと思うんだよな。
だから数日間は入らなくても大丈夫と思うんだよな。
誰にも会わないような日とかは特にね。

例えば今日とか、家族以外では保育園の先生に会ったくらいだ。
それも、息子（３歳）を連れて行ったほんの数分だけ。
後は、コンビニのオバちゃんくらいかな。

さすがにその程度の交流では、クサいとも汚いとも思われないと思うよ。

じゃあもういいじゃん。
冬の間だけでも、２日に一回、いやさ３日に一回くらいにしておこう。

と思うんだけど…

やっぱり何となく気持ち悪くて毎晩入っちゃうんだよな。
隅々まで洗っちゃうんだよな。
そして出てきたらサッパリ爽快になっちゃうんだよな。

どうにか出来ないものかね。

そもそもボクは、お風呂のどこが面倒なんだろうか。
まず、服を脱ぐという行為が面倒だな。
風呂場まで歩くのも面倒。
身体を洗うのも面倒だ。
出てきて身体を拭くってのももちろん面倒。
さらに言わせてもらえば、頭はこれで洗って、今度は身体をこっちで洗って、顔はこれでってなるのも面倒だ。
やることなすこと、お風呂というものは面倒な行為が溢れている。

ハムスターみたいに、部屋の隅にある砂箱でゴロゴロ転がって済めばいいのになぁ。

せめて、時間だけでも短縮したい。
一気に済むんだったら、面倒臭さも短縮されるはずだ。

ドリフのコントであったみたいに、ヒモ引っ張ったら上から水がドシャ～って落ちてくるのとかいいな。
あれだけ大量だったら、一瞬で綺麗になると思うよ。
ま、部屋の中でそれをやってしまったら後処理が大変だけどね。
テレビやパソコンが壊れるかもしれないし、新聞はフニャフニャになってしまう。
カーペットもビショビショで、しばらくはそこに座れないだろう。

でも風呂に入る面倒臭さを考えたら、そっちのほうが遥かにいい。

ドリフの大道具さんに依頼して、我が家を改装してもらおっと。